田所Hancockさんの映画レビュー・感想・評価

田所Hancock

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お葬式(1984年製作の映画)

3.8

単なるコメディでは無く皮肉的なものを感じるのがとても良かった。
そしてどのシーンも印象に残る素晴らしい映像力。

ヘルタースケルター(2012年製作の映画)

3.5

映画としての面白さは置いといて、映像のインパクトは絶大。
耳障りなまでのBGMは正に登場人物の心情やこの作品全体を表している。
興味深い題材を扱っているのに描ききれていないのは少し勿体ないが、観た後頭
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欲望の翼 4Kレストア版(1990年製作の映画)

4.0

最高。
この作品が映画館で観れるなんて。
映像も勿論、役者も勿論素晴らしいんだけど、脚本と構成が凄まじい。
こんな映画の作り方は出来ない。
台詞もとてつもないパワーを持っていて、この映画を観たらかなり
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欲望の法則(1987年製作の映画)

4.0

もはや純文学の域に達するほど監督の心を感じる。
観ていて幸せでした。

神経衰弱ぎりぎりの女たち(1987年製作の映画)

4.0

大好き
とてもコミカルに描かれてはいるもののしっかりとその根底には愛というテーマがある。
思わず観ていて顔が綻んだし観た後もしばらく興奮状態になる作品だった。

PIGGY ピギー(2022年製作の映画)

3.5

ジャケットから想像した程のグロさは無かった。
作りとしては結構正統派な感じで、めっちゃグロいって訳でもなく破茶滅茶って訳でも無い。
かといって普通のホラー、スリラーかと言われたらそうではなくB級スリラ
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その男、凶暴につき(1989年製作の映画)

4.0

良かった。
冒頭の青年の家に殴り込みに行くシーンとエリック・サティの曲のアレンジが流れる中北野武が闊歩するシーンで最高の映画が始まったことを確信する。
全編とにかく映像と間のとり方が素晴らしい。
特に
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フランスの思い出(1987年製作の映画)

3.7

凄く心の温まる映画でありながらも、子供からの視点と大人からの視点の両方から様々な心情を描いていて色々と考えさせられる作品でもあった。
作品自体の雰囲気は温かく優しいけど、登場人物全員が色々な感情を抱え
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ホーリー・マウンテン(1973年製作の映画)

4.0

素晴らしい完成度。
一回観ただけでは相当勿体ない傑作。
ホドロフスキーの凄まじいセンスとパワーに胸をうたれる。
何度も観れば観るほど味の出る作品だと思う。

燃えあがる女性記者たち(2021年製作の映画)

3.6

女性たちが立ち上げたカバル・ラハリヤという新聞会社のドキュメンタリー映画。
過度なフェミニズムや説教臭さが無く観やすい作品でした。
インドの政治や社会の現状を世界に発信する社員の姿にはそれに対しての怒
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Love Will Tear Us Apart(2023年製作の映画)

1.5

スプラッターとブラックコメディを掛け合わせた映画は最近多いけど今作もそうでした。
グロさは無いに等しいしブラックコメディも面白くない。ブラックコメディはただ破茶滅茶なことやってたら面白い訳じゃない。
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ポゼッション(1981年製作の映画)

4.5

素晴らしい。
とてつもないパワーを感じる作品。
愛というものの概念や人間というものの概念について凄く考えさせられる。
中世の思想に影響を受けていることや、監督が哲学を学んでいた事が台詞回しや登場人物の
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姿三四郎(1943年製作の映画)

3.7

修復前のカットされてるバージョンを観た。
会話部分がちぐはぐになってしまっていたり途中のシーンが結構大きくカットされいたりしたけどこの作品の素晴らしさは伝わった。
アクションシーンの発想と工夫が素晴ら
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理想郷(2022年製作の映画)

4.0

面白い。
実際にあった事件を基にした作品でかなり衝撃的。
理想だと思っていた場所は地獄だったという観てるこっちも地獄展開。
観客の序盤のイライラが中盤、終盤になるに連れて恐怖に変わっていく構成はお見事
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メドゥーサ デラックス(2022年製作の映画)

4.5

良かった。
予告編ではミステリー映画っぽくなっていたけどただのミステリーでは無く、ミステリーが主軸になってその回りに色々なジャンルや芸術的且つ映画的な表現が纏わりつきとても素晴らしい仕上がりになってい
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草原に抱かれて/へその緒(2022年製作の映画)

3.6

良かったけど個人的にもう一息欲しかった。
ロードムービーと聞いていたけどロードムービーというよりはヒューマン要素が強い。
比喩的な表現も結構使われていたけどあまり活かしきれていない。
映像関連のカメラ
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菊次郎の夏(1999年製作の映画)

4.0

良かった。
言われている通り切なさと笑いのバランスが素晴らしい。しかもその切なさと笑いにはちゃんと意味がある所が良い。
こんなに切なく夏を描いた映画は他にない。
人間ドラマの撮り方はやはり上手だし今作
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パリ、テキサス 2K レストア版(1984年製作の映画)

4.5

いわずもがな素晴らしい。
道三部作などに比べるとより劇映画的なニュアンスが増え、でもヴィム・ヴェンダースの良さは確実にそこにある。
全てが良い塩梅に出来た映画。

ラスト17デー(2023年製作の映画)

3.7

これは中高生にはドンピシャの映画だと思う。
思春期に誰しも感じるであろう不安や悩みの改善策はこの映画にある!この作品を観ればかなり肩の荷が降りるのではないだろうか。
大きな悩みから思春期なりの繊細な感
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スキンフォード:処刑宣告(2022年製作の映画)

3.5

こういう映画は正直まず面白いつまらない関係無く公開されるだけでちょっと嬉しい(笑)
愛すべきB級映画だったしかなりクオリティは高めのB級映画だった。
ポスターに書いてある「女体連続爆発」もちゃんと見れ
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鯨の骨(2023年製作の映画)

3.7

観てしばらくしてからも余韻が残るような作品だった。
映画を観れば分かるけどタイトルの「鯨の骨」が結構この作品全体の比喩みたいになっていて現代社会への問いかけというか皮肉になっているように感じた。
VR
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栗の森のものがたり(2019年製作の映画)

3.7

不思議な気持ちになる作品だった。
現実的な部分と非現実的(幻想的)な部分が代わる代わる来る感じで最初は戸惑うけど段々慣れてくる。
芸術的な描写はもちろんだけど独特で印象に残るシーンが多かった。監督が意
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自殺サークル(2002年製作の映画)

3.6

このただグロいだけじゃない感じが良いよね(笑)
「エクステ」とかもそうだけど、いやーな感じなのにちょっと楽しいグロさ。グロだけじゃなくてホラー的なシーンも結構あるんだけど、エンタメに振り切っているかと
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牝猫たち(2016年製作の映画)

3.7

結構良かった。
愛、性、生、が主軸となって若干群像劇的な描き方がされている作品。
結構色々なものに対しての問いかけだったりメッセージが込められていたから胸にずしずしとくるけど、全くそれを嫌だと感じなか
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凶悪(2013年製作の映画)

4.5

めちゃくちゃ面白かった。
とんでもないシーンの連発で目茶苦茶なことやってるように見えるんだけどしっかりと映画の筋はしっかり通ってるのが凄い。
バイオレンスなシーンなのに思わず吹き出してしまうようなたち
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HANA-BI(1997年製作の映画)

4.0

素晴らしい。
日本映画の真骨頂はこれと言っても良いくらいの作品だと思う。
なんか、多く語りたくないような映画。

ボーダーライン(2015年製作の映画)

3.4

映像はかなり良い。
でも個人的にあまり好きではない。

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