わたしも介護していた父が晩年は話せなかったので、スージーの孤独はよくわかる
失踪したインフルエンサーを発見して一夜にしてセレブとなったスージー
見られれば見られるほど、観客が観てストーリーが進むほどに>>続きを読む
幻想的な死を時々空想する内気なフランの職場にフレンドリーなロバートが入社
彼が面と向かってではなく社内チャットで話しかけてきたのを機に会話するように
ロバートのことを知る度にフランから反応が引き出され>>続きを読む
36歳既婚女性が13歳の少年と性的関係を持って獄中で出産、出所後に結婚
彼女を演じることとなった女優が家へ
映画で求められる真実らしさと真実の差に撮影技法や鏡などを駆使してライトを当て、真実さえ人や振>>続きを読む
大河ドラマに出演する主人公に「実在の人物は演じるためにいくら調べても正解に辿り着けない」と言っていた父親が認知症に
彼はどんな人間だったのか
ヒューマンドラマとしてもミステリーとしても森山未來映画とし>>続きを読む
環境破壊に人生を狂わされたZ世代による命懸けの石油パイプライン破壊
大勢のための(自己)犠牲vs利己主義が様々なレイヤーで描かれる
編集かっけえ
ダニエルズの片割れやエドガー・ライトが年間ベストに挙げ>>続きを読む
それぞれのペースで話しつつ16歳の早瀬憩ちゃんにとって良い舞台挨拶デビューにしようとしてるみなさんがすてきすぎて上映前からうるうるしてたんだけどその空気感が本編でしっかりと捉えられててもうべしょべしょ>>続きを読む
メジャーどころで10年前の「キャロル」がハッピーエンドのレズビアンロマンスでしたがやっぱり酷い目に遭うし悲劇で終わる予感がずっと漂っていて
20年代に配信を中心にちらほら出てきてるけど本作は悲劇になる>>続きを読む
フュリオサが果実に手を伸ばしたところから始まる失楽園と父なる神への復讐
エクストリームな戦法や乗り物、名ゼリフが惜しみなく出てきて楽しすぎる
どうして複雑なアクションをこんなにわかりやすく、そして美し>>続きを読む
原題:Anyone But You
20年前っぽいノリだなと思ってたらシェイクスピアの空騒ぎ(Much Ado About Nothing)だった、400年前だった
これまでの映画化作品で1番よくでき>>続きを読む
目が合うだけで襲われるようになったヴィンセント
在宅勤務になり、人を避け、人恋しいのに恋愛が難しくなり…とコロナ禍っぽい
襲われ続けるあなたに問題があるのではって言う人がいるのも現代のSNSでよく見ら>>続きを読む
コング族最後の生き残りとなったコングと髑髏島の先住民イーウィス族最後の生き残りとなったジアが共鳴しながら“故郷”へ戻るお話
大切なのは故郷がどこか、ではなくそれを自分で選ぶこと
ノリノリの曲をかけて軽>>続きを読む
集合住宅の外が闇で覆われ、その闇に物でも身体でも入れると消えてしまう
住民たちは人種ごとにグループを作って争い始める
ロックダウン下での差別や死を描いてるんだけど日本公開遅すぎ
「1に1」おじさん笑っ>>続きを読む
14歳のプリシラを部屋に誘い(一緒に入るところを友人たちに見られないように毎回彼女を先に行かせる)、服も生活スタイルもすべて決めて与えるエルヴィス
そんな彼の“色”に染まっていたプリシラが自立するまで>>続きを読む
ボーグマンのアレックス・ファン・ヴァーメルダム監督10作目
演出家の妻と不倫しているのがバレた俳優ギュンターは報復でセリフを減らされて報復し返す
彼をカメラで追う肺が1つしかない娘、彼女をも監視するカ>>続きを読む
ケンとカズの小路紘史監督作
ポスターや予告編から凄いけどみんな面構えが良すぎるしスクリーン映えする表情をよく引き出せるなあ
家族とか一家って何なんでしょう
姉を殺されて裏社会に片足突っ込んでいく19歳>>続きを読む
ミスミソウの内藤瑛亮監督作
意外な形のシスターフッドムービーだった
山田杏奈や清水尋也を起用したミスミソウと同じく若手が鮮烈
赤、黄、青に意味を持たせて全編徹底した色彩設計は今後お手本として取り上げら>>続きを読む
クィアムービーだった…!大した表象もなかったですが😂
前作アフターライフの後に亡くなってひょっとしたらゴーストになっているかもしれないアイヴァン・ライトマン監督に対する息子ジェイソン・ライトマンの想い>>続きを読む
プレッシャーに苦しむ三男が急死してから悲劇に見舞われ続ける“呪われた一家”フォン・エリック家
もう父親がずーっと息子たちをランク付けしてるの
兄弟の幸せのために犠牲を払ったり喜んだりできる子たちなのに>>続きを読む
知恵の実たるりんごに象徴される知識欲に負け、その先にいる人のことに想像が及ぶまでに時間のかかるオッペンハイマー
人類に核の力を与えてトラウマに苦しみ続けた彼を、人類に火を与えて罰を3万年受けたプロメテ>>続きを読む
リュック・ベッソン史上最高傑作
テリングがべらぼうに巧い
女性に見放されたように感じて女性になり、キリスト教に見放されたように感じたダグの歩む道
キリストは神の子か人の子か
「あなたをどちら側に入れよ>>続きを読む
THE RIVER様に試写会に招待していただいて観ました〜
キングスマンシリーズの教会ファイトやラスプーチンのダンスファイトと並んで語り継がれるであろうシーンてんこ盛りの終盤までにゃんて楽しいの…!🐈>>続きを読む
ルノワールと偉大な彼に反発して映画に興味を示す息子(後に大いなる幻影やフレンチ・カンカンの監督)両者のミューズとなったデデ役の女優が魅力的!
原作はルノワールのひ孫(写真家)による小説
描線を明確にし>>続きを読む
機械仕掛けのマスコットたちが自ら動き出すのを目撃した夜間警備員
ジョシュ・ハッチャーソン久しぶり!ヒットして良かったね!
現実と夢あるいは“絵空事”の関係性をどう描こうとしているかわかっておもしろくな>>続きを読む
帰省の前に冷蔵庫を空けようとありあわせのものをスープにして友人たちに挨拶がてら配り歩く男性が苔を研究する移民女性と出会う
出会いと別れ、飛び去るものと根付くもの、現実と夢、スクリーンのあちら側とこちら>>続きを読む
不死鳥のように何度でも燃え上がる愛
許されない恋に落ちるロミオに共感したり火の鳥に救われたりするセルゲイが舞台に立つ側になって自伝を書き、それが映画になってまた誰かの孤独や傷心を癒すことに胸が熱くなっ>>続きを読む
アメリカン・ユートピアと比べると未成熟で客席とのコミュニケーションも一方的だけどこんなエネルギーを客席にぶっ放し続けられるの凄い
自分の列に他の人がいなかったから身体を揺らして楽しみました
「君の名前で僕を呼んで」を思い出した
名前を聞く度に思い出すから
あの命名は「何ひとつ忘れない」という約束
だから描く
人を生かすのは愛なんだなあ
魂が震えました
破り方を見るとたぬきのようで、倒し方を見ると熊のようで、食べ方を見ると猿のようで
すべてのセリフが愛について語っているようであり、この映画そのものについて語っているようでもあり
証明するために痕を残そ>>続きを読む
ビデオゲームのキャラクターが繰り返される戦いや不条理な世界に苛立ちを募らせていく
どうせ(ゲームオーバーで)死ぬのに生きる意味とは?の答えも主人公の最終目標もそれにしなければ良作だったのになー
マーク>>続きを読む
21年のゲームストップ株騒動を映画化
ゲームストップはもうダメだろ〜とウォール街のエリートたちが株を空売り(株価が下がると儲かる、上がると損する)しまくる中、SNSで「ゲームストップは過小評価されてる>>続きを読む
全編とんでもないパワーとシスターフッドに満ちている
あなたは変わらなくて良い、でも変わりたいのなら人はいつだって変われるんだ
予告編好きだけど本編を観終わると魅力が10分の1も伝わってないなあと思って>>続きを読む
闇夜に王の子が怪死した事件の唯一の目撃者は秘密を抱えた盲目の男
明らかになるのは誰もが見て見ぬフリをしているということ
夜明けに向けて闇がどんどん深くなっていく
絶望で目の前が真っ暗になる
ユ・へジン>>続きを読む
「誰かの幸せは誰かの不幸の上に成り立っている」をホラーで表現した怪作
祖父母が突然よくわからないことを言い出したかと思えば話しかけても無反応だったりするのを主人公が認知症かなと言ってたけど認知症だよね>>続きを読む
マッチングしたハンサムな大富豪クリスチャンの飼い犬は犬の着ぐるみを着て犬として振る舞う男性フランクでした
クリスチャン役の顔が整いすぎているのも絵面をより不気味にしていて良い
ジャンルチェンジもオチも>>続きを読む
事件の容疑者となった最愛の息子を守るために彼が家にいたとウソの証言をしてしまった母親の罪悪感
被害者女性叩きと容疑者男性擁護
スキャンダルやウーマン・トーキングに続いてラストの選択がうれしい、わたしも>>続きを読む
目を見ながらお辞儀をするのが傲慢とされた時代にルイ15世を国王としてではなく1人の男性として見つめ、黒人の少年を名前で呼び、自身も個や美学を貫く
フランスの宮廷で初めてカツラやコルセットを脱ぎ捨てた女>>続きを読む