終盤の酒場のシーン、シャーリーマクレーンの表情の移り変わりが見事。
ジャックレモンのコミカルな演技とワイルダーの細かい演出が粋。
夫婦間の普遍的な教訓を2時間半の寄り道をしながら説いてくれる映画。
意味深なカットや真実をぼかしてくる話の構成が非常に魅力的。
トムクルーズの単純でクズな旦那役もそれなりにハマっていると思う。
主人公の幼少期、高校生、大人という時間軸に貧困、麻薬、セクシャルマイノリティの3つのテーマが絡む構成。フアンが中盤にシャロンに語りかける言葉が大きなテーマになっていて、その言葉に導かれるように痛みを伴>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
板書の問題を解くシーンやバーでインテリ男子を言い負かすシーン、CIAの面接シーンなど大味な部分と、工事現場のシーンや終盤の面談シーン、チャックがウィルの旅立ちを察するシーンなど緻密な部分が折り重なって>>続きを読む