tomokiさんの映画レビュー・感想・評価

tomoki

tomoki

映画(104)
ドラマ(3)
アニメ(0)

羊たちの沈黙(1990年製作の映画)

4.0

映画の最も大事な要素の一つが、キャラクターであり演者だということを強く感じる良作です。
この映画においてアンソニーホプキンスとジョディフォスターは凄まじいほどの雰囲気を纏っていて、この2人が動いている
>>続きを読む

ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

3.5

村上春樹らしさ全開の、悲しげで不思議で綺麗な映画。
多言語演劇という、グローバルで手話もある多様性に富んでいて、それでいてチェーホルが題材の演劇といクラシックと現代が混在する感じが、抑揚したストーリー
>>続きを読む

イングロリアス・バスターズ(2009年製作の映画)

3.5

ナチス占領下のフランスが舞台とは思えないほど、エンターテイメントに振り切った作品。
タランティーノ監督の趣味が存分に出ていて、バカバカしさと、狂気の狭間に夢中になっしまった。

あとこの作品はキャラク
>>続きを読む

ブラックホーク・ダウン(2001年製作の映画)

2.0

凄くリアリティを感じながらも、予想通りとの展開と、ひたすら銃撃が続く展開で既視感と単純さを感じてしまった。
ただこれが本当の戦争なのかも知れないが、やはり映画にするにはもう少し要素が欲しいところ。
>>続きを読む

音楽(2019年製作の映画)

3.0

展開が斜め上過ぎて面白かった。
また、雑な絵かと思いきや、音楽を映像で表現する事に凝っていて、背景も美しかった。
あと音楽も全体的に良く、最後のステージの曲は記憶に残る。
とても面白い、見るべきアニメ
>>続きを読む

ドライヴ(2011年製作の映画)

3.0

渋くてお洒落な映画。
存分にカーチェイスが入っており、ちょっとワザとっぽいマフィアや、イケメンすぎるライアンゴズリングというちょっと野暮ったくなる設定が、上手いことフィットされていて良い映画になってい
>>続きを読む

パワー・オブ・ザ・ドッグ(2021年製作の映画)

4.0

登場人物4人のシンプルな構成と、美しい西部の荒野を舞台とする一見シンプルだが複雑なストーリー。
正直いって初めの1時間はどう進むのか、何の作品なのかもよくわからない。
けど、4人の人物の個性が段々と伝
>>続きを読む

シカゴ7裁判(2020年製作の映画)

3.0

反ベトナム戦争の若者達のデモと衝突後の裁判を描いたもの。
とにかく裁判にフォーカスが置かれているため、殆どが法廷のシーン。
裁判が主なので退屈かと思いきや、デモも主要メンバーがかなりキャラが濃いので、
>>続きを読む

ザ・コンサルタント(2016年製作の映画)

2.5

自閉症だが、軍隊の父のおかげで強く、数字にめっぽう強いという主人公のお話。
普段は麻薬組織関連の仕事していて、時折表のコンサルをすると、なぜか裏の世界とまた関連してしまったという。

主人公のキャラ設
>>続きを読む

アキラ AKIRA(1988年製作の映画)

3.0

漫画の最高傑作の一つAKIRA
映画も相当な予算をかけられた素晴らしい作品とのこと
確かに冒頭〜中盤までの完成度や作画、音楽は完璧でした!!!

個人的には漫画の圧倒的なストーリーとかけ離れてたのでシ
>>続きを読む

パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

3.5

一言で言うとタランティーノ監督の趣味が存分に出てて中毒性がある映画でした。
時系列はバラバラ、変な言い回しの応酬、個性的なキャラの多さ、絶妙なナンセンス(日本刀とか、変なインテリアとか、ツイストダンス
>>続きを読む

バタフライ・エフェクト(2004年製作の映画)

4.0

友人達から良いとは聞いていたけど、なかなかサブスクサービスには出て来なかったので今更視聴。

結論から言うとかなり面白かった。
今や定番とも言えるタイムリープ物。当時は新鮮だったのかな。。しかも恋愛や
>>続きを読む

THE GUILTY/ギルティ(2021年製作の映画)

3.0

ジェイクギレンホールの一人芝居映画。
好きな俳優の1人なんで観れて良かった。
話はちょっとsearchに似ている様な気がする。視聴者への想像を掻き立てる内容。

ジェイクじゃなかったら物足りない気もす
>>続きを読む

プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

3.5

ここまで先が全く読めない復讐劇は初めてだった。
何より血は流れないし、死ぬシーンもないどころか、爽やかな恋愛シーンもある。そこからジワジワと過去が明らかにされていく抑揚の効いたミステリー要素が新鮮だっ
>>続きを読む

レナードの朝(1990年製作の映画)

3.5

誰もが認める名作。今更ながら始めて視聴。
期待通りの素晴らしい映画でした。

慢性神経病の話なので、全体的に雰囲気は重く、神経病の患者の描写により辛い描写が多いが、レナードの朝と呼ばれる優れた邦題の通
>>続きを読む

ヤクザと家族 The Family(2021年製作の映画)

3.5

かなり良い出来た邦画。所謂ヤクザ映画は序盤のみで、メインは現代のヤクザの苦悩。

舘ひろしを始めとした老いていくヤクザの悲壮と、尾野真千子と市原隼人という一般人からの悲壮感が伝わってきて、かなり重さを
>>続きを読む

ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

3.0

ストーリーは単純だけど、スピード感あって分かりやすい良い映画です。

天才ドライバーに、綺麗なヒロイン、あと悪者たち、見飽きた様な当たり前の組み合わせを、令和の時代に面白く仕上げるなんて、監督は凄い。
>>続きを読む

ゴーン・ガール(2014年製作の映画)

4.0

デヴィットフィンチャー監督の作品は、スリルとリアルと不思議が常に漂い続けていてどの作品も始まりから終わりまで飽きさせない。
この作品はエミリーの不思議さと不気味さがより一層際立っていて夢中になってみて
>>続きを読む

映画 えんとつ町のプペル(2020年製作の映画)

3.0

アニメ映画はあまり観ないが話題になっている為、映画館で視聴。西野さん信者が盲目的に評価してるという噂があるのであまり期待して無かったが、正直そこそこ良い映画だった。
ちなみに絵本原作や西野さんの動画な
>>続きを読む

トレインスポッティング(1996年製作の映画)

3.5

25年前の作品ですが、古さを感じさせないセンスの塊の様なスタイリッシュな映画でした。
全編を通して、ドラッグから抜け出せない主人公と、悪友達にフォーカスを置かれていて、ストーリー性というより、音楽や雰
>>続きを読む

TENET テネット(2020年製作の映画)

3.0

クリストファーノーラン監督はメメント以外は正直あまり好きじゃ無いんですが、この作品はとても面白く、また観たいと思える作品でした。

理由としては世界観が難解なものの、時間逆流の部分以外はシンプルな00
>>続きを読む

鍵泥棒のメソッド(2012年製作の映画)

3.0

邦画の中では、これまで観た中で正直トップクラス。コメディタッチの中ではこれが一番かも。ちなみに重めの作品では百円の恋。

香川照之と堺雅人という癖強めの演技派2人が対照的な主人公を演じ、広末涼子という
>>続きを読む

ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

3.0

若草物語を中心に置き、自身のドキュメンタリーともいえる物語が出版されるまでと、物語の序盤の少女の頃が交互に折り重なって描かれるストーリー。
書かれたストーリーがそもそも青春や姉妹愛、困難ありで面白い上
>>続きを読む

カセットテープ・ダイアリーズ(2019年製作の映画)

3.0

イギリスのパキスタン移民を主人公に添える青春ストーリー。パッとしない街をスタートに、音楽から勇気を受けて少しづつ道を切り開くというストーリーは定番的ですが、ムスリムのパキスタン移民というあまりに重い境>>続きを読む

her/世界でひとつの彼女(2013年製作の映画)

3.5

新しい発想に驚かされた面白い映画だった。人工知能で声だけのスカーレットヨハンソンに、癖のあるホアキンフェニックス。ほぼ2人だけの映画だった。ただ、そのシンプルな内容があまりにも人間染みていて夢中になっ>>続きを読む

ビッグ・フィッシュ(2003年製作の映画)

4.0

ティムバードンらしいファンタジーな要素が入りながらも、全体を通して現実的なストーリーとしてまとめられていて、どこまでが本当でどこからがウソかわからない映画となっていて面白かった。監督の解説でも現実とフ>>続きを読む

インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌(2013年製作の映画)

2.5

コーエン兄弟は最も好きな監督の一つ。こちらも評価高かったので期待して視聴。
見た感想として、悪くはない。けど、かなりさっぱりというかコーエン兄弟ぽくない作品。後期の作品なのであえてかもしれませんが。
>>続きを読む

コードネーム U.N.C.L.E.(2014年製作の映画)

3.0

めっちゃ単純、シンプルなスパイ映画、テンポが速くまるでゲームみたいな展開。
もうちょい凝ったストーリーでも良いけど楽しくエンターテインメントで見られるし、展開全てが楽しいスパイ映画のお手本みたいな作品
>>続きを読む

天使のくれた時間(2000年製作の映画)

3.5

本当に暖かくなる映画。ニコラスケイジとティアレオーニしか実質出てこない様なシンプルな映画なのだけど、もしあの時もう一つの選択をしていたらに対してシンプルだけど、楽しく魅力的にそして考えさせられる様に描>>続きを読む

インターステラー(2014年製作の映画)

2.0

クリストファーノーラン監督は世界トップの監督と言うけど、自分的にはいまいち好きじゃない。デビットフィンチャーやマーティンスコセッシという肩を並べて評価される監督陣と比べると人間味がなくてご都合主義な気>>続きを読む

キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン(2002年製作の映画)

4.0

ディカプリオとトムハンクスという豪華な主役。さらに、通常じゃありえない様なストーリーが実話だったというから現実は小説より奇なりという感じ。
映画自体も、大胆で隙だらけの詐欺を繰り返すディカプリオと、そ
>>続きを読む

リトル・ミス・サンシャイン(2006年製作の映画)

3.5

サクセスストーリーでもないし、ブラックコメディとアメリカで言われてる位悪いことが続いて行くのだけど、それも含めてほっこりしてしまう不思議な映画。
毒っけがある個性的な家族と愛くるしい子供のオリーブ、古
>>続きを読む

トゥルーマン・ショー(1998年製作の映画)

3.5

コメディタッチで描かれるジムキャリーの明るいストーリーと思いきや、それは全て仕組まれた本人だけがしらないテレビドラマの世界だったという設定が非常に面白い作品だった。
1つ間違えたらかなり薄っぺらになり
>>続きを読む

グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

3.0

架空の国の不思議なホテルの物語。大金持ちのホテルのオーナーがなぜホテルの従業員室に定期的に泊まるのかという問いから、過去を思い出して行く。
ストーリーは先が読めない感じで面白い展開ではあるが、良くも悪
>>続きを読む

カフェ・ソサエティ(2016年製作の映画)

3.0

金持ちの叔父、成長過程の主人公、そして2人の美女が中心となったいかにもウディアレン監督と言ったストーリー。
2人のヴェロニカのうち、もう1人の方はあまり描かれず、クリステンスチュアートの方ばかりを美し
>>続きを読む

シェフ 三ツ星フードトラック始めました(2014年製作の映画)

3.0

凄く暖かい話で観ていて気持ち良かった。才能あるシェフが、一度レストランから離れることで、家族や人生も良くなって行くところの流れはとても良い。息子がSNSでサポートしてくれたり、一緒に成長して行くところ>>続きを読む

>|