たかちゅんさんの映画レビュー・感想・評価

たかちゅん

たかちゅん

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.9

史実かフィクションかではない、そこに今知ることができる世界がある凄さ

ブリキの太鼓 ディレクターズカット版(1979年製作の映画)

3.9

時代は人が作り、人は時代の中に生きている。オスカルの一歩引いた目線と我儘さがその時代を生きる多くの人の人生を左右するというバタフライエフェクト的な視点もどこかにあって面白く感じた。

PITY ある不幸な男(2018年製作の映画)

3.3

快楽に溺れたら人は抗えない。快楽に溺れた人に人は抗えない。
犬は溺れなかった。

ロブスター(2015年製作の映画)

3.3

常識的と思われている人間関係の価値観のくだらなさを描いていて、どこか気持ち良いが、少しぬるさもあった
最後は人間だからできることをしなさい、と支配人婦人が言うところが、この作品の一番キーポイントに思え
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ボーはおそれている(2023年製作の映画)

3.9

誰の視点でもなく、ボーに起きている日常を描いたもので、そこに現実か夢か妄想かなどといったものは一切無いことに気付いた

15時17分、パリ行き(2018年製作の映画)

4.0

情報を得ずに観ることで得られる素敵がある。イーストウッドさんの奥深さを感じた。

福田村事件(2023年製作の映画)

4.0

映画としての面白さよりも、本事件の気持ち悪さが心をざわつかせたし、尚更まっすぐ観れた作品。だから何とも言えなくなる。それは本能的に人間としての見たくない醜さに起因するものだからかもしれない。

アリスとテレスのまぼろし工場(2023年製作の映画)

4.1

食べる雲も、寂しいから、龍ではなく狼なのだろう

純愛や人と人との心の燃え上がりは、アリストテレスのような難しい哲学や思想をも超越するのだ、という意味で名前を茶化して「アリスとテレス」にしたのかとふと
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