タキオン流子さんの映画レビュー・感想・評価

タキオン流子

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フォーカス(2015年製作の映画)

3.5

前半は痛快さもあり楽しかったけど、
後半はキャラクターの作りが甘く感じてうまくのめり込めなかった。

パプリカ(2006年製作の映画)

3.7

勉強として鑑賞。
音楽がとにかくカッコいい。
自分の好きなアニメ作品に影響を与えた作品なのだと再確認した。

ペンギン・ハイウェイ(2018年製作の映画)

4.0

森見登美彦が大好きだから甘くなっちゃうのかもしれないけど凄い良かった。
子供と将来また観たい映画。
もっと評価されていいのに。

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.5

ものすごい映画体験。
映画って映画館で観なきゃいけないんだ改めて強く感じさせられた。
ノーランの撮る映画は美しいし音楽、音響も最高に良い。
自分の知識不足が唯一の後悔だけど、
本当に観て良かった。

アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

ウィットに富んでるのはまさにこの映画!
痛快さがよく全体的な画のセンスも好みで好き。
ラストは主人公にこの体験を語らせてわかりやすくしたく陳腐にしたくないということなのかと解釈。

永い言い訳(2016年製作の映画)

3.9

やっぱり西川監督の映画は刺さる。
人の暗い部分の解像度が非常に高く、
主人公の苦悩には自然と共感していく。
余白の残し方が絶妙で見終わってからも考える部分が多くとても考えさせられる映画。

8 Mile(2002年製作の映画)

3.7

展開にややテンポの悪さも感じるがその分ラストシーンの爽快感が最高。
曲も大好き。

冷たい熱帯魚(2010年製作の映画)

3.8

やっぱり園子温好きだなと思う映画。
普通の人間が狂気の扉を開くまでの過程がさも自然であるかのように感じさせてくる。

キャスト・アウェイ(2000年製作の映画)

3.8

ラストシーンのために2時間以上かけて作られた映画な気がする。
トムハンクスの演じるキャラクターが見事でバレーボールとお別れるシーンには涙。

市子(2023年製作の映画)

4.1

市子と彼女を取り巻くキャラクター達の解像度の高さが作品としての面白さに見事に昇華されていて素晴らしい作品!
ゆっくりと着実に市子に迫る構成はとても見応えがあった。
ラストも好き。

とらわれて夏(2013年製作の映画)

3.5

風景や空気感はめっちゃ好みの映画。
ラストは割と好きだし、母親の演技も迫真で素晴らしかったが中盤の展開がややおざなりでキャラクターの心情が突然変わったように感じた。

すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.0

主人公を通して世界の生きづらさをじっくりと描いた映画。
この監督は人の暗い面にフォーカスして描くのがとても上手い。
人それぞれ大なり小なり生きづらさをがある世界を描いたタイトルが「すばらしき世界」なの
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ジョン・ウィック(2014年製作の映画)

3.8

ストレートでかっこいい映画。
大きくなったら息子とみたい。

ある男(2022年製作の映画)

3.7

強力なキャストで各キャラの魅力がしっかりと描かれた映画。
人の背負う歴史とアイデンティティを問うストーリーはおもしろかったが、
詐欺師とのやり取りが飛躍して抽象的になっていたようにも思う。

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.1

前作に引き続き圧倒的映像と音響に更に磨きがかかったpart2。
サンドワームに載るシーンは最高の迫力。
ストーリーもローテンションでじっくりと展開していき、存分に世界観を表現していたが、きっとまだまだ
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BLUE/ブルー(2021年製作の映画)

3.7

終始おもしろく、後半もずっとワクワクしてみれた。
主役3人のキャラが上手く描かれていて、ボクシングを通した人間ドラマが見事。
挑戦し続けるカッコよさと苦難が時間と共にひしひしと伝わる映画だった。
唯一
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ゆれる(2006年製作の映画)

3.9

オダギリジョーと香川照之の演技が素晴らしい。特に、変わりゆく兄の姿と狂気を香川照之が見事に表現していた。
一つの事実を二人の視点から語ることで単純に見えるできごとを複雑で恐ろしものに見せる展開に惹き込
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ノマドランド(2020年製作の映画)

4.3

世界の美しくさと、人生の切なさと儚さ、その中で暮らす人の輝きが出会うノマドから燦然と伝わる美しい映画だった。
単著なストーリーではあるが会話の一つ一つが心に残り、
美しい自然で端々を埋められた映像が飽
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告白(2010年製作の映画)

3.8

惹き込まれるストーリーで2時間という時間の中でよく色んなキャラクターを表現したなという印象。
また、クラスの空気感を映画的に表現できていることも好印象だが最後はやや派手過ぎな表現な気もする。
総じてお
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タクシードライバー(1976年製作の映画)

3.9

前半のオシャレな街並みと軽快な主人公から後半の狂気に続いていくまでが見応えのある映画だった。
戦争による心の傷が原因のテーマだと思うけど、彼の抱える孤独感は現代でも近いものがあるんじゃないかと思う。
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正欲(2023年製作の映画)

3.7

毎回、朝井リョウが原作の映画には心に迫る何かを感じる。
彼らのフェティズムはわからないけど、彼らの息苦しさは映像を通して伝わった。
キャストの演技に感服。原作も読まねば。

AIR/エア(2023年製作の映画)

3.8

一点に対する集中力と苦悩が明快に映された映画。
学ぶことも多く、楽しんで観られた。

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.9

圧巻の映像体験であっという間の2時間。
この年のSF 、アクションのトレンドを体現したような一作。
家族と人生の可能性をマルチバースという設定を通すことで鮮やかに表現していた。

万引き家族(2018年製作の映画)

3.8

とにかく出演者みんなの演技に圧倒される。
家族といえない違和感と家族になりたい想いが見事に表現されていた。
血の繋がりだけが家族を定義しないけど、
それでも家族を選ぶことはできない。

新聞記者(2019年製作の映画)

3.9

どこまでがリアルでどこからがフィクションかわからなくなる恐ろしさがあって、観て良かった。
世の中の流れに対して一個人は非常に無力だと再認識させられたが、せめて自分がどこに流されているのかは考える必要が
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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

3.8

はっきりとした映像で田舎の港街とそこで暮らす主人公達の姿が活き活きと撮られた映画。
分かりやすいストーリー展開な分前半はやや単調で退屈に感じだが、
丁寧に主人公の環境を描くからこそ後半の葛藤と家族愛は
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

4.1

全シーンが今にも張り裂けそうな穏やかな静寂に包まれていて、映像に不思議な迫力を終始感じた。
そこに村上春樹の空気が流れて3時間飽きずに鑑賞できた。
西島秀俊の纏う生活感と胸の内の後悔のバランスがとても
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べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

3.8

気持ちいいスマートなバイオレンスと二人の異常な日常が観ていてとても面白かった。
観終わったらハイテンションになれる!

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