茶々椿さんの映画レビュー・感想・評価

茶々椿

茶々椿

シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

4.2

何度劇場に行き、何度サブスクで観たことか。
荘厳な話が綺麗に終わった喜びもありましたが、何よりも音が好きでした。
本質的ではないかもしれませんが、私はエンディングシーン→One Last Kissの流
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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

4.0

ジャズのことをよく知らなくても
「BLUE GIANT原作読めてないー!」って人でも問題なく没入できます。
音楽と絵の力が強い、、!

玉田の「本気で取り組む情熱」を取り戻すあの感じ、滾る感覚に自分は
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22年目の記憶(2014年製作の映画)

3.6

親子の愛の話。
みんな書いてるけど、前半と後半はまるで違う。
前半を観てると「やっぱりシビアな映画なのかな」と期待したけど、良くも悪くも後半は裏切られた笑

韓国の朴正熙が台本を閉じて、ガチのリハとし
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聖の青春(2016年製作の映画)

3.7

伝記映画はスコアをつけるのが難しい。
ありありとリスペクトが具現化された作品に点数をつけるのは、あくまで主観とはいえ憚られます。

山口恵梨子女流二段が本人役で出演しててホッコリ。野間口徹さんは谷川浩
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BORUTO NARUTO THE MOVIE(2015年製作の映画)

3.8

当方、大のNARUTO &BORUTOファンでございます。アニメ版BORUTOであれば★4.9を付けたいと思ってます。

多分、満を辞しての観賞であればとんでもなく泣いたと思う。ただ、アニメを観てから
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Kids Return キッズ・リターン(1996年製作の映画)

4.0

良い映画だった。

真面目に頑張るヤツとその足を引っ張るような存在。その二項は互いに惹かれあってしまって、どういうわけか怠惰な方向に道連れしていく。その遣る瀬無さがムゴかった。

同時に、邪魔されても
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盲目のメロディ~インド式殺人狂騒曲~(2018年製作の映画)

3.7

“踊りがないインド映画”という触れ込みだったが、逆にバチバチの音楽映画ではあった。

あれほどリスペクトした映画をクレジットに列挙する映画は初めて見た。監督はよほどヲタクっぽい映画ヲタクなのかなもと勘
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影踏み(2019年製作の映画)

3.5

友達が行くので事前情報なくついて行った。
サスペンス要素はただの素材で、それをきっかけに、双子という性質を使って善悪二元論を否定するヒューマンドラマというか。「一は全、全は一」という感じというか。
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みんな〜やってるか!(1994年製作の映画)

2.8

北野武ではなく、ビートたけし名義の監督作品。
とんでもなく下らないし支離滅裂なのだが、たけし作品というだけで「意図されたシュール喜劇」みたいに格式高いものとして見えてしまう自分がいる。色眼鏡はあってし
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ソナチネ(1993年製作の映画)

3.9

北野武監督作品を順を追って観ています。ついに4作目、ソナチネ。

結構バイオレンスに備えてたのだけど、中盤は”ヤクザの夏休み”という感じの丸々牧歌的な世界だったためほのぼのした。

北野武の自殺願望(
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あの夏、いちばん静かな海。(1991年製作の映画)

3.9

北野武監督作品を最初から順を追って見ています。ということで、3作目。

凄く良かった。全くバイオレンスがない。それどころか、ラブロマンス&ヒューマンドラマというテイスト。もちろん「ここに入るのか笑」と
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3-4x10月(1990年製作の映画)

3.6

北野武監督作品を最初から順を追って観ています。ということで2作目。

お、野球映画か??と思いきや、やっぱりヤクザは出てくるんだなという。
ヤクザと白痴性はキーなのだろうか。とはいえ、主人公がやや白痴
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その男、凶暴につき(1989年製作の映画)

3.7

北野武監督作品を最初から順を追って観る企画を僕の中で開催。ということで1発目はこれ。

全員気狂い
バイオレンスなのに、知らぬ間に笑ってしまっている。

イエスタデイ(2019年製作の映画)

3.7

ビートルズがいなくなった世界。
彼らの影響を受けた事物も存在しなくなってるのがいちいちウケる。作品中にビートルズ不在故の不具合が散りばめられている。いわば”ビートルズ頓知”。小ボケとして最後まで良いテ
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舟を編む(2013年製作の映画)

4.0

辞書編纂の話。
松田龍平のド真面目内気演技が超絶巧い。

内気な人は、感情を表現したり伝えることが苦手でなかなか人と仲良くすることができない。
だからこそ、受け入れてくれる人や向き合ってくれる人・モノ
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存在のない子供たち(2018年製作の映画)

4.0

「両親を告訴する。僕を生んだ罪で。」
安易に例えるならレバノン版『誰も知らない』

ドキュメンタリー作品を観ている感覚。
レバノン社会が孕むリアルな問題や残酷さを、無理せず、ストレートに伝えてくれるド
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ドント・ウォーリー(2018年製作の映画)

3.6

僕的にはよかった。

時系列がバラバラだが、それぞれ容姿が微妙に違うのでなんとなく理解できる。
禁酒会でのお茶会のシーンは、演技というより自然な討論会の温度感があってよかった。
許すことは大切ですな。

グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち(1997年製作の映画)

3.5

自らの脆さを曝け出すことができないでいる天涯孤独の1人の天才ボーイを軸に描かれるヒューマンドラマ。

チャッキー(ベン・アフレック)が、親友だからこそウィル(マット・デイモン)にストレートな言葉をぶち
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宋家の三姉妹(1997年製作の映画)

3.0

中国国民党の隆盛〜共産党への敗北まで、中国の歴史に寄り添い続けた三姉妹の実話。

KUSO(2017年製作の映画)

3.5

フライングロータスだから見た。
が誕生日に観るものではなかった(観る前からわかっていたが)
まぁ、苦行だったな笑

狂気のエログロナンセンスだったけど、最後になんか命題らしきメッセージ?を残していった
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タクシー運転⼿ 〜約束は海を越えて〜(2017年製作の映画)

3.9

光州事件での実話を元にした作品。もともと見る予定だったが、大学の課題として鑑賞。
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主人公のタクシー運転手 キムサボクが事態に気付き動揺するまで光州に入ってからもやや陽気な雰囲気が続く。キムサボクが
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愛がなんだ(2018年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

キャンプですみれさんが仲原くんを詰めるシーン。すみれさんもすみれさんなのにな笑 仲原くんのキレるポイントとか、仲原くんみたいな人のキレ方とか、まさにそれだった。そして、どんなに非難されようと「葉子さん>>続きを読む

マトリックス(1999年製作の映画)

3.7

子供の頃の回顧として鑑賞。
やはり今見た方がわかりやすい。大人になったからというのもあるし、インターネットがより身近に考えられるようになった今だから。

ただ、鑑賞後の一番の感想としては「エンディング
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劇場版シティーハンター 新宿プライベート・アイズ(2018年製作の映画)

3.0

平成生まれの自分としては、この時代錯誤感をリアルタイムで、しかも大衆映画で味わえることが新鮮で楽しかった。

今これを地上波でやると「セクハラだ!」などと声が上がるのかもしれないと思うと遣る瀬無い気分
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ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャー(2017年製作の映画)

3.0

前半くどかった気がしますが、戦争体験後は観やすかったです。

カウンターの姿勢を持ちつつポップカルチャーに挑むようなクリエイターが観ると1つのヒントになる映画なのでしょうかね。

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