犯罪が蔓延る街、かつてのニューヨーク。主演2人が魅せる渋くてイカれた男たちの運命が、時間を追うごとに交差する点に迫りゆく緊迫感に手に汗握る。
このレビューはネタバレを含みます
最初に言いたいのは批判じゃないし否定じゃないってこと。僕はこの映画を2回観て、ノベライズも読んで、観てからの2週間くらいは四六時中考えていた。
しかし最初に観た時も2回目に観た時も、一筋の涙も出なく>>続きを読む
とにかくジュリア•ロバーツ。「ノッティングヒルの恋人」もよかったけど、この映画では、ただただ見惚れてしまった。ベストフレンドだったけどやっぱり恋愛でした!の手のひら返しは感覚的によくわかんないけど、と>>続きを読む
原題は「He’s just not that into you.」男は好きなら自ら誘うから、そうじゃないなら気がないのよ、というメッセージ。いや、そうとも限らないし、なんとも思ってなくてもあとから好き>>続きを読む
重厚なストーリー展開とマフィアの人間模様。「これぞ映画かあ」と思った。若かりしロバート•デ•ニーロがろくでもないんだけどかっこいい。でも、もっとろくでもないのはジョー•ペシ演じるニッキー。好景気に心躍>>続きを読む
父としても夫としても自信がない。でも料理の腕はピカイチ。武骨で真っ直ぐ、妥協がないけど仲間に慕われる兄貴分。彼が全てを失ったかに見えた時、人生に光が差す。
マイアミのキューバサンドが食べたくなる、あ>>続きを読む
一流同士が緊迫した時間の中で至高を目指す。人を頼れない孤高の男が本当の意味での強さを探す、胸が熱くなるストーリーです。すき。
アクションシーンはすごかったけど前情報がないなか気になる疑問が多すぎてついていけないまま終わった感じ。没入できなかった。
時代背景を知ってもなおトラヴィスの行動がよくわからなかった。少女役のジョディフォスターは危うさと可愛さが絶妙だった。古きニューヨークの街に孤独と退廃はよく似合う。
燻んでいるけどつよいブルー、イエロー、グリーン。学校の教室も廊下も先生の家も色が印象的。すごく好きな人と一緒になれるとは限らないわけで、先生はずるいけど大人の男も揺れるしぶれるし、それを見せまいとして>>続きを読む
鬼神の如く強い。容赦ない。でも機械的じゃない。漂う哀愁と深い痛みに全編通じて人間くささを感じる。
1人の人間が複数の人格を演じたら、大抵の場合は滑稽になると思う。でもどうしてだろう、ジェームズ マカヴォイがやると背筋がゾクッとする。同じ人間のはずなのに、だんだんと別人に見えてくるのだ。
孤独と隣り合わせの日々。耳元でささやく声に恋しても、たとえそれがAIでもおかしくない。全編を通じて暖色系の色が印象的だった。あたたかい、はずなのにどこか寂しい。人肌ってやつが必要なんだろうか。
ふだんの何気ない日常。つまらないと思った一日。時を止めて繰り返せば愛しい瞬間に巡り会う。僕はあのシーンが好きです。本当は決して巻き戻せない時間だからこそ、かけがえのない毎日なんだと気づかせてくれる、大>>続きを読む
ストーリーも展開も面白いんだけど謎解き要素がイマイチだったかも。おいしいはずなんだけど麺が伸びちゃってるラーメンみたいな。
誰が悪人なんだろう。瞼の裏に残るのは哀しい赤。信号機、ホテルのブランケット、光代が着るフリースの赤。痛みすら感じる孤独が折り重なって、人は人を殺め、同じ手で人をつよく抱きしめるのか。
宇宙の話なんだが、家族の話でもあり、つまるところ人間の話である。説明不可能ないろんな事象を超えて、愛が通じたことに感動を覚えた。
謎だらけの世界観なのに、序盤から引き込まれる。ぶっ飛びとんでも設定を感じさせないくらい、淡々と物語が進んでいく様は俳優陣さすが。飛行マシンの動きがなぜだかずいぶん印象的でした。
普通だと思っていた人が狂っていく。全編を通じて、時代を超えた普遍的な恐さを感じる。てゆうかカメラワークと音響だけでも恐い。何かが見えてる子どもは恐い。いや、母親の表情が実は一番恐いかも。
美男美女とスーパークラシックカー、以上。辛口だけど、ほんとにそれ以外は見所がなかった。残念。
危険をかえりみなさすぎて、とる行動がぜんぶ悪手。それゆえリアリティがなくてスリルを感じなかった。
近づいたり離れたりの2人にドキドキ。ジェニファーローレンスとブラッドレイクーパーがさらに好きになる一作。
素直になれないナタリーポートマンがso cute. もっと近くにいたいけど、傷つくのはこわい。でもやっぱり近くにいたい。
光がとても綺麗。それが一番の印象。三部構成になっているストーリーがすこしわかりづらかったのと、青春期の片想いの表現に共鳴できなかった...
妻を交通事故で失ったものの、悲しいという感情がない主人公。涙がでない日々から、新たな人との出会いがさざ波のように感情を揺り動かしていく。単純に面白い映画じゃないけど、感情の機微が気になって最後まで観て>>続きを読む
猟奇的で狂った人間模様に唖然とする。エンディングに向かって段々と理解できなくなって3.2
時が経ちすれちがい、見た目が変わり、大人の駆け引きを覚えたとして、いろんなもの脱ぎ捨ててしまえば恥ずかしいくらいありのままのいつかの2人がいる。そうか、そういうことか。
好きとか愛してるとか、言葉にならない、しない、形にならない曖昧で抽象的なやりとりがウィーンの街にひたすらに優しく溶けてゆく。
全体的に好きな感じ、なんだけどカルヴァンの行動に共感できずモヤっとする。ルビー役のゾーイ カザンは本当に素敵。
誰も自分のことなんて見ていない。そんな風に一度でも思ったあなたの心に暖かな陽だまりができるでしょう。
1人の人生は同時並行的に複数存在する。(するのか?)あの時もしああしていれば、と考えると不思議な感覚を味わう。
当たり前だと思っていた前提がぶっ壊れた時、感じたことのない恐怖を感じる。
痛快。何も考えずに観て楽しい。ひたすらアホで真っ直ぐな白鳥に知らず知らずと共感してしまう。
まさに凶悪。全員ハイレベルな俳優陣の中でリリーフランキーの好演が印象に残る。善悪の境目どころじゃない、極悪非道の極みにあるドラマに目が離せない。