chamさんの映画レビュー・感想・評価

cham

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セッション(2014年製作の映画)

3.0

夢、執着、憧憬、羨望、劣等感、羞恥、失望、憤怒、復讐、、、
「これになりきれなかった俺」
ドロドロとした音楽への愛憎に一気に引き摺り込まれる。映画がうまい。

原題のWhiplashのままがよかった。
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バービー(2023年製作の映画)

4.0

SNSの悪ノリで良い印象が無かった作品だけどピンクの世界もレトロな衣装も可愛かった🩷
開幕キューブリックパロだったからどんなやねんと無駄にソワソワ。大味なコメディの割にけっこう繊細な話題だった。

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悪魔館 死霊のせいなら、有罪。(2020年製作の映画)

3.3

タイトルのせいで死霊館のパチモンっぽいけど全然ちゃんと別の話だった。
愚かだけどおばあちゃんたち執念すごくてイイネ!悪霊パーティー

バリー・シール/アメリカをはめた男(2016年製作の映画)

3.7

CIAと麻薬の運び屋の二足の草鞋。実話系。
いや、かわいそうだよ!!!天才パイロットだからってひたすら無茶振りされてて気の毒
資金洗浄に困って札束を土に埋めるのはアメリカではお馴染みなんでしょうか

テケテケ2(2009年製作の映画)

3.3

期待を裏切らないチープさだけど意外とちゃんとしてる
利用している気で利用されている

MAMA(2013年製作の映画)

3.7

山小屋に取り残された幼い2人の子供たちはどのようにして生き延びることができたのか?

血のつながらない親子関係、愛の行方や絆の描写にしっとり感を感じていたら
しっかりがっつりホラーパーティー始まって叫
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ブレードランナー ファイナル・カット(2007年製作の映画)

3.9

大都市ロサンゼルスの宙に浮かぶ巨大モニターに芸者さんが何度もカットインしたり、板前さんが屋台やってたり、端々から聞こえてくる日本語案内だったり、漢字は中国語だったりと色々気になって面白い気持ちに。>>続きを読む

リプリー(1999年製作の映画)

3.8

ドラマ版を見て気になったので視聴。

一度嘘をついてしまったらもう戻れない。会話の流れから仕方なさと好青年っぽさが漂っていて、冒頭の懺悔を聞き返すとなんか哀しかった。
全体的に耽美な雰囲気でリプリーに
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フォロウィング 25周年/HDレストア版(1998年製作の映画)

4.4

認知のひっくり返り方がきもちいー!
自主制作映画でここまでできるってマジ?映画館で観ても全然安っぽさを感じなかったし没入感も損なわれなかった。70分なのに展開が怒涛でもうちょっと長く感じた。音楽よかっ
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ブラック・フォン(2022年製作の映画)

3.5

広く浅くいろんな要素が混ざっててエンタメとして見やすい。ホラーっていうより異能者モノだったかも。
黒い電話から聞こえる相棒の声、アツい!

コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.0

聾唖の家族に唯一健常に生まれてしまったルビーは歌うことが好き。だけど家族にその歌声が届くことはない。

前半〜中盤はルビーの視点が主なので、家業を盾に青春を搾取され続けるのが「はやく逃げろーーーッ!!
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グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

3.7

重要な情報はほとんど映像で流れていくから画面に集中できるタイミングで見た方が楽しめそう!
美術が可愛くて可愛くてミニチュアが欲しくなる。

雪山のラフなコメディ感がとても好きだった。
クズっぽいノリだ
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マルセル 靴をはいた小さな貝(2021年製作の映画)

4.3

「人間はたくさんいるけど、これはコミュニティじゃない。ただの視聴者だ」

マルセルは群れを大切に思う優しい生命だけど、共に生きられる者と生きられない者の区別はきちんと持っていて、温かくて可愛いやり取り
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劇場版 魔法少女まどか☆マギカ 新編 叛逆の物語(2013年製作の映画)

3.5

10年前に初見で本当に許せなくて、3年前に観てもまだ許せなくて、そろそろ寄り添えるかなって思ったけど新鮮に許せなかった。

マミさんVSほむらちゃんのバトルシーンすごくカッコいい!あそこで急所を狙えな
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カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

3.7

組のカラオケで絶対最下位になりたくないヤクザVS思春期声変わり合唱部部長。
サブカル的にはおBL分類だと思うのだけれど、キャスティングも脚本もめちゃよかった。「カラオケ行こうや」の奇特な絆を感じました
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十二人の怒れる男(1957年製作の映画)

4.4

12人のキャラの濃いおじさんが個室で90分話し合ってるだけ!
裁判の様子や本人たちの姿は一切映らないのに、情報の照合だけで浮かび上がってくる人物像に「ああ〜…」と苦笑してしまう。
冤罪や陪審員制度への
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ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

4.0

きっとライヴ感のある映画だと勝手に期待していたら、思いのほか波乱のドラマがあってしんみりしてしまった
Queenだと意識してなくても聞いたことのある曲ばかりだった!ロックジャンルだけどグルーヴ感のある
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未知との遭遇 ファイナル・カット版(2002年製作の映画)

3.9

未知との遭遇によって崩壊する家庭を観る中盤辺りがかなり居た堪れなかったけど、
後半の演出がめちゃくちゃ楽しかった!音楽での対話シーンからの盛り上がりにテンションが上がった。
スピルバーグってスゲ〜や!

2001年宇宙の旅(1968年製作の映画)

4.5

SFでありオカルトでもあり、宇宙の神秘と真理に触れるような正気度ロール映画。
時計仕掛けのオレンジの、瞼をむりやり固定されるあのシーンを思い出しながら観た。もっと直接脳に流し込まれるような感覚。

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ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

3.5

半年後に彗星が落ちてきて世界が終わる!
資本主義エリート志向とキャンセルカルチャーの鍔迫り合い。
政治のために軽視される科学や思想による分断など、現実問題を露悪的に取り扱うコメディ。
幼稚さが目立って
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オデッセイ(2015年製作の映画)

3.7

植物学者が火星に取り残されて自給自足しながら帰還を試みる話。
怪物とか出てこなくて純粋な宇宙って怖ー!を味わえる。

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

5.0

同じ時代を生きてくれてありがとうクリストファー・ノーラン

マエストロ:その音楽と愛と(2023年製作の映画)

3.6

天才音楽家と彼を支える女優の華々しい生活、そしてその退廃美
壊れかけた家庭を取り持つ愛の軌跡や、病気の無情さが喉の奥を刺す
人の生

ハッチング―孵化―(2022年製作の映画)

3.5

愛されたい、けれど家族は自分のことばかり。家の中にモンスターがいる。息苦しさで潰れそうになる。結末にカタルシスはない。溺れたまま助けてもらえなかった小鳥。
最後はもう水鏡を見ているようで、「こうしてほ
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グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

4.0

ディズニー実写映画の趣がある
人生山あり谷ありだけど夢もあるし愛もある
映画館で観た勢いでサントラ買って毎朝聴きながら出社してた

ファンタジーミュージカルとしてめちゃくちゃ楽しめるんだけど、実話ベー
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アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

4.5

肌色の対立や差別に縁遠いアジアからなんかわかった風に批評する行為もまた映画の型にハマる感じがしてブラックコメディが完成されすぎてる。見ちゃった時点で負け!オチまで完璧でした😂

プレステージ(2006年製作の映画)

3.9

知らない方が幸せなことってあるよね。
映画を観ていたらいつの間にか奇術に取り込まれている。
熱があるけど冷めていて、乾いているけど湿っている。

女神の継承(2021年製作の映画)

3.5

またやってる🥹 娘の奇行が痛ましすぎる
土着信仰に人生を捧げたニムの顛末があんまりだよ〜と思う一方、そういえば序盤からどこか冷めてたなあという納得感もある

スラムドッグ$ミリオネア(2008年製作の映画)

3.8

景気のいいパッケージだからこんなにしっとりしてると思ってなかった。
インドの格差…治安…幸運ではなく運命だった。サリームはアナグラムってこと?😭
ハッピーって言っていいのかな〜って噛み締めてたらエンド
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MEN 同じ顔の男たち(2022年製作の映画)

3.4

コンセプトがわからない、ただただ不愉快、フェミ系の映画?ってずっと首傾げてた。
追い詰められた女性の防御反応が解像度高くてエグ〜。ちょっとストレートすぎるよ、加減して😭

もしかしたらどんでん返しが?
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人生スイッチ(2014年製作の映画)

3.5

爽快感のある逆襲劇は1本目だけです!飛行機の話見たらUターンしてもいいかも笑

人には押してはいけないスイッチを押してしまう瞬間がある。押された後はとにかくクドい!長い!という醜態の解像度も含めて笑え
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ファイナル・デッドブリッジ(2011年製作の映画)

3.5

4作目飛ばしちゃて5作目。めっちゃ予算増えてるw
時系列の差し込み方に唸っちゃった。これは気付きたかった!
相変わらずどれもあったらイヤな死に方だけどマッサージの「ここで…?!」感がハンパなかった🥹

デッドコースター/ファイナル・デスティネーション2(2003年製作の映画)

3.5

2作目!ただでさえ高速道路でトラックの後ろ走りたくなさすぎるのに!コワすぎ😇
1作目との背景のつながりがおもしろかった。

ゴールデンカムイ(2024年製作の映画)

3.6

漫画からそのまま出てきた妖怪がたくさんいてうれし〜!たのし〜!
アクションシーンも杉本の鬼神ぶりを感じられて流石×流石だった。ちょいちょい山崎賢人の美貌が隠しきれてない。
玉木宏は鶴見中尉でした。
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