りょうすけさんの映画レビュー・感想・評価

りょうすけ

りょうすけ

カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

2.7

このレビューはネタバレを含みます

原作未読で鑑賞。スッと鑑賞できた一方で物足りなさの様なものを感じた。全体的にもやっとしていた様な気がする。漫画で読んだら面白いのだろうとは思う。実写故のキャラ乖離の様なものを感じた。最後のlittle>>続きを読む

アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

4.3

ウェス・アンダーソン作品。初めてこの監督の映画に触れたのだが、世界観と撮影演出が好きすぎて大ハマりした。コメディの要素もありつつ、かつ人物描写が映えていた様に思う。難解なシーンがあり、疑問も残ったが非>>続きを読む

ラ・ジュテ(1962年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

静止画で構成された映画。内容が面白く30分とは思えない満足感であった。後半の静止画から動画にワンシーンだけ切り替わるのだが、その部分に言葉にし難い高揚感の様なものを感じた。各シーンの表現方法と静止画だ>>続きを読む

Winny(2023年製作の映画)

3.7

Winnyという日本で生まれた時代を先取ったアイデアとプログラムを作った金子さんとその弁護団の戦いを描いたものであったが、この人がいたから今の技術者の発展があり、Winnyの公開を制限し、罪と見做した>>続きを読む

BLUE GIANT(2023年製作の映画)

4.1

原作未読で鑑賞した。ジャズの熱さを音楽と映像で感じられる最高の映画。キャクター一人一人が熱く臨むシーンに魅入ることができた時間だった。ジャズに触れてこなかったが、こんなにも心から燃えるような音楽のジャ>>続きを読む

怪物(2023年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

怪物。タイトルと中盤までの不穏な雰囲気。キャクターから醸し出される闇からサイコパスがいて裏でとてつもないことをして糸を引いているのかと思いながら観ていた。実際はちょっとした不運や置かれた状況によって振>>続きを読む

羊たちの沈黙(1990年製作の映画)

3.0

サスペンス映画の代表作である今作。正直そこまで面白いとは思えなかった。キャクターに感情移入しづらかったからかもしれない。レクターのサイコパスだけど紳士的な言動は良かったがあくまで脇役すぎて魅入るまでは>>続きを読む

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

クリストファー・ノーラン作品。
ノーランのSF作品とは一風違う史実に基づいたものであったが、構成と演出にノーランらしさを感じる一作であった。原爆を作った物理学者オッペンハイマーの話であったため、日本人
>>続きを読む

ゴーン・ガール(2014年製作の映画)

3.9

前情報なしでの鑑賞。話の展開がどんどん思わぬ方向に進んでいき、呆然と情報を飲み込んでいくことに必死になる。最終局面に連れて怒涛の勢いで地獄へ引きづり込まれる主人公がとても不憫だと思った。エスターの様な>>続きを読む

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

4.5

今まで観たゴジラで断トツで心動かされた。戦争直後、心身共に疲弊した日本に訪れた厄災に振り回される人々。覚悟を決めて挑む彼らの、家族を守りたいという気持ちに最後自然と涙が出た。

バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3(1990年製作の映画)

4.0

3作目。今回は過去にタイムスリップするのだが、タイムスリップものとして単純な面白さとキャラクター性が大好きで3作全てが思い出に残る様な作品であった様に思う。

バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2(1989年製作の映画)

4.0

前作の続編として物語が地続きである今作はシリーズの2作目として完成度の高いものだった様に思う。世界観も人物像も前作とそのままになんの不快感もなく引き継げており、面白い作品だった。

バック・トゥ・ザ・フューチャー(1985年製作の映画)

4.2

1985年の人々にとって未来はこうなっていると思っていたんだという観点で鑑賞した。映画としてのストーリーや興奮する様な演出。登場人物の服装、世界観。全てが心地よく面白いと、2024年の今見返しても思う>>続きを読む

ジョン・ウィック(2014年製作の映画)

3.7

普段アクション映画をあまり見ることが無いが、とても爽快感のあるシーンとジョンウイックの渋いかっこよさに魅せられた。続編もぜひ観たいところ。

ホーム・アローン(1990年製作の映画)

3.9

幼少期何度もテレビで観てきた映画の一つ。子供ながらに主人公が泥棒を撃退する様子を楽しく観ていた記憶がある。

チャーリーとチョコレート工場(2005年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

幼少期から何度もテレビで観てきた作品。工場という無機質なイメージのある舞台で、子供が見る夢の様な幻想的な世界観を繰り広げる様子は何度観ても色褪せないものであると感じる。性格の悪い子供たちから無惨に脱落>>続きを読む

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.1

数年前に話題となり、映画館で鑑賞。期待を超える驚愕のラスト、手に汗握りながら画面に齧り付いていたのを覚えている。寄生する家族の共感も理解もできてしまう様な言動とそれが積み重った後の行動に人間性を深く感>>続きを読む

セブン(1995年製作の映画)

3.3

胸糞映画の代表作として有名な今作だが、まさに胸糞。映画を通して主人公を好きになりきれなかったためそこまで感情移入できてなかったがそれでもきつい終わり方であった。終始面白かったものの先述した理由からこの>>続きを読む

正欲(2023年製作の映画)

3.4

自分は普通の人間だと思う。性欲も性癖も興奮を覚えることも普通の人とほとんど変わらない一般的だと思う。でも普通ってなんなんだろうか。少し対象が違うだけで変人扱いされる世の中で育ってきたから一般的な人間と>>続きを読む

デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章(2024年製作の映画)

4.5

原作未読だが、面白いと噂を聞いて観に行った。期待を大幅に超えてめちゃくちゃ面白かった。ゆるい雰囲気に真っ黒な闇を感じる世界観もキャラクターも全部癖になり、浅野いにおワールドの虜になった。後編がめっちゃ>>続きを読む

海街diary(2015年製作の映画)

4.1

こんなにも人物描写が細やかで心情を繊細に表現している点、さすが是枝作品という感じ。顔の系統の違う4人が本当に姉妹の様に見えてきて、姉妹を超えた一つの家庭の温かみを感じる一作。

告白(2010年製作の映画)

3.6

観るのが苦しかった映画。人間の狂気性の様なものをまざまざと感じる邦画ならではの気持ち悪さを感じた。

シックス・センス(1999年製作の映画)

3.6

面白い流れ、面白いオチ。作品通してめちゃくちゃ面白かったと思った反面、あまり印象に残るシーンが無いというか少し物足りなさの様なものを感じた。それが何かはわからないけど。

タクシードライバー(1976年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

映画を通して、ただただ1人のタクシードライバーの恋愛模様や心情の移り変わりを描いた今作だが、全く飽きもせずに観ることができた。

社会に馴染めない主人公の輪郭がどんどん鮮明になっていく様に感じながら観
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オデッセイ(2015年製作の映画)

4.7

今年23を迎える漢、手に汗握り、声が出るほど最後の瞬間に感動しました。
宇宙飛行士は最上級のスペックを持った人間の職業であると再認識した上に、メンタルも最強な主人公にめちゃくちゃ心を打たれた。彼は一時
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西部戦線異状なし(2022年製作の映画)

4.8

前線で活躍することを夢見て意気揚々と前線へ向かう主人公だが、戦地では正に地獄というべき光景を目にする。その際の絶望は言葉にできるものではなく、実際の戦争を知らない自分だからこそ、主人公同様、戦闘シーン>>続きを読む

レオン 完全版(1994年製作の映画)

4.5

限られた時間の中でこんなにもキャラクターを愛せる作品は初めて出会った。それだけ心理描写やキャストの演技が素晴らしいと言うことだが、それに伴ってシーンひとつひとつどこを切り取っても良いシーンだと感じる作>>続きを読む

時計じかけのオレンジ(1971年製作の映画)

4.4

父親が好きで幼少期から何度か観た今作だが、最近になって観直すと演出の素晴らしさに感動した。本当に70年代の作品なのかと思うほど。恐ろしく、勇ましく意思のままに生きる主人公にかっこよさの様なものを感じる>>続きを読む

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

2.3

映像作品としてはとても良かったが、難解が故に消化不良で終わった。難解といっても考察しても答えのない妄想の域を出ないものに感じ、鑑賞中・鑑賞後の満足度は高いものではなかった。本当に宮崎駿が描きたかったも>>続きを読む

エスター(2009年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

エスターに終始恐怖を感じ、ムカつき、ハラハラさせられる正に名悪役だと思う。展開の良さからとても没入して観れた。エスターの容姿に気を抜く父親と、エスターのおかしさにいち早く気づく母親と息子のすれ違いにむ>>続きを読む

EO イーオー(2022年製作の映画)

3.3

終始ハラハラさせられた。それはロバの身に何か起こるのではないかと考えるからだけではなく、映像と不気味な音効、不安を掻き立てる演出。これらが終始情報として頭に刻まれることで没入していった結果であった。映>>続きを読む

LAMB/ラム(2021年製作の映画)

1.9

予告編を見てずっと楽しみにして映画館に観に行った映画。ずっと漂う不気味な雰囲気。音。キャストの表情。それらに魅せられて深く見入る中、正直しょうもないジャンプスケアで恐怖を誘われ、落胆。この一連の流れを>>続きを読む

イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密(2014年製作の映画)

4.1

戦争中の暗号解読について実話に基づいて表現された今作。観たのは10年くらい前だと思う。詳細は正直覚えていないけれど、映画としての完成度が異常に高かったのを覚えている。また見返したい。

記録用

万引き家族(2018年製作の映画)

4.3

是枝監督作品。
本来他人であり各々が問題を抱えて生きている家族に深く愛情があること。それに対して罪を罪とは思わない非常さのようなものを持ち合わせる家族に深く同情のような愛着のような心動かされる何かを感
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ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

3.0

ドキドキしながら見入った作品。ただツッコミどころも多く期待を超えることはなかった。ただ映像としての完成度はとても高く、サクッと観ることができた印象。

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