inukawaiiさんの映画レビュー・感想・評価

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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

3.5

最初は役所さんのおしゃれな服やけにセンスのいいチャリや部屋の家具
カセットなどなどムゥ、、とおもい、
結局、、、、、。
と思っていたが、
あるシーンを境に
あ、そうか、
日常の大切さを唄うやわらかな作
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

-

点数がつけられない
手が痺れるほど感動したのは久々だった。
恐怖と美しさのない混ぜになった素晴らしいカット。
その瞬間、時が一瞬とまったように同じ
「あっ、」というきもちを
劇場全体で感じた気がした。
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

3.8

静かなるアンチ映画。
でも結論は結局かきまざされたあとの肉のよう。
少年の複雑な顔が
「卒業」のラストシーンのようで、
このための映画なのだと思った。

そのスタンスがすき

ヴェルクマイスター・ハーモニー 4Kレストア版(2000年製作の映画)

4.4

いま全ての人が見るべき映画。
暴力とはなにかをまさに、自分が見つめたかった角度でみつめつづけている。
暴力には理由がないのかもしれない。
その切実さとむなしさ。
どんな反戦映画よりもよっぽど
説得力が
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ファースト・カウ(2019年製作の映画)

3.9

まっすぐな作品だった。
ドーナツを乳から作るっていう物語の構造がすごくおもしろかった。
ただ、もっとヒリヒリ感、時間の間、ライカート的な実質的な目の視点があってもよかったなぁ、とおもった。
もっともっ
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東京物語(1953年製作の映画)

4.5

すばらしい。
こんなに、静かにむねを啄まれ感動したのは久しぶり。
人の慎ましさ、卑しさ、自分勝手さ、悲しさ、優しさを冷静にかつ淡々と切り取っていてなのになんだかたまらなく胸が掴まれる。
そして美しい。
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福田村事件(2023年製作の映画)

3.9

映画は社会になにかをしらしめるものでないといけない。
改めてそれをかんじることができた。
観るまではまるで知らなかったできごと。
もちろん映画であるのでフィクションだが、なんであれ「知る」ことからはじ
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ママと娼婦(1973年製作の映画)

4.5

ラストにかけて痛烈に女の哀愁が描かれていて、すばらしかった。
女のひとを魅力的にカッコよく描いている。

母である前に女であり、
女である前に1人の人間である。
とおもっていたけど、
やっぱり女は女で
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ボス・オブ・イット・オール(2006年製作の映画)

4.1

巧妙すぎる脚本で、トリアーは本当に物語を転がせる描写の天才だと思った。
バカみたいだけど緻密で、それでいて気取っていない、そして逃げない姿勢。
トリアーのすごさ再確認

ラース・フォン・トリアーの5つの挑戦(2003年製作の映画)

3.9

トリアーの憎きストイックすぎる部分となんと深き尊敬をまざまざとみた

怪物(2023年製作の映画)

3.0

スタッフワークはすばらしかった。
ただあんまり繋がらないところや、
逃避に感じるとこがある部分などがきになった。
善悪がわりとはっきりしていたのが、個人的にはあいまい方が誠実なのかな、とおもった。
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.2

手を離していくことを
本当によく体現している映画。
感動したをいうにふさわしい映画。
絶望だけでない映画。

純粋なものづくりのすばらしさをかんじれた。
はやおさんすごい。

こわれゆく女(1974年製作の映画)

4.5

すばらしい。
カサヴェテスはとにかく女性を観察して、みたままをそのまま映す。
理解しようとかしないからいい。
情景や仕草がすべて。それだけで伝わる。


わたしは欲望という名の電車がだいすきなので、自
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ラヴ・ストリームス(1983年製作の映画)

4.8

むちゃくちゃ良かった。

語彙がきえるくらいによかった。
久々に胸がつき動いた。

ユーモアドラマユーモア
女女ユーモア悲しみロマン

ってかんじで、
なんて人をよく知っているんだろうか。
ユーモアが
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カード・カウンター(2021年製作の映画)

3.0

わたしが、ギャンブルの知識やアメリカでのギャンブル文化をしらないからか、なかなか細部まで理解できてなかった気がする。

タクドラてきなまっすぐさを期待してしまったが、現代に沿うようにしているためか、そ
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オオカミの家(2018年製作の映画)

4.2

ベルリンでみたとき素晴らしかったのでいまいちどみたい。

aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

4.1

最近観た中で久々にいい映画だった。
大きな声はあげずにでも低音で粛々とジリジリにじりよる嫌悪が
思春期の女の子のどこにも行けない気持ちを、よく表している。
常に性がはらむ可能性のある関係をちりばめらせ
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少年、機関車に乗る(1991年製作の映画)

4.1

まさにロードムービィ
少年の無垢な可愛さに悶絶。
白黒の質感がよりひきたたせる

動くな、死ね、甦れ!(1989年製作の映画)

4.2

全編通して芝居もカメラワークもいい。
ただラスト10分は度肝をぬかるるほどよかった。
なんてうつくしく、ロマンがあり、愛情があるラストだろうと。
悲しいのになぜか、とんでもない光を感じた。
女性の描き
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J005311(2022年製作の映画)

3.0

少ないセリフでしっかりみせていた。
テーマは重いがそこに意外と飲み込まれずに進んでよかった。
上野でタクシーを捕まえてるシーンよかったなぁ。
俳優さんが撮る映画は真っ直ぐ芝居を撮るものになるな、とおも
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TAR/ター(2022年製作の映画)

3.2

ケイトブランシェットがすばらしい。
最後のシーンがすごいすきだった。
ながーいカメラワークは心地よく、それこそクラシックを指揮しているような滑らかさがあってよかった。

指揮者ってかっこいい。

衣装
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フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

3.7

映画を少し噛んだ身としてはロマンが詰まっていて沁みた、、、

ラストエンペラー(1987年製作の映画)

4.0

すばらしい。
ベルドルッチの徹底して俯瞰している眼差しにむしろ愛情を感じた。
スタッフの力量に拍手

アス(2019年製作の映画)

3.5

よくよく考えるとそうだったかも!
と思えるシーンをたくさん入れ込んでいて、見応えあり。
最後のさまざまに明かされていくシーンは鮮やかで素晴らしかった。

黒人へのライティングが素晴らしく艶やかで色っぽ
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