予告編を見ても公式ホームページの紹介を何度読んでも圧倒的駄作にしか聞こえない設定と煽り文句。そんなガワとは裏腹に描かれていたのはシリアスを煮詰めて残虐性をぶち込んだ強かな女スパイの話だった。
デビッキの奴隷なのでソロを寝かしつけるシーン、擦り切れるほど観た
文面だけだと最高にホットな「スーツを着たコリン・ファースがスパイとして戦う」シーンがあるのに、最高に悪趣味な仕上がりになっている。
人の不幸を悪びれなく指をさして腹を抱えて転げ回りながら笑いたい時に観>>続きを読む
それだけで売れるアルゴリズム「スーツを着たコリン・ファース」が組み込まれている時点で基礎点は堅い。
リーダーとしての使命を負った王族も心を抱えた人間であり、対等の関係を誰かと築くことはそれだけで価値が>>続きを読む
鑑賞後、クラスに一人はいる根からの善人に「差別や偏見はよくなけど実質無くなる訳ではないから草の根活動で変えていこう」と説得されて概ね納得した気分になった。
事実は小説よりも奇なり。実話を元にした映画でなければ、荒唐無稽な作り話だと評価されていたであろう。
このレビューはネタバレを含みます
ラストシーンを加えたくなる気持ち、観客としてわかる。とてもわかる。
しかし、ストーリー的には、心に「ジワタネホ」を持っている事、つまり希望を捨てないことがメッセージなのでは!?実際に行くシーンを描くの>>続きを読む
本作を神聖視している60年代生まれオタク男子の賛否はともかく、原作を斜め読みした事のある身としては、「普通に程よく」おもしろかった。いわゆる不気味の谷現象に陥っているようなアリータのビジュアルデザイン>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
戦禍を被るのは人々の些細な日常であり、日々を丁寧に過ごす善良な市民たち。そのことをストレートに伝える本作は、ストレートに人に勧めたい。
爆発に遭ったシーンの語りがとても印象的で、思い出す度に鳥肌がたつ>>続きを読む
戦線は止まらない。個人は国策に翻弄される無力な存在でありつつも、それぞれが生き延びようと必死に足掻く様を淡々と描いている。
間抜けな話だが、画面の暗さ故にキャラクターが識別できず、中盤まで数人の兵士を>>続きを読む
今までアン・ハサウェイの口元を観ると不安になる病に罹患していたが、本作キャラクターのあまりの可愛さにコロッとやられてしまい同病は完治した。
女友達とやいのやいの言いながら観るのに最適作である。
夢を追う男女の顛末がミュージカル調で描かれている。
音楽も画面上の色彩もポップで華やかである一方、現実的なストーリーの組み合わせにハマる人はハマると理解できるが、救いのない現実に対してフィクションくら>>続きを読む
ヒュー・ジャックマンのミュージックビデオとして傑作ではあるが、ストーリーを楽しみたい層向けではない。