タシミケイコさんの映画レビュー・感想・評価

タシミケイコ

タシミケイコ

パリ、テキサス 2K レストア版(1984年製作の映画)

4.6

男のプライドだかなんだか知らんけど、それがいいんだよなー。ていうかあの朝焼けのグラデーションどう撮ってるんよ。

恋する惑星 4Kレストア版(1994年製作の映画)

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久しぶりに見て気付いたんですが、日本のドラマである提供会社を表示するシーンの様なシークエンスが意味不明で最高

怪物(2023年製作の映画)

4.8

まるで世相を投影したような本作品が評価され、動員が好調にも関わらず、世の中は相変わらず今も同じような事が同時多発的に起き、作り手たちがフレアの中を走りながら"変わらない"と演者に託したと云うのはなんと>>続きを読む

素晴らしき、きのこの世界(2019年製作の映画)

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人は遺伝子や細胞の分裂によって成り立ち、それらが菌と密接な関係があること。自然に触れることによって得れる安心感や抱擁されている理由が少し理解できる。

ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

5.0

なわとびが地面を弾く、ミットを叩く、北千住の雑踏、川を渡る電車、パトカーのサイレン、弟が弾くギター、ゴング。それらの私達にとっては日常の環境音がケイコの視線や耳の聴こえなさをより一層引き立て、印象的だ>>続きを読む

AIR/エア(2023年製作の映画)

4.0

企業ではなくアーティストやアスリートがトップである欧米の健全さよ

ジェントルメン(2019年製作の映画)

3.9

ガイリッチー自身のセルフ低クオリティリメイクしてほしいくらいに構成が好き。

花様年華(2000年製作の映画)

4.0

行間に様々な想像をもたらすスマートなセリフにうっとり。

コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.5

どれを選択しても間違いなんてないのに、色んな制約があって、心を押し殺した結果浮上しなかった才能の種がこの世界にいくつあるんやろか。結局はこの家族も社会構造の被害者であり、娘が去った後の残された家族の苦>>続きを読む

リコリス・ピザ(2021年製作の映画)

4.0

生きていて、間違うということは当然である故にそもそも存在してない概念なのかもしれない。

マイスモールランド(2022年製作の映画)

4.6

毎朝、彼女が洗面台に立つ度に向き合う自分自身の姿。そのとき感じた私自身の無力さを憂う前にできることを。

カモン カモン(2021年製作の映画)

5.0

ジェシーとジョニーによる録音機を介した交わりが、会話によって心が解けていき、やがて媒介するものが不要となる流れや合間に挟まれる街や高速道路のショットによって想起される人と人の関係性はその人数分だけある>>続きを読む

友だちの恋人(1987年製作の映画)

4.1

食べる、走る、泳ぐなどの運動と、度々出てくる肉体的という台詞が繋がって行く様とベーシックな恋愛模様が規則的な運動から離れていくバランスの良さ!

パリ13区(2021年製作の映画)

4.0

何気ない日常、と書いていたけどその何気ない日常に日々どれほど感情が揺れ動いているのかをまざまざと見せつけられる様。日常は何気なくも無いだろうよ。これが日常!日々、人は人に揺れ動かされてる。

TITANE/チタン(2021年製作の映画)

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執着や信仰など些細なきっかけであるという表現に起因する肯定感、エゴイスティックな救いや愛情が入り乱れているのは、デリカシーが無いようであった。途中から完全にコント。

ボクたちはみんな大人になれなかった(2021年製作の映画)

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自身にとって同時代性を持った作品が増えていると感じるのは、自分も少しは歳をとったんだなと。

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