幼少期に親の愛情を受けているか否かで、今後の人格形成や思考に大きく関わってくるという一説を思い出した。
疑問点が多い作品だった。
ひばりもつくしも何処かミステリアスな竹子に惹かれていたけれど、天真爛漫なマァ坊も良いと思うんだけどなぁ…。
完璧なハッピーエンドではないけれど、少しだが前に進めた結末が4人の女性それぞれにあって良かった。池脇千鶴さんかわいいです。
二階堂ふみちゃんの存在感が凄い。観てからだいぶ経つけれど、シーンが頭に浮かびます。
子供たちが皆、とても可愛いらしくて堪りませんでした。何度でも観たい作品です。
鑑賞中、どの登場人物に感情移入して涙を流しているのか、自分でも分からなくなっていました。
レトロな建物、街並みと素敵な洋服、それを来た大人たちが集まる夜会、中谷美紀の変わらない美しさ、どれもが目の保養でした。
恥ずかしながら、園子温監督だと知らずに鑑賞していました。他には無い独特で鬱々とした雰囲気が良く、吹石一恵さんをもっと好きになれました。
ラストシーンに近づくにつれ、真相が明らかになっていく形式で、最後は鳥肌が立った。恋愛ものに見せかけた、女の友情物語だと思いました。
とても考えさせられる作品だった。起きた出来事や言葉、表情を頭の中で整理しながら観ていたから「ちゃんと映画を観た」という充足感があった。
一枚一枚、丁寧に描き上げられた絵(映像)は文句なしの美しさでした。絵画が好きな方にも勧めたい作品です。