tkdymkさんの映画レビュー・感想・評価

tkdymk

tkdymk

映画(148)
ドラマ(1)
アニメ(0)

バービー(2023年製作の映画)

3.6

女性として、この社会に言いたいことはたくさんある。処世術に頭を悩ませることも、生き方に戸惑うことも山ほどある。

でもロジカルにフェミニズムについて考えがある訳ではないので、
映像の楽しさにワクワクし
>>続きを読む

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.0

予習と復習が必須!

史実について知識がない状態で鑑賞したため、オッペンハイマーの内面的な変化のみに焦点を当てていたが、事前に予備知識を備えていれば、視野が広がり戦後の聴聞会の部分もより集中できたと思
>>続きを読む

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.5

前半の生まれたままのベラの純粋さが眩しく涙が出て、世の不条理も悲しみや憎しみも知った彼女が、それでも自由を求めて進み続ける姿にまた涙が出た。


生きていれば誰しも純粋な心を失っていく。
それが辛くて
>>続きを読む

枯れ葉(2023年製作の映画)

3.9

少しの絶望を含んだ生活の中で、
目立たず、黙々と、地道に生きているふたりを見ると、幸せを願わずにいられない。

恋心が、生活にあたたかさと彩りを与えてくれる、生きる意味にも十分になり得るということを改
>>続きを読む

CLOSE/クロース(2022年製作の映画)

3.7

思春期の手前の、繊細で感情にまっすぐな子供だからこそ、
愛情を受け入れてもらえなかったり、大切な関係性をひとつでも失うと思うと、死にたくなるほど苦しくなるんだろうか。

亡くなった特別な人のことを、自
>>続きを読む

aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

3.9


もう思い出の中だけでしか会えない人へ、

写真も、メモに残された字ももう増えることはないのに、何か見落としてることはないか、あの時の自分が拾えていなかったものはないかと何度も欠片を探してしまう。
>>続きを読む

ボーンズ アンド オール(2022年製作の映画)

3.8

グロ耐性ない私からすると
カニバリズム→禁忌→より深くて複雑な愛
とはならないので、
カニバリズム要素はあくまでメタファー&ティモシーと血の親和性が高すぎるからくらいに捉えたい。

孤独感や苦悩を誰か
>>続きを読む

秘密の森の、その向こう(2021年製作の映画)

4.0

セリーヌシアマの作品に出てくる子どもは、すごい鋭いよなぁと。
フランスの子供ってあんなに大人びてるの、、、
静かな空間の中で、作中人物の息遣いまで聞こえてくるのに良い意味で人間臭さみたいなのがなくてほ
>>続きを読む

恋する惑星 4Kレストア版(1994年製作の映画)

4.5

現実離れした浮遊感と作中人物の息遣いが伝わるような疾走感が最高!
イケてるカットが永遠に続いて目を離せなかった

わたしは最悪。(2021年製作の映画)

4.0

自分で何かを生み出すことで人生を満たしたいという思いと、何か足りない感覚を他者に補ってもらいたいという思い。
いつもどっちつかずで悩み続けるのが人間だなあと感じる。

全部を諦めず、100点満点で最良
>>続きを読む

パリ13区(2021年製作の映画)

3.6

日常的でキラキラした感じ、まだまだ若く生きよう

林檎とポラロイド(2020年製作の映画)

4.6

終映ギリギリ、間に合って良かった〜

程よいミニマル感、心にスーッと入ってくる感じの良作。
まさに素朴な哀愁。

絵もテンポも好みど真ん中すぎてずっと見てられるかと思った、、
( お前は、こんな街で、
>>続きを読む

ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

2.8

遅ればせながらリバイバル上映で鑑賞。


演奏シーンでライブに行ったみたいな臨場感を味わえたのは良かったし、フレディ役のパッションも素晴らしかったけど、
いまいちピンとこなかった理由は、それ以外の端折
>>続きを読む

ウエスト・サイド・ストーリー(2021年製作の映画)

3.2

冒頭の俯瞰から舐めるようなカメラワークがすごい!
今までにないウエストサイドストーリーなんだろうなという期待が高まった。

ダンスシーンはどれも圧巻だけど、スカートバッサバッサするアニータが最高すぎる
>>続きを読む

tick, tick...BOOM!:チック、チック…ブーン!(2021年製作の映画)

4.0

昔、初めてSeasons Of Loveを聞いた時、曲名を早く知りたくて、調べたらすぐにRENTとジョナサンに行き着いて、心が揺さぶられて、そこからどこか御守りみたいな存在。

ミュージカルには疎いけ
>>続きを読む

フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(2021年製作の映画)

3.8

ずっと楽しすぎてニヤニヤしてた。
絵本をめくるみたいなワクワク感。
コミカルだけどシリアスやブラックなユーモアを含んでいて、ふと哀愁が感じられて良い。
とりあえずグランドブタペストホテル見よ〜

アデル、ブルーは熱い色(2013年製作の映画)

4.1

アデルの生活感の切り取り方がとても好き。やっぱりボロネーゼのシーンが最高。若くて媚びなくて感情や欲望に素直なアデルの魅力が詰まってた。


育った家庭や周囲の環境、無意識に選ぶものが全然交わらない二人
>>続きを読む