自分の中の正しさと現実との違いにもがきながら、最終的に落ち着くところに落ち着いてよかった。ただ、主人公が出会ういろいろな登場人物の深みが見えず、あまり響かなかった。
人生は完璧なにんていかないし、綺麗事だけじゃどうにもならない。うまくいかないことだらけだけど、いろんなことに折り合いをつけて、時には痛みを伴う決断をしながら、それでも進んでいく。みんながいろいろな問題>>続きを読む
白黒だけれどメリハリがきいていて、どのシーンもきれいだった。まさに”struggling“と形容するのがふさわしい状況で、素直になれなかったり現実に抗ってみたりしながら、なんとか進んでいく主人公。学生>>続きを読む
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”for Eli, the bottoms is critical“という言葉のとおり、どん底を経験することで前に進むことができた主人公。そこでエピファニーを得るのはいいけれど、かすみがかった眩い世界>>続きを読む
劇的な展開はないけれど、穏やかな日々の中に少しの奇妙さや詩的な美しさがあふれていて、その空気感がすき。短編文学のような作品。
誰かを愛すること、自分自身の人生がこれでいいのかと葛藤すること、分かりあえないこと、自分のことなのにどうしようもできないこと、一緒にいられないと思っていても愛しく感じること。ドラマチックな展開もおとぎ>>続きを読む
海や生き物の表現がきれいで、五十嵐大介のタッチで描かれたキャラクターが動いているのが嬉しかった。
ただ、原作にあるキャラクターの深みや海や空たちが持つある種の神聖さ、未知のものに抱く畏敬の念といったも>>続きを読む
前に進むための物語。大きな波があるわけではないけれど、かえってそれが現実的に感じられた。映画を彩る音楽がよかった。Ted Dansonもよい。
単なる実写化にとどまらず、アニメ版では描かれることのなかったキャラクターの背景が語られ、さらに、現代の価値観にアップデートされた部分もあり、美女と野獣という物語をより好きになれた気がする。また、あたた>>続きを読む
セリフやシーンの切り替わりなどのテンポが独特で、残念ながら個人的にはハマらなかった。一体どこまでが現実なんだろうという疑問が常についてまわり、ストーリーに集中できなかった。
映画を愛する人たちのための映画という印象。もっと映画に造詣が深ければより楽しめたんだろうな。
The fools who dreamにあったように、夢を追う人たちの讃歌でもある。
手に入れたもの、手放>>続きを読む
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ジョーがピアノの前に座り、22番が見ていた世界を追体験する時、思わず涙がこぼれた。
いつも見ている風景が、当たり前のものとして見向きもしない日常が、こんなにも輝きに満ち、生き生きとしているなんて。自分>>続きを読む
フィンチの抱えるものがよくわからないまま、ストーリーが進んでしまったように思う。人の心の奥底にあるものはわからないと、あえてそうしたのかもしれないが、ラストに向けての展開についていけなかった。風景の綺>>続きを読む
本音をぶつけあってお互い傷ついても、相手の存在の大きさに気づいて、そこから絆を深められる存在ってすごく大事。直接言葉を交わして、相手のことをちゃんと見て、傷ついたり傷つけたりしながら人は繋がっていくん>>続きを読む
ストーリーはヒーローものだけあって王道だけれど、王道だからこそハズれない。キャラクターが魅力的で、さまざまなテイストの表現が散りばめられていて、まさにマルチバースという感じ。
マウイとモアナのメンターシップがよかった。音楽がいいのは言わずもがな。I am Moanaのシーンに胸を打たれた。