tomochiさんの映画レビュー・感想・評価

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RRR(2022年製作の映画)

4.2

イギリス植民地時代のインドが舞台の歌って踊って戦うエンタメ映画。
勧善懲悪因果応報的なベタなストーリーだけど勢いでまあいいかとなる。
単純に大英帝国vsインドだけでなくインド国内の揺れも描いていると感
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ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

3.9

鮮やかな視覚効果と交差する撮影方法が印象的な映画だった。音楽映画と思いきやスリラーやサスペンスなど多ジャンルだった。サスペンス要素は少し詰めが甘く感じた。

男性に見られ搾取される女性というテーマは冒
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プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

3.9

スリービルボードと似た雰囲気のある復讐譚だった。
二転三転するテンポ良い脚本が今っぽかった。

キャシーの制裁がフェアなのが良かった。

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

3.9

菅田将暉、有村架純、タイトルで浮かれた恋愛映画かと思っていたら意外と「愛がなんだ」感があった。

別れがかなり現実的なのに対して出会いはほぼファンタジーだった。
段々とすれ違っていく2人だがタイミング
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すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.1

今までの西川美和監督の作品に比べ、
心の葛藤よりも1人の人間の再生に焦点を当てていると感じた。

終盤の元の人生には戻らないという決断の後の幕切れはいい落とし所だと思った。

1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

3.8

上手くカットを隠してワンカット風にしてるなと思った。
臨場感はあったが、同ジャンルの「サウルの息子」を超える強烈さはなかった。

トイ・ストーリー4(2019年製作の映画)

3.9

3までで完璧にまとまっていただけに、蛇足感があった。

最後のウッディの決断はこれまでの作品のテーマをひっくり返しているように感じ、あまり納得できなかった。

カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

映画愛溢れる映画だった。
前半の映画パートでメタ発言やカメラワークなどに違和感を感じるもB級映画の演出かなとスルーしてしまった。
しかし、後半の撮影パートでそれらが伏線だと分かり、どんどん面白くなって
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オンリー・ザ・ブレイブ(2017年製作の映画)

4.1

あまり映画で泣かない方だが、今作は感動して泣いてしまった。
前半はアメリカンヒーロー的な王道ストーリーだったが、後半からクライマックスにかけては家族と仕事との葛藤を繊細に描いていた。
マイルズテラーの
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ドリーム(2016年製作の映画)

4.0

人種差別、性差別、宇宙開発、家庭環境とテーマが盛りだくさんながらも、全てバランスよく描いている。
話の展開の山の部分は盛り上がりがあって面白いと思うが、谷の部分はもう少し下げても良いと感じた。

雨に唄えば(1952年製作の映画)

3.7

カラフルな映像や軽快な音楽は楽しかったが、ミュージカル特有の(偏見かもしれないが)浅いストーリーが肌に合わなかった。少し期待し過ぎた。

リトル・フォレスト 冬・春(2015年製作の映画)

4.2

レビューは夏・秋編とほぼ同じなので省略します
最後の展開が少し強引だったのがマイナス0.1点

リトル・フォレスト 夏・秋(2014年製作の映画)

4.3

大学で農学を学んできたこともあり、非常に共感できた。
全体的にバランスの良い映画だと思う。
農業の良いところだけでなく、大変なところも(軽めではあるが)描いているし、日常系でありながらストーリーもきち
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世界一キライなあなたに(2015年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

王道シンデレラストーリーで、ルイーザの服もおしゃれで、女の子にウケそうな映画だった。
深く考えずとも連れてってくれる展開も若年層が好みそうだと感じた。
だが、個人的には、尊厳死についてもっと衝突や論争
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淵に立つ(2016年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

終始じめっとした映画だった。
前半と後半で違った陰湿さがあった。
核心に迫らない展開がミソなんだろが、個人的には、最後には明かして欲しかった。
また、犯した4つの過ちが伏線になっていたら、なお良かった
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ダンケルク(2017年製作の映画)

4.1

ノーラン監督の良いところも悪いところも出た映画だった。

映像に関しては、流石IMAXカメラで撮っているだけあって迫力満点だった。1時間、1日、1週間と場面を切り替える演出はノーラン監督らしさだと思う
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SCOOP!(2016年製作の映画)

3.7

引き込ませる展開で飽きることなく見ることができた。
福山雅治の演技がイマイチだったのと、死を軽く扱い過ぎているのが気になった。

キャロル(2015年製作の映画)

3.8

映像も美しく、演技も洗練されていて綺麗な映画だと思ったが、もう一歩琴線にふれるものが足りなかった。
大きな壁を乗り越える展開を期待していたのかもしれない

南極料理人(2009年製作の映画)

3.8

以前寮に住んでいたため、共同生活の楽しさやトラブルの多さは非常に共感できた。
出てくる料理がどれも美味しそうだった。
映画全体のメッセージ性は弱め。

マグニフィセント・セブン(2016年製作の映画)

3.8

キャストも豪華、アクションも迫力満点でいい映画だった。
完全に好みの問題だが、王道すぎる勧善懲悪ストーリーで少し物足りなかった。

ヒメアノ〜ル(2016年製作の映画)

3.9

どの俳優も演技が素晴らしかったが、森田剛は特に怪演だった。
タイトルを中盤に持ってきたり、バイオレンスシーンとエロシーンを交互に写したり、面白い演出が多かった。
ただ、一連の事件を通して結局伝えたかっ
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シェフ 三ツ星フードトラック始めました(2014年製作の映画)

3.8

SNSや親子愛などいろいろなテーマを描いていて面白かった。
食べ物もどれも美味しそうだった。
ストーリーは少し出来過ぎな感じがした。

日本で一番悪い奴ら(2016年製作の映画)

3.9

重い内容ながらも軽めの描写と展開ですんなり観ることができた。
警察に限らず、数字重視の評価制度が目的と手段のねじれを生み出し、日本の闇になっているのだと思う。
ところどころミスキャストを感じた。

さよなら渓谷(2013年製作の映画)

3.6

それぞれの苦悩は理解出来たが演出がイマイチだった。
中盤も少しだれた。

運動靴と赤い金魚(1997年製作の映画)

4.0

シンプルなストーリーながらもそれぞれのキャラクターの性格や想いがしっかり伝わってきた。
終盤の展開、演出も良かった。

奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール(2017年製作の映画)

3.6

小悪魔系の女と翻弄される男のありがちな恋愛劇。
笑えて、エロくて楽しい映画だった。
ただ、伏線の忍ばせ方や納得感が弱く、終盤の展開が少し冷めた。
あと、映画のテーマをセリフや心の声で言わせている感があ
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グッバイ、サマー(2015年製作の映画)

3.9

思春期の少年特有の夢や苦悩、成長を面白く描いたロードムービーだった。
せっかく中盤〜終盤が面白いのに、序盤での引きつけが弱くてもったいないと思った。

葛城事件(2016年製作の映画)

3.9

家庭の歪みか社会の歪みかどちらが先かはわからないが、そういった日本の闇が凶悪な事件を生むのだと思った。
頑固な父、従順な母、真面目な兄、他責な弟、誰かが絶対的に悪い訳ではないのに悪が生じてしまうことに
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パターソン(2016年製作の映画)

4.0

同じことの繰り返しなようで、少し違う毎日。
その違いを楽しめる幸せを享受したいと思える映画だった。
金曜日の夜にお酒を飲みながら観るのにぴったりだった。
あと、犬が名演だった。

エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中に(2015年製作の映画)

3.8

リンクレイター監督らしい会話や雰囲気を楽しむ映画だった。
当時のアメリカの大学生はこんなに乱痴気騒ぎしてたのかと少し衝撃だった。

ブルース・ブラザース(1980年製作の映画)

3.7

ベタながらもシュールで面白い映画だった。
途中まで謎の女に全くつっこまないのが気になった。

凶悪(2013年製作の映画)

4.2

大衆受けしないトラウマ級映画なので、filmarksの評価は微妙なのだと思いますが、演技・構成・演出どれを取っても傑作でした。
須藤対藤井、木村対藤井の善悪対決は「羊たちの沈黙」のレクター対クラリスを
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ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

4.0

カーアクション、音楽、恋愛が上手く融合していて、新鮮で面白い映画だった。
銃声や生活音までも音楽に取り入れる演出はすごかった。
ただ、主人公や周囲の人間の善悪に関する倫理観が分かりづらく、いまいちスト
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ジャッキー・ブラウン(1997年製作の映画)

3.8

タランティーノ監督らしくもありながら、少し派手さに欠けた作品だった。
時間軸のシャッフル、交差する展開、無駄話はいかにもという感じだったが、カタルシスに至るようなグロさはなかった。

着信アリ2(2005年製作の映画)

2.5

脚本、演出、設定とにかく全ての軸がブレブレだった。
ミムラがかわいいことくらいしか良いところがない。

着信アリ(2004年製作の映画)

3.4

キャストが豪華。
着信で呪われるという発想は良かったが、伝染のロジックが不明瞭だった。
どんでん返しのつもりかもしれないが、動機が曖昧なせいで納得いかない。

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