TakachaTontoroさんの映画レビュー・感想・評価

TakachaTontoro

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ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス(2022年製作の映画)

4.8

MCU映画でこのような作品が生まれたのが素晴らしい。
監督が自分の作家性をフルに発揮できた作品でもっとサム・ライミの映画を見たいって思わせられる。
また、IMAX3Dの活かし方も個性を感じられて面白か
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス(2017年製作の映画)

4.6

フェーズ3までの単品の作品だと一番好きかも。

テーマは家族愛。

生き別れた家族との再会
宇宙のハミ出しものたちとの争い
銀河の存亡
をジョークたっぷりに描くという
超エンターテインメント作品。
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ドクター・ストレンジ(2016年製作の映画)

4.2

ドクターストレンジが主役作の1作目というのもあり、この映画本編はほかのMCU作品との関連も薄いのでちゃんと1本の映画として面白いのがすごくいい。

魔術や多次元、時間の超越などの映像表現の迫力とスケー
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パッドマン 5億人の女性を救った男(2018年製作の映画)

4.6

女性の抱える生理について
インドの教育や男女の格差
といった社会問題が知れてよかったし

そういった問題解決に向けて動く主人公のラクシュミの動機が愛の深さというのがすごく良くて、感情の描き方から良くて
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スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

5.0

是非色んな人に見て欲しいのでネタバレのない範囲でレビュー。

予告編でもあったように
スパイダーマンの過去の映画シリーズのヴィランが登場するという
ファンサービスたっぷりの作品。

単品で楽しめないの
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転々(2007年製作の映画)

3.8

東京お散歩ロードムービー

大学8年生で借金まみれのオダギリジョーが
借金取りの三浦友和が散歩に付き合えばチャラにするし100万円の報酬を与える
ということで一緒にお散歩するって映画。

吉祥寺からス
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トレインスポッティング(1996年製作の映画)

4.2

ドラッグやったり喧嘩したり窃盗をしたり友達が捕まったり死んだりと、いまのおれの神経からしたら最低で絶望ばかりなエピソードが多い。

登場人物の若さゆえの前向きというかそこまで考えてない感じに加え、ファ
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悪人(2010年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

原作を読まずに見た。

悪人ってことで
松本清張の映画みたいに妻夫木聡が根っからの悪人なのかと思ってました。

でもどちらかというと悪人とはなんなんだろうと問いかけるような作品だった。

東京が地元の
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さよなら渓谷(2013年製作の映画)

3.8

横道世之介、悪人の吉田修一原作をまほろなんかの大森立嗣が監督した映画。
ロケ地は奥多摩、秋川あたりとかとか。

ネタバレはないけど予備知識なしのほうが楽しい映画。

とりあえず書くと原作を読んだ人でも
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未来世紀ブラジル(1985年製作の映画)

3.8

ものすごくいまさらなんだけど
未来世紀ブラジルをみた。

未来のどこかの国での
情報管理の徹底された社会を描いた映画。
いわゆるディストピア映画。

監督はモンティパイソンメンバーのビリーギリアム
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苦役列車(2012年製作の映画)

3.8

原作は芥川賞受賞作品。
作者は西村賢太。
受賞の言葉が「風俗に行こうと思ってた」ということでお茶の間にで話題になりました。

日雇いの人足で得たお金を酒と風俗とそして本に費やすその日暮らし。

お金に
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ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

ミュージカル映画らしいやたらにポジティブな感じと思いきや
割と哀愁があったり、皮肉も効いてる感じで感情移入もできたし笑えて楽しかった。

ミュージカル映画だけあって歌とダンスも楽しくてよかったのだけど
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百万円と苦虫女(2008年製作の映画)

4.0

20代前半の1人で生活していくことのワクワクする感じがつまっていてすごく好き

ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー(2016年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

めっちゃ面白かった。
去年、エピソード7だしてそんないいのできないだろとか思ってたけど面白かった。

エピソード3とかの兵器が戦闘に使われてる描写を現代の技術で見れるってのは結構テンション上がる。
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仁義なき戦い(1973年製作の映画)

4.2

無駄な描写なしに仁義と命の取り合いが描かれていて、テンポよくかっこよくエンターテイメントとしてドキドキできてすごくよかった。

しかし、顔と名前を覚えるのが苦手なのでテンポよすぎて混乱しながら進みまし
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東京物語(1953年製作の映画)

4.0

なんとなく見る順番をミスったような。
東京家族見てこっちを見たせいで比べるような見方になってしまった。

ちなみに東京家族はこの作品をベースに現代風にアレンジした映画。

で、この映画についてなのです
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太陽を盗んだ男(1979年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

太陽を盗んだ男を見た。

狂気と熱気と刹那に満ち溢れてる。
沢田研二がMAD。

マッドサイエンティスト、時限爆弾、銃撃戦、カーチェイス、泥臭い肉弾戦などエンターテイメントに満ち溢れていてこれぞ映画っ
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幕末太陽傳(1957年製作の映画)

4.6

60年も前の映画なのにテンポやらカット割りとかに全く古さを感じなくて驚いた。
あと音の使い方とかうまいなと思う。
これも映画史に残るだけの作品だなと思う。
フィルムや機材の古さはあってもセンスが光って
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飢餓海峡(1965年製作の映画)

4.4

人の善意と悪意のせめぎ合い
貧困から脱出したいという想い、
消したい過去、幸せな思い出、償うべき罪、
疑惑の証明
だとかバチバチに人間と人間の悩みのせめぎ合いと衝動って感じで面白かった。

犬神家の一族(1976年製作の映画)

4.8

これが日本映画史に残る名作だってのをオープニングからラストまでコテンパンに感じさせられた。

市川崑の映像はあまりにかっこいいし、いま見ても斬新な演出も多数。
この人が東京オリンピックの映像を監修した
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鬼畜(1978年製作の映画)

4.5

これもまさしく鬼畜。

松本清張らしい人間の負の部分を描いた映画で
これは児童虐待がテーマ。

もう児童虐待がひどすぎて
見ててやめてーって言ってしまうぐらい可哀想。

緒形拳の人間味あふれる演技と
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わるいやつら(1980年製作の映画)

3.4

まさしく全員わるいやつら。
最後までしっかりブレなく楽しめた。

80年代らしい雰囲気で空気感があって良い。

松本清張の作品は
金とか痴情とか
そういった欲望で狂ってく
多いのだけどこの映画もまさに
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ゼロの焦点(1961年製作の映画)

3.8

立川と金沢舞台に展開される旅情ミステリー

金沢のヤセの断崖が舞台となっており公開後はその影響で自殺者が増えたという。

昔の映画らしく淡々としているが
場面の転換がスパーンと変わるので驚く。
また、
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リンダ リンダ リンダ(2005年製作の映画)

3.3

いい青春映画。
友達となんかやって仲間になって
ってのの魅力が詰まってる。

いい映画だけど
淡々と話が進んでったり
笑いもクスッと笑う程度なので
飽きそうになる。
ただ、この映画が好きな人はそういう
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天城越え(1983年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

母恋・純愛をテーマに描かれた
青春映画の傑作。

この映画は魅力を説明すると
そのまま映画のネタバレになってしまって
真相がわかった時の興奮が半減してしまうので
予備知識はなしでみたがいいです。

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蒲田行進曲(1982年製作の映画)

4.6

めちゃくちゃ面白かった。

映画的な映画で
映画だからおもしろい作品。
日本映画の傑作の一つだと思う。

大物役者とその彼女の女優
そしてその舎弟の大部屋役者
の三者の関係は笑いもあれば終盤にかけての
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WOOD JOB!(ウッジョブ)神去なあなあ日常(2014年製作の映画)

3.3

これもポスターだけみてスルーした映画。

でも、よくみたら矢口監督なのでみることに。

矢口監督らしい親しみのあるコメディをベースに林業や山、村落での生活を知ることのできる映画。

山や林業への敬意が
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キサラギ(2007年製作の映画)

3.6

ストーリーも知らずにスーツなんか着てカッコつけちゃってとか思ってスルーしてました。
オススメの日本映画で話題に上がるのでみてみた。

自殺したアイドル如月みきの
一周忌に集まろうと
そのアイドルのファ
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ロボジー(2011年製作の映画)

3.4

バカバカしくてすごくよかった。
万人ウケする映画。

濱田岳とかチャンカワイにミッキーカーチス、吉高由里子と役者のチョイスがいい。

ただ、面白いんだけどウォーターボーイズやスウィングガールズのような
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花とアリス(2004年製作の映画)

4.0

音楽と映像のセンスが良くてみずみずしい感じでとても綺麗。

花とアリスなどの高校生たちの無邪気な感じがすごくいい。
見てて高校生ってこんな感じだよなとか思うのだけどそれがすごく綺麗な思い出に思えてくる
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Shall we ダンス?(1996年製作の映画)

4.4

改めてみたけどすごく丁寧な映画だなと思った。

主人公がヒロインに興味を持ってその世界に没頭して行く様は物語の基本みたいな作り。
でも、その基本を丁寧に綺麗に作っているので万人ウケするような映画だなと
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陽はまた昇る(2002年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

めちゃくちゃよかったーーー
おすすめ!

日本ビクターの事業部長をモデルに
ベータ(sony)vsVHS(日本ビクター)
という形式のビデオ戦争を描いた映画

プロジェクトX的なもんだと思って貰えばい
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箱入り息子の恋(2013年製作の映画)

3.2

星野源主演で恋愛に臆病な真面目な人ってので逃げ恥的なキャラを想像するけど、だいぶ気持ち悪いキャラしててびっくりした。
けっこういいんだけどすごく惜しい映画。
超展開すぎて意味不明で唖然となった。

ジヌよさらば かむろば村へ(2015年製作の映画)

3.0

いい役者ばかりで面白かったけれど松尾スズキのセンスはなんかあわないなー
いまいち物語の筋や各登場人物の行動パターンがピンとこない。

明日の記憶(2005年製作の映画)

3.6

若年性痴呆を扱った映画。
この映画の珍しいのは配偶者でなくて主人公自身が痴呆となること。

仕事は部長、娘は結婚なんて順風満帆な生活だけど痴呆により自分のやりたいことをやれなくなるどころか楽しかった思
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おくりびと(2008年製作の映画)

3.6

納棺師といって故人を棺に納める仕事を描いた映画。

起承転結が綺麗でわかりやすい。
そして、納棺師という死を扱う仕事で暗くなる部分もあるものの、クスリと笑える程度に緩さもあったり、葬儀の緊張感もあった
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