noonさんの映画レビュー・感想・評価 - 12ページ目

スティング(1973年製作の映画)

3.5

軽妙洒脱というキャッチコピーがこれほどしっくりくる映画もないと思う。登場シーンではショボくれたオッサンにしか見えないポールニューマンのタキシード姿が最高。マフィアのボスと騙し合う展開でもハラハラできる>>続きを読む

ウンベルトD(1952年製作の映画)

4.1

ファシズムや戦争から急激に復興を見せた1950年代の始まりに作られた映画。役者がほぼ全員素人であることでも知られるが、それを抜きにしても一生に一回は見た方が良い作品。僅かな年金で生きる老人を描く冒頭は>>続きを読む

グラン・トリノ(2008年製作の映画)

3.5

グラン・トリノの意味を知らずに見た、老人と少年の友情の話。イーストウッドの処々に滲み出る老いの演技が見事。ただ、人生の最後を描いた映画であって、少年の成長に関して触れられた部分が少なかったのが残念。

ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア(1997年製作の映画)

4.5

人生の中でもBEST10入りする作品。死にたくなる夜に観て希望を見出だすことも、死から逃れられない時に、安らかに迎え入れることも出来ると思う。末期がんの二人が海を見に行く、というあらすじだけで敬遠する>>続きを読む

メメント(2000年製作の映画)

3.7

クリストファー・ノーラン監督の力量が光る作品。思ったほど暴力表現は無かった。解釈で捉え方が大きく別れそうではあるが、結末が分かっているのにここまで惹き付けられるプロットを描けることが単純に凄い。個人的>>続きを読む

ニュー・シネマ・パラダイス(1989年製作の映画)

3.3

シチリアを舞台にした人生讃歌。映画に魅了された人々を丁寧に描いた作品。なんといっても幼少期と全く同じ瞳の輝きをもった壮年期の男性の配役が見事。登場する映画の見識があればより楽しめると思われる。

ユージュアル・サスペクツ(1995年製作の映画)

3.0

ちょっとまどろっこしく、あと大体予想がついてしまったことが悲しい。

手紙は憶えている(2015年製作の映画)

3.5

認知症を患う老人がナチスに立ち向かうある種のサスペンス。一般のサスペンスとは違う意味でハラハラするし、現代と連動した歳月の積み重ねの残酷さが伝わってくる良作。ただ、ここまで都合良く忘れることが出来るか>>続きを読む

なんちゃって家族(2013年製作の映画)

3.5

SNLキャストであるジェイソン・サダイキスとコメディの女王ジェニファー・アニストンの組み合わせで面白くないはずがない。童貞にしか見えないウィル・ポールターは、リトル・ランボーやレヴェナントへ出演する演>>続きを読む

トランスフォーマー(2007年製作の映画)

3.6

オタクで冴えない男の子が地球の救世主になる、という超王道ストーリー。ただ、金属生命体が車からロボットに変形して闘う、という映像は全世界の子供や大人の冒険心を捉えたはず。それほどまでに魅力的でカッコいい>>続きを読む

ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い(2009年製作の映画)

3.5

男のバカさが突き抜けて楽しい作品。ギャグの嵐で息もつけないし、大体は下ネタ。酔った人間はどこまでトベるのか、考えうること全てをやりつくしてるのでは。
ジャスティン目当てで見ると悲しいことになります。

マンマ・ミーア!(2008年製作の映画)

3.0

海に白壁の街が映える、明るい未来を歌うミュージカル。後先考えずに恋愛に身を任せる若き母は、娘にとっては受け入れ難いかもしれないが、この年代の女性として観れば、自由な生きざまに心踊るのでは。懐メロと友人>>続きを読む

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