toysworksさんの映画レビュー・感想・評価

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リズと青い鳥(2018年製作の映画)

4.5

登校時に二人で登る学校の階段。
見上げる先には、いつものぞみがいて…

「本番なんて、一生来なくていい」

高校三年生、最後の吹奏楽部のコンクール。その自由曲に選ばれた「リズと青い鳥」に互いを重ね合わ
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フミコの告白(2009年製作の映画)

4.0

疾走する青春坂道ムービー。

タカシに告白するフミコ。
すぐさま断るタカシ。

タカシ君は落とせずに、
坂道を下っていく、というよりは、落ちていくフミコ。

オチまで2分。
疾走感と躍動感が転がる映像
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アキラ AKIRA(1988年製作の映画)

4.3

近未来の青春の瞬き。

「2020年に東京オリンピック」を控えた
新首都「ネオ東京」が舞台。
国家機密「アキラ」を巡るSFアニメ映画です。

大友克洋には、超能力があるのかな。
ナンバーズなのかな。
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夏の夜の夢(2014年製作の映画)

4.3

開演でパックが眠りについてから、
終演でパックの口上で締まるまで、

終始、魅入ってしまうほど、完璧なジュリー・テイモアの魅惑的な演出。

自分自身が、夢を見ているような、心地の良い時間を過ごせました
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八日目の蝉(2011年製作の映画)

4.0

蝉は生まれてから7日間しか生きれない。
でも、8日目まで生き残った蝉がいたら、
その子はかわいそうだよね。
仲間はみんな、死んでるだもん。

不倫相手の赤ちゃんを誘拐して、4年間自分の子として育てた希
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GANTZ:O(2016年製作の映画)

4.1

死んだ人間たちが、星人たちと殺し合いをするサバイバルゲーム。
奥浩哉の漫画GANTZの3DCGアニメ映画です。

ぬらりひょん、まぢ半端ないって。
背後からの攻撃めっちゃトラップするもん。
そんなん出
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バケモノの子(2015年製作の映画)

3.8

何かが終わり、また何かが始まるんだ。

主題歌のミスチルの曲
「Starting over」を聴いてから、
歌詞を見てから、映画を観てほしいです。

誰しもが、幾つもの選択肢と可能性に囲まれて、悩んで
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日本のいちばん長い日(2015年製作の映画)

3.8

僕たちは、ちゃんと自分の国の歴史を知っているのだろうか。

あの夏の日、何があって、誰が死んで、どうやって終戦を迎えたのか。

あの夏の日の出来事を、例えば生まれくる子どもらに、ちゃんと伝えることが出
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アフタースクール(2008年製作の映画)

4.2

夕暮れ、告白、片想い。
放課後の青春のイメージですね。

人生のアフタースクールに、
オトナ達が学生時代にやり残した宿題を、一生懸命やり遂げてます。

後半の伏線回収は、さすがに騙されてしまいます。
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ちはやふる 上の句(2016年製作の映画)

4.1

「千早振る 神代もきかず 龍田川
からくれないに 水くくるとは」

千年前、在原業平が詠んだ激しい恋の歌。
現在は、「ちは」としか見えなくなったカルター達が、競技かるたを通じて、各々の青春の変化や成長
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そして父になる(2013年製作の映画)

3.8

赤ちゃん取り違え事件の実話を題材にした作品。

自分の子どもが取り違えられていたことが判明した後、親はどういう判断をすべきなのか。

生みの親か、育ての親か。
親の立場で考えたら、誰でも血の繋がりを選
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万引き家族(2018年製作の映画)

4.1

贅沢なんだろうなと、ふと思う。

自身の境遇より、優れたものを見て、嫉妬して、欲しくなる。
それは誰しもが持ってる欲だと思うのですが、それを実際に盗むかどうかは、大きな一線がある。

百個あるものから
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帝一の國(2017年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

帝一が総理大臣を目指す理由。
「自分の國」を作ること。

幼少期に抱いた、幼稚な夢のようだけども、その目的を知った時、ジーンと来ます。
「父親の操り人形」ではなく、しっかりと自分の夢を持って動いてたん
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打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?(2017年製作の映画)

3.8

家庭の事情から、現実逃避しようとするなずな。
なずなの現実逃避に付き合う典道。

「もしも」を繰り返す中で、なずなは「現在を否定」するのではなく、「未来に期待」するようになる。

「次会えるのは、どん
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ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書(2017年製作の映画)

3.7

「The Post」
タイトルは原題のままが良かったな。
「立場が人を変える」お話として観たい作品。

ワシントンポスト紙の社主キャサリンは、依存性が高く、お嬢様気質。そのため周囲から「お飾り」として
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ショーシャンクの空に(1994年製作の映画)

4.2

誰にでも、どんな状況でも、「希望」があることを証明してくれる映画です。

無実の罪で終身刑となった銀行員のアンドリューは、腐敗した刑務所の中で、仲間たちにどんな場面でも希望を語り、また、希望を与えてい
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告白(2010年製作の映画)

4.2

「とろけるような愛の告白」
なんていう甘ったるいものではなく、この映画の告白は、「パチンと弾けるような衝撃的な告白」から始まる。

クラス担任の森口は、終業式で命をテーマにした最後の授業を行う。そこで
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君の名は。(2016年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

浮かんできた名前は、貴樹と明里。

前前前世的な作品「秒速五センチメートル」を観てから、「君の名は。」を観て欲しいです。

「秒速」では出会えなかった貴樹と明里ですが、同じ桜の季節に、今度はちゃんと瀧
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巨神兵東京に現わる(2012年製作の映画)

4.0

エヴァの「空白の14年間」を埋めるように、「エヴァQ」と同時上映された作品。
林原めぐみのナレーションと相まって、まさに、ニアサードインパクトを彷彿させます。

また、巨神兵の姿は、「シン・ゴジラ」の
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プラダを着た悪魔(2006年製作の映画)

4.1

幾つもの「仕方がなかった」選択は、常に自分で決断したことなんだ、とわからせてくれる。そんなサクセスストーリー。

ファッション紙「RUNWAY」で編集長として、女性の憧れとして、仕事に生きる悪魔ミラン
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ダークナイト(2008年製作の映画)

4.0

アメコミが苦手な人でも楽しめます。

人間の光と闇の二面性を描きながら、従来のキャラクターに新しい脚光と暗いストーリーを織り交ぜたクリストファー・ノーラン監督のバットマン。
サイコパス的で嫌悪感を抱か
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ちはやふる ー結びー(2018年製作の映画)

4.1

約千年前、天徳内裏歌合で競われた2首の恋の歌「忍ぶれど」と「恋すてふ」
最後に選ばれ、読まれる歌はどちらか。

千年前の兼盛と忠見による恋の歌合勝負の行方と、
現代の太一と新による恋とかるた勝負の行方
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映画 聲の形(2016年製作の映画)

4.5

夏目漱石は、生徒がI love youを「我君を愛す」と訳したのを聞いて、「日本人はそんなことを言わない。月が綺麗ですね、とでもしておきなさい」と言ったそうな。
遠回しな言い方だし、現代日本人の多くに
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シン・ゴジラ(2016年製作の映画)

4.0

日本で初めてゴジラが出現した時と同じくらいの衝撃が、現代版ゴジラのリアリティで再現されているんだと思います。また、単に怪獣をやっつけるのではなく、より現実的にどう駆除するのか、を「ニッポン対ゴジラ」と>>続きを読む

シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

3.7

良い意味で1960年代の少しカビっぽい、湿った雰囲気が映像と音楽で表現されていて、映画の世界観に深みが増します。また、ホーキンスの魅惑的な演技が、さらに深みに引き込んでくれます。

幼い頃から話せない
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アヒルと鴨のコインロッカー(2006年製作の映画)

4.3

「神さま、この話だけは見ないでほしい」
この映画のコピーですが、本当にそう思う程、切なくなる映画です。
主題歌はボブディランの「風に吹かれて」で、鑑賞後に口ずさみたくなりますが、少し口をつぐみたくもな
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ソウ(2004年製作の映画)

4.2

初めて観た時、衝撃的な内容に興奮した事を今でも覚えています。
密室で鎖に繋がれた二人の男性の間には、射殺された死体が一体。そんな空間でスタートされるゲーム。
ストーリーはこの密室から始まり、この密室で
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ソラニン(2010年製作の映画)

3.9

ソラニン、じゃがいもの新芽に含まれる毒のこと。

ストーリーも、キャストも、もちろん「ソラニン」も、原作のイメージに忠実でした。
種田が伝えたかった音楽を、彼の死後、芽衣子がライブで歌うラストシーンは
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三度目の殺人(2017年製作の映画)

4.2

「三度目の殺人」このタイトルが絶妙です。
これ以上踏み込むと、ネタバレになってしまいますが、この事件の答えは、最初から黙する事なく、提示されています。真実を見出そうとすればするほど、真相から遠のいてい
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夜は短し歩けよ乙女(2017年製作の映画)

4.3

原作の心地良い文章は、映画でも御堪能いただけますが、押し寄せる言葉の洪水に溺れないよう注意が必要です。

原作では一年間に渡る先輩と黒髪の乙女との散歩劇が、映画では一夜の出来事にまとめられています。そ
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