つきたて餅さんの映画レビュー・感想・評価

つきたて餅

つきたて餅

異人たち(2023年製作の映画)

3.9

山田太一が原作らしい、という情報だけで観に行く。かなり最後の方(酩酊シーンあたり)まで何が起こってるのかわからず、でかいクエスチョンマークを浮かべながら見ていた。まんまと術中にはまった格好である。おも>>続きを読む

プリシラ(2023年製作の映画)

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未成年者たらし込むのを「歳の差を超えた純愛」として描くの、だいぶ飲み込みづらいわ〜
当然のように画面がきれいなんだけど(本当に物撮りが素敵、これだけで120分みれる)、エバーグリーンというより20年前
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アイアンクロー(2023年製作の映画)

3.8

プロレスミリしらなんですが、吉田豪のおすすめコメントに釣られて見に行く。
家族呪縛ドラマとしてだけ見てもずっしり重量感、これ実話なのつらい、世界まる見えふうのバラエティ演出なら仰天評伝として受け止めら
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オリオンと暗闇(2024年製作の映画)

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・やたら真に迫った子どもの頃の恐怖心(不安神経症ぽくてかわいそうですらある)の説得力
・青から緑のグラデーションに星が浮かぶで夜の世界
・大きくて黒いけど愛嬌のある闇のキャラクターデザイン
・児童向け
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

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Dolbyベスティアで鑑賞、音がよくて大満足。空いてるし安いし無理してIMAXの変な席で見るより俄然正解だと思います。というかあれ以上臨場感あるとびっくりしすぎて心臓に負担かかるわい👵


感覚的&美
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

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1に引き続き推しからさっさと退場していって悲しい、いいキャラクターなのにもったいないよ〜その思い切りのよさをストーリーテリングに発揮してよ〜〜





パート1の時点で選ばれなかった観客(砂漠とシャ
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DOGMAN ドッグマン(2023年製作の映画)

3.8

神の愛はこっちが譲歩して献身してなんとか発見しないといけない、犬の愛は思えば思うほど混じりっ気なしに返ってくる。そんなこの世の真理だけが描けれていました。
ギャングとか初恋の君のウザさとか引っかかると
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テルマ&ルイーズ 4K(1991年製作の映画)

4.5

初鑑賞、楽しみにして見に行ったけど期待を超えて面白かった。
最近、別の巨匠が「客の感情を動かすものこそが映画だ」みたいな発言してて別にそれ以外の映画もあるよな〜とか所感を抱いているのですが、本作くらい
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

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フランスの刑事裁判、気さくすぎてこえ〜!法廷でエスプリ利かせるんだ⁉︎
傍聴席が\ドッ笑/てなるのが数回あって衝撃。静粛にしてほしい(人間ぶるつもりはないけど人が死んでてその子どもおるんぞ)。
フィク
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アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

3.8

これも評判いいのに配信スルーなのかよ、とご立腹で見始めるも、作品に失礼だけど、たしかにこれは北米でうけても日本じゃヒットしないかも、ちょっと腑に落ちてしまった。
モンクみたいな黒人知識層になりきって白
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ダム・マネー ウォール街を狙え!(2023年製作の映画)

3.8

セスローゲン、髭とメガネないと別人

前半の空売りの説明パートを脳が拒絶してうつらうつらしてしまい、とにかくセスローゲンとセバスタとキングピン等がゲーム屋の株が上がると困ると雑に理解。それでも後半のイ
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聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

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結局なんの話だった………⁇⁇と首を捻りながら、ここ開いてようやくギリシャ悲劇になぞらえて語られていることを知り、とても腑に落ちた。
本作に特定のモデルの話があるのかわからないが、だいたい野蛮で不条理で
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僕らの世界が交わるまで(2022年製作の映画)

3.4

婉曲的な露悪にイカとクジラの呪縛を感じた。自分の名前のロゴ入った帽子とかいくらなんでも観客に悪意持ちすぎでは。いたたまれないことこの上なし

原題がカッコいいので楽しみにしてたのだが、意地の悪いニュア
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.0

・「彼女がハンマーを持って歩くのも彼女の意志だ」
抽象度が高いので鑑賞者が見出したい物語を勝手に見出す作品だと思う。わたしにとっては自由意志と道徳だった。

・終映後、となりのカップルの男が「🧠大丈夫
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ファースト・カウ(2019年製作の映画)

3.7

ドーナツも牛も泥棒も好きだしつまらないとは思わないが、一体なんの映画だったんだ、そもそもアンビエントすぎて自分が全編起きていられたのかも定かでないぞ、とぼんやり帰ってきて、ようやく最初と最後がつながっ>>続きを読む

チキンラン ナゲット大作戦(2023年製作の映画)

4.0

オリジナル版23年前という事実で気絶した。それはそれとして、これはこれでお見事な映画でした。
中盤までpixerの親子の相剋フォーマットぽいな、とナメくさって見てたらどんどんえげつなさと意地悪さが加速
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Saltburn(2023年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

楽しい、美しい、気持ち悪い、おもしろい

学園カーストもの、耽美な青春もの、倒錯した愛の話、イギリス的な階級の怨嗟の話?、、怪物の話!!とコロコロ姿が変わるのだが、一貫してバリコさんのアイドル映画なの
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枯れ葉(2023年製作の映画)

-

初めて見るカウリスマキ、シネフィルのアイドルみたいなイメージがあったが、想像より断然朴訥として、小ボケが連続していて意外だった。ここまで貧しくて泥臭いフィンランドも初めて見る。

起こっていること自体
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⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

4.0

キラキラ猫娘アンチの者なのですが、墓場鬼太郎へのつなげ方は普通にオイオイ泣いたし、何よりうんこネタのこだわりを感じたので溜飲は下がりました。でも猫娘は水木絵のシャーってしてるのが一番かわいい、そこは議>>続きを読む

ウォンカとチョコレート工場のはじまり(2023年製作の映画)

3.6

ロアルドダールをパディントンの監督が!ていう興味で見に行ったため、シャラメがあまりしっくり来ず。いや、でもシャラメありきのこの予算規模だよね、わかる。シャラメ、個人的にあんまり主体性の強い役合わないの>>続きを読む

ナポレオン(2023年製作の映画)

3.8

偉い人たちがみんな小脇に犬を抱えていてよかった。特に終盤フランス国王がビションフリーゼかマルチーズみたいなつぶらなカメラ目線の犬を抱えており飼い主にそっくりで和んだ。ずっこけホアキンとかところどころ和>>続きを読む

ゴーストワールド(2001年製作の映画)

-

15年ぶりくらい2回目、初見はオシャレでしんどい世界だな、くらいの印象しかなかった。

ぼんやりと、今見たら当時の比じゃなくブシェミの役が気持ち悪く感じるかも、と身構えていたのだが、そこよりも!イーニ
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ザ・キラー(2023年製作の映画)

-

逆光の渋い画面、淡々と続くかっこいい独白、ドジっ子おじ。
サスペンスの引きも強く、引き込まれて見たのだが、幕引きのときうっかり小説で読んだらおもしろそうだな〜〜と思ってしまった。でも各所現地ロケらしく
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マーベルズ(2023年製作の映画)

3.8

フラーケンは無事です

クアントマニア見て以降ヤングアベンジャーズのメンバーちょっと偏りすぎて不安だなーなどと思っていたのですが、今作見るかぎりぜんぜん面白そう、ヤッタネ!
でも筋肉ヒーロー好きからは
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SISU/シス 不死身の男(2022年製作の映画)

4.0

おもしろーーい

このクソナチ野郎どもどうにかならんかな!と思った3秒後には想像の倍くらい派手に散るので、状況はシリアスなんだけどテンションたかい。いま思い返すとアアタミはカートゥーンみたいなことして
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キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

最後、急に出てきたご本尊にびっくりしてしまい印象が上書きされてしまった。
犯罪実録ものの朗読劇は本編中のニュース映画に呼応してるようでいて、かなりゲスい好奇心のためのエンターテイメントだったように思う
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ハント(2022年製作の映画)

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わたしが歴史的背景に明るくないのと登場人物の判別がつきにくく混乱しながら見ていたが、それでも苛烈なアクションと終盤の怒涛の展開は目玉が飛び出した。あ〜おもしろかった。終わり方もいい。

あと、つくづく
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コカイン・ベア(2023年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

クマ以外のとこでも人が豪快におだぶつなさるハイパーな前半もおもしろかったけど
後半、90年代のワーナーみたいな爽やかキッズ冒険ものになりびっくりした。それはそれで好きだよ。
意外に群像劇としても見応え
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ヘンリー・シュガーのワンダフルな物語(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ええ話だのう。
すごい厭世的で意地悪な話かと思いきや利他と人生の充足についての話に切り替わりダール爺にしてやられた。やりおる。
ファンタスティックMr.フォックスでもメディテーションに触れてるところが
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ミュータント・タートルズ ミュータント・パニック!(2023年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

それNINJUTUじゃなくてKUNGFUでは⁇と引っかかったのだがネズミ父のキャストがジャッキーチェンだからなのか!他にもびっくりキャスティングが多くてエンドロール釘付けだった

ずっとふざけててオゲ
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アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

4.3

どんなに悲しくても恋しくても、彼らは無表情でタッパー入りの遺骨をままごとの儀式でもって砂漠に埋める。時間薬も絆創膏程度しか効かないなら、そうやって無情かつばかばかしい方法で自分の心の外に出して自分の心>>続きを読む

モンキー・キング(2023年製作の映画)

4.0

すごい、ディズニーよりディズニーがうまい。

wiki情報だけど、最初ドリームワークス中国(そういうのもあるのか)が持ってて頓挫した企画をネトフリが座組刷新して制作したそう。なんとなくカンフーパンダぽ
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バービー(2023年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

制作発表から2年間ずっと小出しにされる情報に心躍らせながら待ち構え、公開されるやいなや走って見に行きました。勢いあまって2回見に行きました。

ばかばかしいほど精巧で美しいドールハウスやパステル調の書
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マイ・エレメント(2023年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

「あの夏のルカ」と「私ときどき〜」がとてもとても好きだったので、ちょっと期待し過ぎたな、悪くはなかったよな…とトボトボ帰ってきたのだが、この感じは覚えがある、「インサイドヘッド」の次に「アーロと少年」>>続きを読む

Pearl パール(2022年製作の映画)

4.0

夢みたいな色彩と構図の映像、悪夢みたいな残酷でトンチキなお話し、どっちもちょっとずつやりすぎててそこがものすごくチャーミングだった。
オープニング、グサっといった時点でびっくりなのに、ガブー!一時停止
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あの夏のルカ(2021年製作の映画)

4.2

えええすごくいい、ずっと夢みたい。

オリジナルでおもしろいもの作ることへの気合がまぶしい。
3Dなのに人が描いた絵が動くことへの驚きがずっとあるし、ベスパに乗りたいっていうかわいげな動機から自由を獲
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