家族の日常からにじみ出る、憎らしさ、切なさ、あたたかさ。どうにもならない現実の上に立つとき、何を受け入れて生きていくのか。是枝裕和らしさ全開の、自然でやさしいタッチ。邦画バンザイ!
好きで、繰り返し観る映画。トラヴィスだけじゃない、登場人物全員が、どこかずれている、狂っている。そして誰もそのことに気づいていない。救いのない物語なのだけれど、甘いサックスのテーマと華やかなネオンの光>>続きを読む
上映当初映画館で鑑賞。その後DVDで繰り返し笑った。阿部サダヲの器用さをつくづく見せつけられる。
間宮兄弟の生活は、ささやかながらも、無邪気な幸せに満ちている。ふたりはお互いのことを全部わかっていて、同じものを愛している。しっくり心が通じ合っている。佐々木蔵之介と塚地武雅さいこう。
久しぶりの鑑賞。中学生のときに一時期ハマったので、いまさらスコアなんてつけられない。ぴったりな配役で繰り広げられるバカげたストーリー、とっても笑える。
何度観ても、最後までハラハラ、スリルが持続。音楽とカメラワークで、まんまとヒッチコックの手の内。エンターテイメント。
「サイコ はこうしてできた」という映画。終盤のトントン拍子加減でちょっと冷めてしまうけれど、総じてよかった。ヒッチコックの妻アルマを演じるヘレン・ミレンがとってもいい。セリフも身のこなしも、洒落た服を>>続きを読む
画面構成、色彩の美しさ。パイの理性とリチャード・パーカーの本能。残酷な真実と、幻想的な心の風景。