ツバサさんの映画レビュー・感想・評価

ツバサ

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悪は存在しない(2023年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

あっという間の106分。
もう少し他愛もない会話劇を観ていたかった。
「悪は存在しない」という強めのタイトルと「これは君の話になる」というコピーに込められた意味を終始考えながら鑑賞。
鑑賞後も考えさせ
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LOVE LIFE(2022年製作の映画)

3.8

物語を構成する要素が多くて上手く形容しがたい作品だった。
手話でのコミュニケーションになるため自然に目を見て話す元夫と、いつからか目を見て話さなくなった現夫の対比が良かった。
現夫からすれば子供(血は
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茶飲友達(2022年製作の映画)

3.8

面会に来た母親の「家族じゃない」という言葉はしっくりこなかった。
あと、摘発される原因となったコールガールの「あなたにはわからない。マナちゃんになんて出会わなければよかった。」といったニュアンスの言葉
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MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

3.7

漫画の内容が良くて、意外にもメッセージ性がある話だった。
単に消費するだけのエンタメじゃなくて上手くバランスを取っていて良かった。
プレゼンシーン最高。

658km、陽子の旅(2023年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

こんなにコミュ障だと親に反対された道も上手くいかないだろうと観てたけど、どうやら当時からそうだった訳ではないことが終盤に分かる。ヒッチハイクでの様々な人との出会いを通じて、凍った心が徐々に溶け、人との>>続きを読む

メタモルフォーゼの縁側(2022年製作の映画)

3.8

嫌悪感を抱くような人物が登場しなくて、優しい映画。主人公のうららは所謂腐女子だけど特にイジメにあったり、家庭環境に問題があるわけでもなく、一方で夫に先立たれた老人の雪も書道教室を通じて地域の人との交流>>続きを読む

さがす(2022年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

なんで加担しちゃったんだとは思ったけど、妻を殺してしまったことを正当化したかったという理由の他に貧困もあると思った。単純に貧困は正常な思考を鈍らせる要因になり得てしまう。切実にお金を欲する状況で、これ>>続きを読む

こちらあみ子(2022年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

ひどい父親だとも思ってしまうけど、そんな単純じゃない。
流産しなければ多分また違う未来が待っていたと思うと悲しい。
あみ子は相手のことを考えずに行動するけど、全てがそうではないと思う。お墓をつくったシ
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グッドバイ、バッドマガジンズ(2022年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

成人男性向け雑誌を扱う出版社と業界の話だけど、他の業界にも通じる面が多々あり楽しめた。
斜陽産業の社内リアルと個々人の実情をあまり脚色せず切り取っていて、こんな感じだろうなと思えた。
モザイク除去し忘
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世界は僕らに気づかない(2022年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

外国人の母と日本で生まれたハーフの子の日本での生きづらさを描いた作品と思って観始めたら、それだけでなくゲイという要素もあってなかなか一筋縄ではいかないなと思った。親子の絆や愛情というより「Angry >>続きを読む

恋は光(2022年製作の映画)

-

意外にも評価は良くて観てみたが途中離脱。
キラキラ恋愛映画とも違うけど、コミック原作の映画化っぽさ(実際そう)はすごく感じてしまって、苦手な部類だと思ってしまった。

寝ても覚めても(2018年製作の映画)

3.6

朝子に感情移入は全くできないけど、衝動型の恋愛をする人も一定数いるよなと思った。濱口監督作品は3作目だけど、一貫して会話劇ってわけでもないんだね。
東出昌大の一人二役良かった。

リバー、流れないでよ(2023年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

タイムループものは色んな手法がやり尽くされている中で、どこまで既存のものに乗っかって、どこで裏切るかみたいな感じだと思うけど、実尺2分きっかりをループし続けるという切り口は意外にもかなり良かった。情報>>続きを読む

最初の晩餐(2019年製作の映画)

-

悪くはないんだけど、いまいち惹き込まれなくて途中離脱。
チーズ目玉焼き美味しそう。

転々(2007年製作の映画)

3.6

思ってたよりもかなりほっこり系だった。
15年以上前だと結構空気感の違い感じるなあ。

階段の先には踊り場がある(2022年製作の映画)

3.9

会話劇を交えた恋愛映画というと日本では今泉力哉が筆頭だけど、それに続く監督だと思った。
今泉作品と比べるとコメディタッチではあるが緊迫感が全くないわけではない。先輩の愛すべきクズ感というか、つかみどこ
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SOMEWHERE(2010年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

悲しいスターの話。物質的には豊かだけど
満たされることのない虚無感が上手く表現されている。
振り返ると、冒頭の高級車でただ走り回るだけのシーンが巧いなと思わされる。
住んでいる世界が違いすぎてわからな
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飛行士の妻(1980年製作の映画)

3.9

ロメール初鑑賞。今泉力哉監督が勧めてたので。なるほど確かにこれは「街の上で」だ。両者の共通点、差異を意識しながら観れたのですごく楽しめた。会話のテンポ感、クスッと笑えるポイントがすごく好みだった。
"
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愛がなんだ(2018年製作の映画)

3.6

今泉監督の知名度を上げた作品だけど、個人的には一番苦手。とにかく登場人物全員に共感できない。

海辺のポーリーヌ(1983年製作の映画)

3.6

恋愛群像劇だから当たり前なんだけど、みんな恋愛体質だなあと。あの時代に田舎でバカンスってなると他に娯楽もないから仕方ないのか。登場人物への共感の出来なさでいうと「愛がなんだ」に近いと思った。

20センチュリー・ウーマン(2016年製作の映画)

3.6

親しい女性とはいえ母親から世話役をつけられたら自分だったらかなり嫌だろうなあ、そりゃ学べることはたくさんあるだろうけど。
物語の本筋とはあまり関係のない部分だけどアメリカのクラブやパーティーのノリはや
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正しい日 間違えた日(2015年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

初めて観たホン・サンス作品。
「あの時は正しく 今は間違い」
「今は正しく あの時は間違い」
どちらのパターンも男の気持ち悪さが出てて滑稽。
後半は自分に正直になり、結果的にも男側にとって都合の良い結
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コントラクト・キラー(1990年製作の映画)

3.8

初カウリスマキ。今泉力哉監督が薦めてたので。
まず設定がチグハグで面白い。
人間、ちょっとしたきっかけで希望を持ち直すことができる。脆いけどそんなにやわじゃない。
緊張とユーモアがいい具合に混じり合っ
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