1000sfacesさんの映画レビュー・感想・評価

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ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

3.7

とてもきれい。マリオカートネタなどは世代的にあまりピンと来なかったものの、知らなくても楽しめる。それぞれのキャラクターの完成度の高さよ。何十年という時間をかけて世界に浸透しているニンテンドーの文化とし>>続きを読む

クレイジーホース・パリ 夜の宝石たち(2011年製作の映画)

3.8

ほかの方も指摘している通り、裏方の人たちの打ち合わせ風景がいつも面白い。

裸体にピンクのドットの照明や、綱にぶら下がって中腰でお尻ふりふりなど、裸のショーを面白く見せるための工夫がすごい。ずっと見て
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マルサの女2(1988年製作の映画)

4.0

完璧な構成。ムダがない。フレームの中での俳優の動き方や物の動きのタイトさにこだわりすぎている感もあるが。俳優さん方お疲れさまです。このような作品に出演することは特別な経験だと思われます。うらやましい。>>続きを読む

ドリームプラン(2021年製作の映画)

-

手際のよい語りと詳しくない人間の目には新鮮に映る光景。ウィル・スミスが強烈なこだわりを持っている父親をあっさり演じている。肩の力が抜けているのがよかったのだろう。

スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

3.6

誰がどのように撮られているかを確認しながら見る。
タコ足の博士とグリーンゴブリン=デフォー、トビー・マグワイアは別格として扱われている印象。
蜘蛛の糸を使った華麗なモーションの数々も、ずっと見てるとい
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最凶女装計画(2004年製作の映画)

3.5

だいぶムリのある展開でも笑って許せる。誘拐の動機や謎についての語り方もだいぶ雑なのでいまいちピンと来ないが、楽しませることに主眼がおかれているのだからそれでいいのだ。

20年も前の作品だが、女装した
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ジュラシック・ワールド/新たなる支配者(2021年製作の映画)

3.5

過去作のメインキャストが勢揃いしている感。ブライス・ダラス・ハワードもおばさんになったなー。ローラ・ダーンは最近よく見かける。年取ってからの方が仕事に恵まれている印象。
役者としては演じるのが面白い作
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新聞記者(2019年製作の映画)

3.5

カメラはスタイリッシュ。ストーリーはやや上すべりしている印象で、調査機関の仕事をあまり突っ込んで描いてはいない。

黙説法的な。が、そんなに震撼させる秘密が隠されているわけでもなく、内調のやってること
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吸血鬼ノスフェラトゥ(1922年製作の映画)

4.2

薄気味悪いものといえばムルナウ。恋愛映画のサンライズにすら地球儀を回す薄気味悪い巨人があらわれる。不気味な発想を映像に落とし込むすぐれた手つき。天才は仕事において偶然の一致を呼びよせる。

2、3回観
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プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

3.7

ヒッチコックのようにクラシックに積み上げていくサスペンス感がありながら、主人公キャシーのブチ切れっぷりの描写はスタイリッシュでエッジがきいている。凝ったカメラも映画を効果的に面白くしている。

男を罠
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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

3.6

オリジナルの爽やかさを活かしながら、別の作品として完成されている。

オリジナルで強調されていた聾唖者のコメディリリーフ的な側面は抑えられ、聴覚障害者自身の言語である手話による饒舌な会話が、耳の聴こえ
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ザ・ロストシティ(2022年製作の映画)

3.6

サンドラ・ブロック🧱のケバい色のスーツがジャングルで浮きまくっている(いい意味で)。チャニング・テイタムは惜しげもなくゴリゴリの肉体を披露し、ブラッド・ピットはサバイバル能力の高さを見せつけている最中>>続きを読む

死霊館 悪魔のせいなら、無罪。(2021年製作の映画)

3.6

※最後まで見て印象が変わったので書きなおしました。いいねくださった方、すみません。

監督が代わっての3作目はホラーというよりはサスペンス、スリラー。

前2作ではあえて禁じていたように思われるエクソ
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プレステージ(2006年製作の映画)

3.6

思ってもみないような内容で、ビックリした。

敵対するマジシャン2人の「確執」といえば簡単なのだが、その中身はというと、互いの生命を脅かし、生活をスパイし、幸せを破壊しようとするという激しいもので、そ
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DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

3.4

壮大な映像のわりに動きがなさすぎる。簡素化されたスターウォーズという印象。

美術の目指しているものが洗練されすぎて、レリーフやジグラットといった歴史的意匠のエッセンスを殺している。

ほかの人の投稿
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ザ・プロム(2020年製作の映画)

3.5

トップスターをキャスティングしたライアン・マーフィー映画。曲はいいのだが、いつもと同じようになんかが足りない。

人生はドレスリハーサルじゃないという曲はいろんなキャストの組み合わせで歌われるメインテ
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彷徨える河(2015年製作の映画)

3.6

濃い緑と河の流れのコントラストは白黒だとカラーよりもキラキラして豊かに見える。水面に反射した進むカヌーは、そのものを捉えた映像よりも優雅で美しい。

しかし、中盤までは美しい映像以外に追うものがなく、
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ダラス・バイヤーズクラブ(2013年製作の映画)

3.7

ガリガリのマシュー・マコノヒー。いまや懐かしい、というか、過去の病気になった感のあるエイズに、有効な治療法が確立されていなかった時代の話。マシュー・マコノヒーを見る映画だった。ジャレッド・レトがものす>>続きを読む

ファントム・スレッド(2017年製作の映画)

3.7

途中でレンタル終了してしまったので中盤までしか見ていないけどもメモ。

はじめは輪郭がぼんやりしたイメージのアルマが徐々に狂気を帯びてくる=デザイナーのアニマとして洗練されてくる、という過程を見せるの
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

3.8

ちょっといい映画だった。ラストのポランスキー邸にデカプリオが招かれて入っていくシーンの穏やかさは、なによりも供養になったと思われる。事件を乗り越えたポランスキーの仕事ぶりにも驚嘆する。マンソンファミリ>>続きを読む

トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

3.5

産業としてのトム・クルーズ。特徴的なスマイルでパッケージされた、軍用機でムチャな軍事作戦を遂行するアクション大作。顔の肉がGで震えている。

年には勝てないとはいえ、さすがというしかないほどキメ顔はき
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ゼロ・グラビティ(2013年製作の映画)

3.8

いい映画。自分は宇宙は絶対ムリだと思った。

ジョージ・クルーニーの出演時間は少ないが、最後の登場シーンが神々しかった。

タイトルはグラビティでよかったんではないか。

レヴェナント:蘇えりし者(2015年製作の映画)

3.8

開拓時代のすごい戦闘シーンというか殺戮シーン。見えない敵からヒュンヒュン弓矢が飛んできては首に背中にブッ刺さる、肉弾戦になってからは足を斧が切る、首を刎ねるといったシーンがつづき、その後の流れもすごい>>続きを読む

バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)(2014年製作の映画)

3.8

いまさらマイケル・キートンもなと見かけても見る気がしなかったのだが、まさにその反応こそが作品の要で、まんまとしてやられた。

ナオミ・ワッツにエドワード・ノートンとふた昔前の主演級俳優が助演しているの
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オールド(2021年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

毎度の伏線回収の手際が鮮やかなシャマラン作品。今回の舞台はビーチと海。こんなに限定された場所を舞台に、カメラの工夫とメイク、俳優の演技だけで起伏のあるドラマが作ることができる。舞台劇としても成立しそう>>続きを読む

SAINT LAURENT/サンローラン(2014年製作の映画)

3.4

エンタメともアートともつかない中途半端で思わせぶりなシーンがつづく。つらい。スタイリッシュが命のはずなのに、西暦が金赤でバンと出て時間をつなぐやり方も野暮ったい。サンローランが犬を連れてお母さんと車に>>続きを読む

ココ・アヴァン・シャネル(2009年製作の映画)

3.7

ファッションと金持ちは切っても切れない関係なのは当たり前ではあるのだけど、愛人として金持ちに囲われて生活するうちにもとの好みが洗練されて、シャネルの服が生まれるというダイナミックなドラマが見物できる。>>続きを読む

ハウス・オブ・グッチ(2021年製作の映画)

3.6

イタリアの金持ちの生活の一端をのぞける🇮🇹ものすごいな。

80年代のグッチといえばほんとクソみたいなおじさんおばさんご用達ブランドで、大量の偽物や奇妙なライセンス商品が出回ってたのを思い出した。
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死霊のはらわた(1981年製作の映画)

3.8

スプラッタームービー爛漫の時代に育ったのに、ほとんどスルーして大人になった身としては、いま観てよかったというのが正直な感想で、カメラワークやゾンビメイク、ゾンビアタック、そのほかビクリゾクリとさせる手>>続きを読む

スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム(2019年製作の映画)

3.8

CGIについてのメタ映画になっているところがすごい。

ピーター・パーカーは頼もしく成長し、MJとの恋も擦った揉んだのあげくに整う。

このシリーズのCGはすごくいい。

タミー・フェイの瞳(2021年製作の映画)

3.6

古くは講演旅行で、いまはメディアでという違いはあるものの、金と名声と権力をほしいままにする説教師。衛星放送なんていまやなつかしいものの一つになった感はあるが、とにかくすごい贅沢をしてたんだな。

ジェ
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ザ・マスター(2012年製作の映画)

3.7

奇妙だがいい映画だと思う。この内容ではヒットはむずかしかっただろうが。

主演2人のなにかが乗り移ったような演技と、ほかの人がやらないような独特なカメラワークで、ポール・トーマス・アンダーソンが語るだ
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ゲット スマート(2008年製作の映画)

3.4

80〜90年代お笑い映画のなつかしいノリ。能天気というか脳天気。スパイがそんな鈍臭いわけないやろ。アン・ハサウェイの戦闘シーン、動きがきれい。コメディでもアクションや爆破シーン、カーチェイスがはげしい>>続きを読む

ミスター・ガラス(2019年製作の映画)

3.5

クローズアップでキメ顔をキメるというのがブルース・ウィリスのパターン演技だったんだなというのが、それをキメられなくなったいまよく理解できる。

そういえば、シックスセンスでもアンブレイカブルでもそうだ
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ヴィジット(2015年製作の映画)

3.6

ジャンル不詳の謎映画ではあるが、間違いなくシャマラン作品ではある。強いていえばサスペンスか。2人の子どものハンディカム主観というのがややつらい。最後のどんでん返しでやっとなるほどとなった。

近年の映
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ハンガー・ゲーム(2012年製作の映画)

3.5

スタイリッシュなのが裏目に出てるか。ハンガーゲーム2の方がビジュアルに監督の個性が出ていて斬新。2の大ヒットで続々とシリーズが公開されることになったと思っている。最近の大作は二作目を本命に撮らせる傾向>>続きを読む

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