オープニングから涙がぽろぽろ止まらない。映像センスと音楽の美しさ。戦後を生きる人々の懸命な暮らしが、観客の胸を打つ。貧しさや悲しみの中に、際限なく溢れてくる人間のエネルギーのようなものを見た。現代の生>>続きを読む
ジブリにまだこんなかっこいいのがいたか……最高。航空戦で仲間を亡くしたポルコだが、今日も飛行機に乗ることをやめない。しかしそれは決して戦うためではなくて。争いはいつの時代にもあるけれど、 拳と挙でぶつ>>続きを読む
チャップリンの哲学。「生きる」ということをこれほど美しく描いている映画を、私は他に知らない。息ができなくなるほど笑った。そして、主人公の優しさが見える場面の連続と、圧巻のエンディング。涙が溢れた。正義>>続きを読む
スピールバーグの圧倒的な力。虐殺の惨さに思わず目を覆ってしまう。人々は画面越しの私たちへ、その苦しみを、悲しいほど真っ直ぐに訴えかけてくる。「〝こうしていれば安全〟ということがない」。へレンの言葉は、>>続きを読む
叶わないと分かっている「また明日」の約束を当たり前のように交わすのが、どれだけ悲しいか。この世界に生まれ落ちたものの、Aは形を持たなかった。心だけが浮遊する。ただ恋をして、ただ愛し合う二人を分かつもの>>続きを読む
ローリーがジョーをダンスに誘う辺りから、胸は高鳴ってやまなかった。まるで小学生かのようにじゃれ合ったり、服を交換したり……。男女を感じさせない対等な二人の関係性がとても魅力的だった。その分二人がすれ違>>続きを読む
互いのプレイリストを共有し、夜の街を歩くシーンが大好き。二人の付かず離れずの関係の甘酸っぱさ。きっと結ばれる運命にはないのだろうと、視線と言葉を交わす二人を切ない気持ちで眺めていた。そしてなんと言って>>続きを読む