この映画を観て、感動よりも圧倒的な物足りなさを感じた僕はドイツ映画に向いていないと思いました。
完全に理解する作品ではなく、主人公の心の中を覗きに行くような感覚だった。
言葉でしか表せない表現を映像化したら、映像でしか表せない表現になった。
って感じました。
バードマンという名の慢心。
自分のことしか見ていない落ち目を迎えたリーガンという現実。
傲慢を捨てること。
自分が今、ナニモノでもないことを受け入れることも重要なのかもしれない。
自分の周りで大きな別れじゃなくてもいい。
海外留学とか些細な別れでもいいから、誰かとバイバイするタイミングで観ると、特別な映画になると思います。
2度目の鑑賞で気づいたけど全体通してあまりセリフというセリフは存在してない。
アーサーという人間の内情を表してるともいえる、背中を大きく広げるシーンは一度見たら記憶からは離れないと思います