自分が、必ず流言飛語に惑わされないと何故言える?
あらゆる差別の局面で、あの村の人々になってしまうのは自分かもしれない。
このレビューはネタバレを含みます
加害者の子が主人公に懇願&許されたと思い一方的に話しかけるシーン、非常に身勝手で自分の保身しか考えてなくて、もう腹が立って腹が立って…心の動きが完全に主人公とシンクロしたと思った。
流れるようなカメラワークが気持ちいい。
次男とムイの、生き物に対するまなざしや行動の対比。(かといって次男に思いやりが無いわけではなく、家族に対しては愛情深いという矛盾が人間っぽい)
青いパパイヤの中>>続きを読む
何度見ても心がちぎられるように痛い作品。
失くせる1本(といっても深傷だけど)と失くせない1本、はしょられる1年と忘れることを許さない1年。
無視できない1を強く意識させられる。
常に他者を「そうなんだ」と受け入れてくれる側だった(そう「させられた」「せざるを得なかった」時もあったよね、描かれていた場面以外にもきっと)佳純ちゃんを、きっと初めて「そうなんだ」だけで受け入れてくれ>>続きを読む