okeyさんの映画レビュー・感想・評価

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トゥルー・グリット(2010年製作の映画)

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父の仇をとるために保安官とレンジャーと山を旅する復讐旅。メタファー的にはキリスト教のお話。

プロットはシンプルなのだけど、この時期のアメリカ南部の時代背景やキリスト教などを知っていないと物語の理解が
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東京物語(1953年製作の映画)

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老夫婦が子供を訪ねて東京にやってきてまた地元に帰る、それだけの映画。

すばらしかった。こういう作品、もう日本では作れないだろうな。

当時の日本の文化や風俗を伝えるの建築やインテリア、衣装。それを生
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クレイマー、クレイマー(1979年製作の映画)

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急に妻が家を出て、悪戦苦闘しながら息子と2人で生きていくことで互いに成長していっところ、また急に妻が現れて息子返せと裁判する映画。

名作中の名作だった。まず音楽が少なくていい。重要なシーンでも音楽が
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ナイトメアー・ビフォア・クリスマス(1993年製作の映画)

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クリスマスに恋をしてサンタクロースになろうとする、ハロウィンのガイコツ野郎のお話。
もう完全にワンピースのスリラーバーク編の世界観とキャラクターだった。
原作はティムバートンだけど監督は違うからか、ど
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ヒート(1995年製作の映画)

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強盗組織のボスと彼を追う刑事の仕事バカ2人を、方や恋に落ち、方や家庭を失いそうになるのを対比的に見せつつ、あり得ないくらいドンパチする作品。

刑事が悪者を追い、撃ち合うというよくある形だけど、両者の
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天才マックスの世界(1998年製作の映画)

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あらゆる課外活動に精を出すも学業落ちこぼれの 青年が、大人の女性に恋をするも、願い叶わず暴走。ひずみがひずみを生み、友情も壊れていく。そこから自分の才能を用いて、傷を修復していく。

ウェスにとっての
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羅生門(1950年製作の映画)

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武士が妻をイケメン盗賊にNTRされる作品。その事件を当事者や目撃者たちが各々の視点で検非違使に証言するのだけど、その内容に違いがある。人間のエゴや悪をあぶり出す。

白黒のコントラストがかなり強い陰影
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海獣の子供(2018年製作の映画)

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女の子というメディアを通じて海と宇宙と繋がる。海獣の子どもたちは天使か悪魔か。

歴史に残るアート作品。作画の美しさ、映像の表現力。原作の五十嵐大介も、制作のスタジオと監督も、熱量と感性が異次元。

フライトプラン(2005年製作の映画)

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飛行機の中で迷子になった娘を探す、機内の超詳しい設計士の母親。それとも夫と娘が亡くなってとち狂った母親なのか。
ストーリーの軸はすごく面白い!のに脚本が荒くて、いろいろともったいない。最後のボーンッは
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シザーハンズ(1990年製作の映画)

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愛する人や他者を不意に傷つけてしまい、結局はまた一人城にこもって作品を作り続ける孤独なアーティストの話。
ティム・バートン自身の話かな。

起_
城に篭って生活するエドワードの元に女性が営業で訪れ、自
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オデッセイ(2015年製作の映画)

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深刻な状況でも悲観的なシーンはあまり見せず、持てる知性にユーモアを足して、クリエイティブに生き抜く。まさに植物栽培。

起_
ワトニーは火星で事故に遭い、死亡したものも思われ、1人残されてしまう。
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マトリックス レザレクションズ(2021年製作の映画)

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ウォシャウスキーから作品についての解説や積もった愚痴。
メイン2人の老いを含む経年変化を意識的に見せているように感じた。
卒業以来の同窓会。
メタ視点での説明的なセリフが多かった。

アメリカン・ユートピア(2020年製作の映画)

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トーキングヘッズのアルバムのブロードウェイショーを収録した、ミュージカルというかライブ映画というか。 
映画館で踊りながら観なければならない映画。
音楽の快楽やメッセージを舞踏に乗せる。

ゲーム(1997年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

どこまでが虚構でとこから真実なのか。そういうオチかと思わせられて違う、の繰り返しで観客は虚実の入れ子構造に迷い込む。最後はもう一ひっくり返しがあるかと思いきや、何もない、という観客の心理を嘲笑うような>>続きを読む

シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

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ゴジラ、パシフィックリムといった怪獣ものの系譜。彼らのラブストーリー。
オタクからオタクたちへのギフト。王蟲を優しく受け止めるナウシカ。

セザンヌと過ごした時間(2016年製作の映画)

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山田玲司のYouTube観た後、セザンヌの画集を見て、この作品を観た。 山田さんこの映画観たな。笑

彼の作品はマティスやピカソら含めても近代絵画にめちゃくちゃ大きく影響を与えてるのだけど、最晩年まで
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星の王子ニューヨークへ行く(1988年製作の映画)

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おいっ、めちゃくちゃ名作やないか!
邦題でイメージ変えすぎ。。
皮肉がすごく上手く効いてて、終始笑いっぱなしだった。形式的にはラブコメだけど、ラブはお飾りで、我々の生き方や価値判断に問題提起をしてくる
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ようこそ映画音響の世界へ(2019年製作の映画)

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映画は映画館で観られるためにデザインされ、作られているなぁ。特に音が一番、映画館とそれ以外での差が大きいといつも感じる。
音が感情を表現している。

ルパン三世 カリオストロの城(1979年製作の映画)

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復刻上映を観てきた。
宮崎駿の描くルパンは色気が減ってたように感じた。でも大塚康生とのメカデザインはかっこよくも可愛いらしい。オートジャイロや車、城の建築、歯車の機構など、やっぱりメカニカルだけどオー
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翔んで埼玉(2018年製作の映画)

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よく笑った〜。
埼玉県人として観たらさらに面白かっただろう。
パタリロの作者。
ベルサイユ宮殿(フランス)の皮肉が効いている。

ノマドランド(2020年製作の映画)

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クロエジャオ作品初視聴。
観てて終始つらかった。
高齢者のノマドの暮らしをクールにドライに伝える。
こんな尋常じゃないくらい美しい画を撮る監督の がMCUを監督してると、観たくなるな。MCUフェーズ1
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DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

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デヴィッド・リンチ監督作の方もみたい。
原作読むか。
宮崎駿も影響を受けたと納得。

キング・オブ・コメディ(1983年製作の映画)

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タクシードライバーから、これ、そしてジョーカーへとつながっている。
ジョーカーであっさり殺される人気コメディアンをデニーロが演じてて、違和感というか、なんでこんな役にこんな大御所がって思ってたのが、こ
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美女と野獣(1991年製作の映画)

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子供ぶりに観た。

当時ディズニーで一番好きな作品だったけど、今見るとまったく感情移入できなかった。
悪役のガストンそれほど悪いやつでもなかったし、メイン2人が愛し合うまでの流れもいまいちしっくりこな
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蒸気船ウィリー(1928年製作の映画)

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子供の頃からミッキーの目がサイコパスぽくて怖かったのだけど、昔のミッキーは行動も完全にサイコパスだた。

ハイ・フィデリティ(2000年製作の映画)

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山田玲司が一番好きな映画というので観てみた。 全く知らない作品だったけど、隠れた名作!
男の弱みをえぐってくる。インテリアやファッションもセンスがいい。
音楽が、とてもいい。テープ作りの極意を教わった
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ミッキーの大時計(1937年製作の映画)

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古典から。
正直、今の日本のアニメーションの大半より絵が美しいと思う。

トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

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飛行シーンの映像を見るだけの作品。それだけなのに、それだけだからか、素晴らしかった。
ほんとうに中身がなさすぎて、ある種のPVを見てる感じ。これが至高のエンタメだぜって感じのものを見せつけられた。

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