コメディ映画。ホラー映画としては残念なものだが、コメディとしてはなかなかの物。
ホラーとコメディってどちらも未知、常識外の領域を題材にしているので下手を打つと笑える方向にブレがち。
展開こそ単調だが散りばめられた小ネタが嬉しい作品。
カルチェラタンの学生(詩の同好会?)が宮沢賢治の「生徒諸君に寄す」を朗読しているところにはニンマリさせられた。見直した際後ろの黒板に「下ノ畑ニ居リマ>>続きを読む
病床の妻すらほっぽり出して趣味の仕事仕事なろくでなし男の物語。
原作「風立ちぬ」からすれば真反対とも言える主人公像なのだが、恋の甘酸っぱさと儚さはサナトリウム文学特有の哀愁を漂わせている。作中で言及さ>>続きを読む
I dreamed a dream
Do you hear the people sing
red and black
One day more
……等劇中で歌われる曲が素晴らしい。
ミュージカル好>>続きを読む
ヤクザ組織に潜入捜査する警官の息詰まるサスペンス……
なのだがなんといっても見所は兄弟の絆。
とにかく兄貴がかっこいい。
それに応える弟分もかっこいい。
さすが韓国映画、鬼気迫るアクションシーンとそ>>続きを読む
美しく、また恐ろしい映画。
峻厳なアルプス山脈の下で祈りを捧げる修道士たちの様子は、人の世からは隔絶されているかのような印象を受ける。
享楽的な私には彼らの厳しい戒律の中にある生活は理解はできても絶>>続きを読む
戦争を題材にした映画にありがちな正義と悪を対比させると言うか、アメリカ軍とドイツ軍のどちらかに肩入れするような描写もない。
極限まで再現された血しぶき舞う戦場の悍ましさは、映像だとわかっていながら目>>続きを読む