のほほんほんさんの映画レビュー・感想・評価

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パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

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リバイバル上映を観てシビれた。スマホの動画配信より何十倍も良い!当たり前だけど劇場で見るのが映画は一番だ。

時系列も音楽も絶妙!台詞も下世話なものも多いのに洒落ている。

筋としたら、しみったれたギ
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劇場版 SPY×FAMILY CODE: White(2023年製作の映画)

3.8

安定の世界観、安定のフォージャー家だった。この家族のわちゃわちゃが好きなら兎に角面白いと思うし、入り込めない人はあんまりかもしれない。

口紅のとことか良かった。ヨルのアクションシーンが一番格好いい。

海の上のピアニスト イタリア完全版(1998年製作の映画)

4.8

午前十時の映画祭で鑑賞。スマホで観るより感動が深かった。船から降りられなかった1900の気持ちが、今なら昔より理解できた気がする。

七人の侍(1954年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

小津安二郎の『東京物語』とともに一度は観てみたかった。

意外にシニカルな終わり方?に感じた。もっとハッピーエンドのお祭り騒ぎかと……。

それでも映像がとにかく綺麗!何が凄いって遠近感。どの画面で止
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夜明けのすべて(2024年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

生きづらさ、という言葉を体現するような藤沢さんと山添くんが静かに立ち直っていく姿が愛おしかった。
特に、自分の勤め先を馬鹿にしていた山添くんが栗田科学のジャケットを羽織った時、その後自分「たち」の仕事
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(2023年製作の映画)

3.7

点数に迷ったけれど、ラストの皮肉がとても効いていたので3.7にしました!

ショーシャンクの空に(1994年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

ストーリーの素晴らしさもさることながら、アンディの意志の強さにも驚かされた。理性を保ち続けた彼にレッドが救われて、観ている側もカタルシスがあった。

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.0

宮崎駿ワールド炸裂!最初の階段を駆け上がる動きで「あぁ、ジブリだ」って思った。

湯婆婆みたいな女中さん、可愛すぎるワラワラが空を舞い人間になるという世界観、青鷺とペリカン、カエルなどの魅力的なキャラ
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ミステリと言う勿れ(2023年製作の映画)

4.0

めっちゃ良かった!謎解きあり、笑いあり、ホラー要素あり、最後は……見てください!笑。

文字通りミステリーに徹してるのかな、と思ったら結構、クスッとしたり胸を打つ場面が多数。ジーンとしたし希望を感じた
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月世界旅行(1902年製作の映画)

3.9

色彩が豊かで、出てくる人や月星人?たちがユニーク。アニメを観ている時の楽しさを感じた。

セリフも字幕もタイトル以外無く今から120年ほど前の映画だけど、ストーリーがはっきりとわかる面白さはすごい。引
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東京物語(1953年製作の映画)

4.6

家族の形が変わっていく様を静かに奥ゆかしく描いていた。冷たい子供たちが決してただの嫌な人では無くて、親を思う気持ちと自分のことで一杯一杯なのが交互に出てきてリアルだった。

あれだけのことがあって「今
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はじまりのうた(2013年製作の映画)

3.9

冒頭の、グレタとダンの出会うまでの構成が良かった。人と人が出会うってこういうことなんだよね……と頷かされたりして。

作中曲に名曲は無いけれど、作者の心の中を明確に映してるって意味ではすごく良かった。
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耳をすませば(2020年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

11月の頭に劇場で鑑賞。

ジブリ本家の「耳をすませば」も「猫の恩返し」も思い出深い作品だ。

学生時代に友人と「10年後どうなってるんだろうね」「聖司は夢破れたりとか?」「雫と聖司、破局してたりして
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新聞記者(2019年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

話題になっていてずっと観たかった映画。近年の邦画史上でもトップクラスで「神崎さん」という名がセリフに登場する映画だと思う。

「正義」とか「信念」って難しい。

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

えげつないほどリアリルな大学生カップルの交際→破局のドキュメンタリーみたいな話なのに、観終わった後に爽やかに気持ちになれるラストが良かった。

コンフィデンスマンJP ロマンス編(2019年製作の映画)

3.8

ダー子のはっちゃけぶりが清々しい!ボクちゃんもリチャードも、脇役も良かった。

リトル・ダンサー(2000年製作の映画)

3.8

ミュージカルのような音楽に合わせて踊る場面など、とても良かったけれど、若干思い描いていた内容と違い拍子抜けもした。確かもともとミュージカル→映画化だったのかな?

サクセスストーリーというより家族の絆
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12人の優しい日本人(1991年製作の映画)

3.8

だいぶ前に観た。冒頭の陪審員裁判の前、飲み物やパフェを頼む件で各自それぞれのキャラが手にとるようにわかってきてワクワク観始められた。

かなり誇張されているだけで、こういう人いるなーという登場人物ばか
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ロング・グッドバイ(1973年製作の映画)

3.8

観たかった映画。思ってたよりマーロウが垢抜けてないのが、むしろ良かった。謎解きというより雰囲気や世界観に浸る感じ。

うだつの上がらない、飼い猫の餌を夜中に用意する世捨て人な感じがたまらない。ラストは
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青の炎(2003年製作の映画)

4.5

二宮君の大袈裟では無い演技で秀一になり切る姿にぐいぐい引き込まれた。若さゆえの透明感が半端じゃない。

ストーリーは重く、行き場のない家庭に置かれた秀一を思うと胸が痛かった。青みがかった映像も、音楽も
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雨月物語(1953年製作の映画)

4.3

白黒なのに映像の艶やかさが印象的だった。ストーリーからは、欲深き者は因果応報となることが伝わった。

溝口健二は3作目だけど、揃いも揃って女性の登場人物に厳しい。何か執着するような過去があったのか。

パラサイト 半地下の家族 (モノクロVer.)(2019年製作の映画)

4.6

なんかの動画配信お試しで観た。観賞後しばらくしてから精神的にダメージ来る。

カラーの方のレビューに「面白いと考えさせられるは切り離さなくていい」とかいたけれど、むしろ前半のブラックユーモアと後半のそ
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気狂いピエロ(1965年製作の映画)

3.9

ずっと気になっていた映画をやっと観れた。2月末頃に鑑賞。

話の筋としてはただのよく意味がわからない逃避行を、とことん面白く映画にした感じ。とにかく、お洒落、キザ、難解。でも魅力的。特に、絵画を映して
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グッドフェローズ(1990年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

考えたらヘンリーは一人も殺してない。冒頭からしてトミーとジミーに引いてる。

極悪人にも染まれず、かと言って真っ当な生き方も出来ないヘンリーは視聴者が感情移入しやすいキャラだと思う。

音楽の使い方が
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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

3.7

観るのが辛いくらい切実な話。いい話だけど2度目は観たくない。

バーニング 劇場版(2018年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

こんなにオドロオドロしてラストも激しい映画はない。濃かった。

5パーセントの奇跡 嘘から始まる素敵な人生(2017年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

実話ベースとは信じられないストーリー。最後だけうまく行き過ぎな気がしたけど、感動したことに変わりないです。

一見良い加減に見える親友のマックスが、良いやつ過ぎ!個人的作中MVPは彼だ。

戦場のメリークリスマス(1983年製作の映画)

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ずっと気になってた作品。クリスマス辺りに観ないと楽しめないかなと思ってたけど、今現在の季節(4月)に観ても内容的には問題ない。

やはり、ラストが印象的かな。なかなか深くて、難しいテーマの作品でした。

サニー 永遠の仲間たち(2011年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

最後だけなんだか都合の良い終わり方だけど、それも含めて結果、良かった。

「あの二人」を観てしまったナミと大人になったナミがベンチで抱き合い、大人のナミがいたわる姿はとてもグッと来た。あれはなかなかシ
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怪しい彼女(2014年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

面白おかしい映画、というイメージで観ましたがハートウォーミングで心が暖かくなりました!

最後のあの「気付かなかった」彼とそれを見るマルスンの切ない目は胸が痛くなったけど、パク爺さんの一途さが男前だ!

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.9

ブラックユーモアのある痛快さから一転、痛すぎる連続の凄まじいラストだった。