Xijiangさんの映画レビュー・感想・評価

Xijiang

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黒の教育(2022年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

大阪アジアン映画祭にて。

ゲストの蔡凡熙さんの言葉。

善人が悪人かは重要ではない。
自分を認識したところに意味がある。
僕はそう思います。

とのこと。
質問してくれた方ありがとうございます!
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

4.0

夫とは中国語、娘とは英語、父親とは広東語…このオープニングで、主人公エブリンのいる環境がストレスフルであることを予感させます。加えて融通の効かない厳格な国税局職員と対峙しなければなりません。それも同年>>続きを読む

RRR(2022年製作の映画)

3.9

思いのほかロマンスでした。

銃に対する価値観が悲しい。英国側もインド側も。

モガディシュ 脱出までの14日間(2021年製作の映画)

3.8

見る人を楽しませようという気概を感じるエンタメ作品。ちゃんとドキドキヒヤヒヤしながら鑑賞することができました。しんみり部分はわりとオーソドックスだったかな。


90年代前後ファッションも着こなしてし
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紅い服の少女 第一章 神隠し(2015年製作の映画)

3.0

CG系あり、驚かし系あり、夢系あり、不気味系あり、不思議系あり。

盛りだくさんですが、ほのめかし系で多くを語らないのが良かったです。

見どころは何と言っても台湾らしさ。
お家の雰囲気とか、恋人の関
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親愛なる君へ(2020年製作の映画)

3.9

一見好青年なんだけど、とんでもなく業の深い人間を演じさせたら抜群にはまる莫子儀。まさにそんなはまり役を本人も自覚し生き生きと演じている感じ。

この家族関係は…というのと、健一の業のありどころとか平行
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1秒先の彼女(2020年製作の映画)

4.0

愛すべきいけてない男子を劉冠廷が好演。魅力的。すばらしい。彼は2020年何本の映画に出てんだ?という売れっ子俳優です。

お話は現代社会の流れのなかで器用に生きられない、同類の観衆にはいたく共感できる
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象は静かに座っている(2018年製作の映画)

4.0

ぼんやりとした世界。
不確かなもの、相容れないもの、目を背けたいものは徹底的にボンヤリとした背景の中。

確かなのははるか満州里の一日中座っているという象を見に行こうとする意志とその意志を持った自分。
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帰れない二人(2018年製作の映画)

4.0

ジャ・ジャンクー監督は本当にチャオ・タオをかっこよく撮る。チャオ・タオがかっこいいというかその画面そのものががかっこいい。

『罪の手ざわり』のナイフの場面を彷彿とさせる。ナイフで切り裂いたもの、銃声
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フライング・ギロチン(2012年製作の映画)

3.0

黄晓明めあてで観に行って、阮经天にはまる。私にとっては記念碑的作品。作品そのものはそんなに…であっても良い俳優にはなにか感じるものがある。
そんな自分の直感が確認できた作品。

王朝の陰謀 闇の四天王と黄金のドラゴン(2018年製作の映画)

2.5

マーク・チャオの薄い演技とウィリアム・フォンの濃ゆい演技とのバランスは◯(笑)そしてエンディングのしつこさよ。

監督の、グイ・ルンメイとかマー・スーチュンとか金馬獎女優にちょっと無理させるとこなんか
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さらば、わが愛 覇王別姫(1993年製作の映画)

4.5

台北の映画館リマスター版を鑑賞。うれしい。ほぼ満席。

炎越しのレスリー。京劇のお化粧がよれよれになったレスリー・チャン。ここが一番好き。見つめる先、ぬらぬらとゆらめく炎の向こうにはコン・リー。やばい
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迫り来る嵐(2017年製作の映画)

4.0

1997年と2008年。
中国にとって節目といえる年、この二つが軸になってる。

最近ちょっと前の昔90年代を懐古的に描く中国映画をよくみかける。それだけ中国社会がある一面では成熟してきているってこと
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SHADOW/影武者(2018年製作の映画)

3.8

『長城』の鶴軍を見たときと同じパッション(笑)をある場面で感じることができてハッピー。

中国語音声字幕で鑑賞。細かいところを理解するのには限界が。ただ水墨画のような色彩、雨の音、におい、湿度などなど
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追跡(2017年製作の映画)

4.0

電影2018 大阪にて鑑賞

俳優の辛鵬さんステキ(笑)。トークコーナーがあって、「非常感謝」と何度もいってくれてた。そして「映画をとおして中国を知ってもらえたらうれしい」とも。そのとおり、映画とても
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アイ・フィール・プリティ! 人生最高のハプニング(2018年製作の映画)

3.7

ビキニ大会あたりから涙が流れっぱなしでした。

しばらく前から言われてる見える化ってのが私ずっと苦手でして。見えたらわかる、とか見えてるものが重要とか。だから、視覚的美の空虚さも描きつつってとこも好き
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恋人たちの食卓(1994年製作の映画)

4.0

三姉妹のキャラクターがそれぞれ素晴らしい。かく言う私は次女でして。あの涙をどう解釈するか、その時の自分の生き方が反映されると思う。

近代台湾の三姉妹、それぞれが個人を生きている。ちょい昔の父性社会の
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ミッドナイト・ランナー(2017年製作の映画)

3.0

今をときめく人気若手俳優二人の今しか撮れないかわかっこいい姿をぎゅっと詰め込みましたという作品。


お話は悪いやつがとことん悪い、それを無鉄砲にも若さゆえの正義感と筋肉美でもってやっつけるというもの
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15時17分、パリ行き(2018年製作の映画)

3.2

クライマックスまでが単調で…と。そりゃそうだ、と思うのです。

人の人生は単調、普通。劇的なことなんて起こらない。ごはん食べて、遊んで、進路に悩んで、葛藤して、仕事して、恋をして、旅行でリフレッシュ。
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ザ・キング(2017年製作の映画)

3.0

いろんなチョ・インソンが観られます。手始めに高校生チョ・インソンです。


正義感に燃える、権力にはまる、踊る、転落する、傷だらけ、アル中寸前、復活する…


面白いのがこのいろんなチョ・インソンがそ
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恋するシェフの最強レシピ(2017年製作の映画)

3.0

金城武…
手をつなぐ、それだけでドキドキする。十分です。素晴らしい。瞬間スコアは5を記録しました。