kaoriさんの映画レビュー・感想・評価

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グラン・トリノ(2008年製作の映画)

4.5

孤独で苦悩を抱えて生きてきた偏屈じいさんウォルトが、隣人との交流で少しずつ変わっていく。

「人生の落とし前をつけるため」「世代や人種を超え、自分を変えてくれた友人たちに未来を送るため」に選んだ道。あ
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マリアンヌ(2016年製作の映画)

4.2

戦争がなければ出会わなかったふたり。でも、戦争のせいで…。

中盤からの緊迫感に息を飲む。
最後は号泣。

スパイ同士のふたりのやりきれない宿命に胸が締め付けられました。哀しくて切なくて美しくて…究極
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善き人のためのソナタ(2006年製作の映画)

4.2

「この曲を本気で聴いたものは悪人になれない。」

冷戦時代の旧東ドイツのお話。

国家に忠実な秘密警察監視官ヴィースラー。監視対象であるドライマンの「善き人のためのソナタ」を聴いて涙し、徐々に自分の人
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幸せなひとりぼっち(2015年製作の映画)

4.4

頑固で気難しい爺さんオーヴェ。愛する妻に先立たれ、仕事まで失い、、、死のうとするがなかなか死ねない。

向かいに引っ越してきた一家をはじめ、ご近所との触れ合いを通して、過去をふりかえりながら新しい人生
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みかんの丘(2013年製作の映画)

4.1

同じ人間同士。殺しあいからは何も生まれない。

お爺さんの言葉ひとつひとつが力強く心に響いた。

悲しいけれど、希望がある。人間味に溢れ、心温まる映画。

国、人種、宗教の違いが何だというのか、何の為
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人生は小説よりも奇なり(2014年製作の映画)

4.0

長年連れ添いようやく結婚した二人に、同性婚への差別から次々と問題が降りかかる。雇用、住まい、健康、、、「愛しい人と2人で静かに暮らすこと」が難しい。

理解し合える相手のいることの幸せ、人と暮らす難し
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すれ違いのダイアリーズ(2014年製作の映画)

4.0

初めてのタイ映画。

2つの時間軸で、2人の男女が水上学校の教師として奮闘。携帯が通じない環境、互いの日記を読むことで惹かれ合っていくというのが新鮮でした。手書き文字の持つ力は万国共通ですね。

自然
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神様の思し召し(2015年製作の映画)

4.0

途中笑いが止まらない!そして後からじんわりくる暖かな余韻。テンポよく展開し、中だるみしない。

腕は良いが傲慢な外科医が、自分と正反対の価値観を持った神父との出会いで、視野が広がり家族や周囲の人との関
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湯を沸かすほどの熱い愛(2016年製作の映画)

4.1

泣きました、、

幸せな結末ではないけれど、鑑賞後は前向きで温かい気持ちになれる作品。

宮沢りえさん演じるお母ちゃんに魅了される。人と向き合う強さ、優しさ…愛に溢れていました。母は強し。

美女と野獣(2017年製作の映画)

4.5

高度な映像技術と不朽の名作が融合した最高傑作。

壮大で美しい映像、心に響く音楽、実写のレベルを超えたファンタジーの世界観に圧倒されました。配役も素晴らしい。

幼い頃から知っているストーリー。展開が
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真実の行方(1996年製作の映画)

4.2

大司教殺人を巡る法廷サスペンス。

エドワードノートンの演技に脱帽。最初から最後まで目が離せない。
そしてラストのどんでん返しに度肝を抜かれた…鑑賞後、ただただ呆然としてしまった…最高!

しあわせの隠れ場所(2009年製作の映画)

4.1

ホームレス同然の生活からプロのアメフト選手になった少年の話。

厳しい生い立ちでありながら心優しく育ったマイケル。周囲を気にせず己が正しいと思ったことを貫き通す強い心を持った母リー・アン。そして突然の
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小説家を見つけたら(2000年製作の映画)

4.1

文才はあるが環境が恵まれない青年と、社会から背を向けた小説家。年齢や環境が異なる全く接点のない二人が偶然出逢う。

互いに刺激を受けながら成長し、師弟関係から友情へ変わる様子に心打たれた。

最後の自
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ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

4.5

夢追う2人の恋愛が切なく素晴らしい。
夢を叶えるために失くしたもの、その喪失感をあんな風に表現するとは…

希望と現実の交錯。切ないラストが、より一層この作品を奥深いものにし、鑑賞後は余韻に浸ってしま
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ぼくとアールと彼女のさよなら(2015年製作の映画)

4.1

コメディタッチでテンポも良く、決して重苦しくない。観終わった後、晴れやかで前向きな気持ちになれる作品でした。

他人と深く関わることを避け、どこか冷めた男子高校生グレッグ。

その彼が、白血病になった
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スタンド・バイ・ミー(1986年製作の映画)

4.0

死体を探しにいく少年たちの冒険記。

久々にこの4人の少年たちに会いたくなって…何回目の鑑賞だろう。この歳になって観ると、昔観た時の印象とは違い、懐かしさと、寂しさを感じる。

大人に成長していく過程
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グッド・ライ いちばん優しい嘘(2014年製作の映画)

3.9

内戦から逃れてアメリカに渡った南スーダン難民の兄弟姉弟の話。

戦争が生む悲惨さはもちろん、当たり前の日常のありがたさを痛感させられた。

彼らの純粋な反応に思わず微笑んでしまう場面もあれば、心優しさ
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英国王のスピーチ(2010年製作の映画)

3.9

英国王が吃音を乗り越えていく苦悩を描いた実話に基づく作品。

彼を支える人々の友情・愛情に、あたたかい気持ちになった。

立場を超えて対等に彼と向き合う言語療法士のライオネル。初めはぶつかり合っていた
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最強のふたり(2011年製作の映画)

4.2

感動の話かと思いきやユーモアが溢れ、元気がもらえる作品でした。

価値観や境遇が違う二人だが、一緒にいると自然体で楽しそうな笑顔で溢れていて、こちらまで笑顔になってしまう。

まわりが同情する中、偏見
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シェフ 三ツ星フードトラック始めました(2014年製作の映画)

4.0

親子愛、友情、家族の絆。色々な愛が詰まってて、観終わった後、幸せな気持ちにさせてくれます。

感情にまっすぐで不器用なカールだけど、そこが人間らしくて温かくてイイ!どん底になったけど、フードトラックを
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キャロル(2015年製作の映画)

3.9

天使のように可愛いテレーズと魅惑的で美しいキャロル。二人の演技・表情が素晴らしく、惹かれ合う姿に魅了されました。50年代のNYは絵画のような美しさが漂っていました。

切なくて美しい愛。人を好きになる
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プロヴァンスの休日(2014年製作の映画)

4.2

3兄姉弟が疎遠だった祖父母と南仏プロヴァンスで一夏を過ごす話。

ジャンレノ演じる祖父は、不器用で頑固だけど誰よりも思いやりがあって、かっこよくて最高!孫たちとだんだん心を通わせていく描写に、心温まり
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ニューヨーク 眺めのいい部屋売ります(2014年製作の映画)

4.1

観終わった後、心が温まり幸せな気持ちになりました。

40年暮らした部屋の売却する話。その過程で繰り広げられる夫婦の会話と雰囲気がとても素敵で憧れます。ケンカしながらも相手への思いやりを忘れずお互いを
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独裁者と小さな孫(2014年製作の映画)

3.8

深く考えさせられる作品。
独裁者の目線で描かれ、自分も追われる感覚となり、最後まで気が抜けない。初めは独裁者に同情の余地なしと思っていたが、物語が進むにつれ、人間味に同情が入り混ざる。複雑だ…
ラスト
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リリーのすべて(2015年製作の映画)

4.1

葛藤しながらも、“アイナーへの愛”から“リリーへの情”へ変わっていく様子は観ていてつらいものがあった。全てを受け入れ支え続けたゲルダの大きな愛に心を打たれた。性同一性障害への理解がない時代の二人の苦悩>>続きを読む

これが私の人生設計(2014年製作の映画)

4.0

「男尊女卑」「女性の社会進出」「ゲイ」…深いテーマながら、テンポよく面白く描かれていた。
主人公セレーナとイケメンゲイ・フランチェスコのやりとりには笑いました。
最後にはスカッとする。セレーナが会社の
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レ・ミゼラブル(2012年製作の映画)

4.7

何度観ても素晴らしい!不朽の名作✨
長編映画だけど、まったく退屈しません。歌声が心に響く…

12/23 目黒シネマにて 4回目の鑑賞

マダム・マロリーと魔法のスパイス(2014年製作の映画)

4.2

フランスとインドの文化の衝突、それが次第に相互理解、信頼、愛情に変わっていく。観たあと心が温まる、人間味あふれる映画でした(^_^)
フランスの美しい情景、美味しそうな料理、配役、それぞれの国の音楽、
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PK(2014年製作の映画)

4.7

「きっと、うまくいく」と同じ監督・主演ということで、初日に鑑賞!

やっぱりインド映画好きだなぁ!笑って泣けるだけじゃなく、メッセージ性がある。

タブー視されがちなテーマを宇宙人の設定を使って直球で
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消えた声が、その名を呼ぶ(2014年製作の映画)

4.0

声を失いながらも娘に会いたいという強い意志を胸に、命がけの旅を続けるナザレット。その姿に心打たれました。

壮大な景色と音楽、そしてチャップリンがよかった◎

ディーパンの闘い(2015年製作の映画)

3.9

「内戦」「亡命」「擬似家族」
異国の地で、他人と住むことは、図り知れない辛さがあるんだろうなぁ。まさに闘い。
深く重い作品でした。いろいろ考えさせられる。
ラストは幻なのか。。現実であってほしい。

イエスマン “YES”は人生のパスワード(2008年製作の映画)

4.0

人生楽しまなきゃって思わせてくれる作品。笑いました!!

何事も「NO」から考えてしまう人生はつまらない!「YES」から考える人生のほうが楽しいし可能性が広がる!

さすがに全部に「YES」とは言えな
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麗しのサブリナ(1954年製作の映画)

4.1

オードリーヘプバーンの魅力は色褪せることないなぁ。いつ見ても美しい♡

パリに行って、周囲の人々を惹きつける洗練された女性に。「月が手を差し伸べるのよ」
自信に満ち溢れたサブリナが素敵♡

「生きがい
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ミッドナイト・イン・パリ(2011年製作の映画)

4.0

「あの頃はよかった」
「今」の素晴らしさに気づけないことが多い。どんな時代にも惹かれるものはある。でも、今を大切に、今を生きよう!と思えた。
パリにまた行きたくなった。美しい街並み。こういう雰囲気の作
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ショーシャンクの空に(1994年製作の映画)

4.9

久しぶりに観たくなって…やっぱり不朽の名作でした✨
「希望」「友情」、観た後に気持ちが晴れやかになる。
やっぱり映画っていいなと思わせてくれる作品。何度でも観たい。

ヘルプ 〜心がつなぐストーリー〜(2011年製作の映画)

4.1

観ててつらいところもあったけど、「希望」と「愛」を感じられる作品✨
仕返しの場面はスカッとした。
「人種差別」いろいろ考えさせられる。