わりとあっさりと終盤を迎えてしまったなと思いきや、
エンドロールで全ての違和感を思い出す。
絶えず聞こえる惨い音や、臭いに想像力が働いて今までにない映像作品だったなと思う。
抑揚がないようでいて、圧倒>>続きを読む
鑑賞直後にどんな言葉も持てなくなるような
作品であり、そして拭われることのない事実だと思う。
人々の感情表現や泣き姿がどれも鮮烈で忘れられない。
夫との再会を果たすトミは何を思い、
澤田は何かを、感じ>>続きを読む
二連休にだらだらと映画が観たくて、ミリしらで鑑賞。せっかくなら映画館でもっとだらだら観たくなったかも。
ホラーというには非常に希望のある終わり方だったので、
ネガティブを残さずに鑑賞できて面白かった。
画と音等のパワフルさが圧倒的に勝りつつも、『罪』の概念について考えさせられるタイミングがちらほらあった>>続きを読む
呼吸音と、室内の壁紙と、憔悴して落ち窪んでいく眼に温度感を覚える。
パク・チャヌクらしさが点々と散らばっていて、懐かしさすら感じた。
男性が男性へ向ける嫉妬の表現(無意識に指を鳴らす仕草)を何度も思い>>続きを読む
なかなかに強めの不快感を覚えながら観ていたぐらいなので、映像作品としてとても質が高いのだろうなと振り返っている。
ヘレンが「思いやりがある」(だった気がする)と主人公を評したのに対し、幼少期の出来事を>>続きを読む
憂いと怠惰と官能と、諦念と。
劣悪な社会情勢に嘆こうと、報われない恋に焦れようと誰も彼もが感情的になりすぎていないのは時代のせいなのか。
友人の最期の言葉も聞かずに去った彼の足音が虚しかった。
「偏見>>続きを読む