arakanさんの映画レビュー・感想・評価

arakan

arakan

映画(83)
ドラマ(0)
アニメ(0)

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

4.0

酷評の声も周囲には多かったけど、エンターテイメントとして十分に楽しめたし、ラストはウルっときた!

HOUSE ハウス(1977年製作の映画)

5.0

少々漫画風味のあるコミカルでメルヘンチックなホラー映画。ぶっ飛んだ演出・編集・音楽に度肝を抜かれる!
若かりし頃の池上季実子の美少女ぶり、18歳にして往年の妖艶さが滲み出ているのにも驚いた。

切腹(1962年製作の映画)

5.0

「面目」とは何か?
武士の魂である刀を質入し竹光に変えた娘婿に、武士の面目を守るため情け容赦なく切腹を申し付けた伊井家。
その「面目」の虚飾を剥ぎ取る仲代達矢演じる津雲半四郎。
「面目」を保つため傲岸
>>続きを読む

THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.0

原作者が監督しているので当然だが、絵柄も構図もカット割りも原作に忠実で、漫画原作がそのままアニメーションになった感じ。
でも、脚本は原作の世界線とは微妙に違う。色んな意味で裏切られた印象。
深い感動を
>>続きを読む

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

5.0

冒頭から作品世界に没入させられた。最初から最後まで隙がない傑作。自分も知らず知らずのうちに2011年の大災厄に心的外傷を負っていたのかも。鎮魂。

キングダム2 遥かなる大地へ(2022年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

原作がスケール大き過ぎるので、何から何までどうしてもチープに見えてしまう…。でも、化け物級の羌瘣の強さも、表現しきれないからこそ逆に人間味を感じられた、というのは意外な発見。「だってお前はまだ生きてる>>続きを読む

オリバー・ストーン オン プーチン(2017年製作の映画)

5.0

大国の指導者がこれほど赤裸々に自身の考えをオープンにするインタビューをかつて見たことがない。政治を題材にしたドキュメンタリーの金字塔と言っても過言ではない素晴らしい作品。
聞き手と話し手が一方的に言い
>>続きを読む

GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊(1995年製作の映画)

5.0

「戦闘単位としてどんなに優秀でも同じ規格品で構成されたシステムはどこかに致命的な欠陥を持つことになるわ、組織も人も特殊化の果てにあるものは緩やかな死」(草薙素子の言葉)
シナリオを読んでみたくなった。

スタートアップ!(2019年製作の映画)

4.5

母に囚われる息子、息子に囚われる母、そして自分の過去に囚われるヤクザ。
それぞれが最後は自由(自立)を手にするんだけど、しがらみを完全に断ち切るのではなく、お互いを思い合い、その関係を深めていくところ
>>続きを読む

悪人伝(2018年製作の映画)

5.0

ヤクザと刑事が悪魔を捕まえるという、実に面白い設定に、ぐいぐい引き込まれた。
実話に基づいた創作とのことだが、冒頭からラストまで一切隙がない脚本、マ・ドンソクを始めとする俳優たちの迫真の演技に舌を巻い
>>続きを読む

孤狼の血(2018年製作の映画)

4.5

役所広司演じるダークヒーロー・大上刑事。堅気の平和を守るにはどんな手段も選ばない、ということはすぐに気付くだろうに、松坂桃李演じる内偵役の刑事・日岡が大上を瀬戸際に追い詰め、死なせてしまう…という展開>>続きを読む

燃えよ剣(2021年製作の映画)

4.0

海外マーケットを指向して製作したからなのかな?典型的な時代劇とは一味違って、編集のテンポ、台詞のリズム、キャラクターの描き方など、総合的にとても良かった。ロケーションも秀逸。もっと評価されても良い作品>>続きを読む

赤線地帯(1956年製作の映画)

4.0

「政府の代わりに俺たちは社会事業をしているんだ!」と言い放つ売春業者のセリフをはじめ、衝撃的なセリフで構成された映画。脚本を読んでみたいな。昭和30年代初頭の荒涼とした日本の風景が露わになっていて興味>>続きを読む

シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

5.0

ゼットンがゾフィーの差金だったなんて…。新解釈によって、かつての名作を見事に蘇らせた傑作。

83歳のやさしいスパイ(2020年製作の映画)

5.0

誰も傷つけない、優しさに溢れた「巧妙で壮大なドッキリ」のようなドキュメンタリー映画。
コロナで長らく会っていない両親に電話したくなる。

シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

4.5

ストーリーはほとんど理解できなかったけど、長かった物語の結末としては腑に落ちた感があった。
エヴァンゲリオンは、何度も見返したくなる不朽の名作。
また最初から観たくなった。

すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.5

役所広司演じる主人公・三上の人物造形がすばらしい。
シリーズものになるんじゃないかと思ったけど、衝撃的な結末が待っていた。
西川美和監督は力のある映像作家だなと改めて実感。

グエムル -漢江の怪物-(2006年製作の映画)

4.0

B級感があるけれど、それがまた良い。
テーマは、ポン・ジュノ監督らしく「家族」だった。

“樹木希林”を生きる(2019年製作の映画)

4.5

NHKスペシャル版はディレクションの拙さばかりが目について怒りしか湧かなかったけど、映画版はドキュメンタリーの本質について深く考えさせてくれる刺激的な問題作になっていると感じた。
ディレクターが自らの
>>続きを読む

天然コケッコー(2007年製作の映画)

3.5

夏帆の島根弁が良い。島根の田園風景を舞台に春夏秋冬を通して撮影を行っていたけど、子供たちの成長・変化がそれほど感じられないのが残念だった。

主戦場(2018年製作の映画)

4.5

笑っちゃうぐらい無防備な歴史修正主義者たちの姿を捉えた傑作。

天気の子(2019年製作の映画)

4.0

新海誠の映画って面白いんだけど、読後感になんか割り切れなさというか、もやもやしたものが残るのは何故なんだろう。

東京裁判(1983年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

テレビで年に一度、必ず放送してほしいと思わせる名作。昭和史がよく分かるだけでなく、戦争を自衛か侵略かどちらかに割り切ってを定義することの難しさ、昭和天皇の戦争責任、A級戦犯(平和・人道に対する罪)の捉>>続きを読む

新聞記者(2019年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

「新聞記者」がテーマというよりも、「内閣情報調査室(内調)職員の葛藤」に焦点が当たっていて、期待していた内容とは違っていた。
主役の女性新聞記者はアメリカ育ちという設定で、主演女優に韓国人を起用してい
>>続きを読む

>|