時間の流れと関係とタイミング。穏やかに流れる時間のなかから見えてくる複雑な心の揺らぎ。再会してから会話を重ねた先に映し出されたラストシーンにとても心が掴まれました。
朝焼けが心に沁みます。
人間関係>>続きを読む
静かに隅々へと染み渡っていくような映画だった。そして、全部はわからないということへの心地よさも。今泉監督の作品はいつも会話に引き込まれるのですが、今回は真木よう子さんの"聞く"表情が印象に残った。>>続きを読む
そんな時代、とっくに過ぎてきたはずなのに、ぶり返しそうになった。私には到底持つことも触れることもできなかった物凄いエネルギーのようなものが描かれていた作品。とにかく岡山天音さんの芝居が芝居を越えた何か>>続きを読む
映画『夜明けのすべて』とてもとても良かったです。
あらゆるものへの向き合い方がとても丁寧でまっすぐに見つめている感じがした。人が居ること、人と関わること。生活をしている場所や街の映し方、スクリーンに映>>続きを読む
率直な映像と言葉と生き様が詰まっていました。きっと人それぞれ違うだろうけど、何かの気付きを感じられる映画だと思います。東出さんの周りにはいろんな人たちが集まってくる。その中で時々葛藤したり考えたりして>>続きを読む
解放とうねり。考えるほど、いろんな受け取りかたが生まれる作品。映像の豊かさ、色彩の面白さ、美術の迫力、音楽とタイミングなどセンスが満載。
音と構図にドキドキヒリヒリした……
コメディなのかシリアスなのか、どう観たらいいか戸惑ってしまいました。役者さんたちの気合いを感じました。
面白かったです。ロケーションもカメラワークも作品にビシッと決まっていた気がする。そして、安藤サクラさんの歩き方や走り方、ジャケットを羽織ったり帽子をかぶったりする仕草一つひとつに、徐々に見えてくるネリ>>続きを読む
沁みました。社会の見つめ方、台詞や動作に散りばめられたユーモアと皮肉がひしひしと響きました。あとやっぱりカウリスマキ監督の構図が好き。生活、労働、食事、戦争、ささやかな楽しみ、出会い、すれ違い、労働、>>続きを読む
前作でも感じたけど、加藤拓也監督は「人を描く」ということに関して凄く丁寧に積み重ねて魅せる方だなあと思った。(うまく言えないけど)言葉と動作の使い方とか時間の見せ方とか、セリフのタイミングとか言葉のチ>>続きを読む
終盤のプロムでの上映からロッカーのシーンで涙が止まらず。あんな表現すごい。カメラで映すということ、カメラが映し出すもの、その強さと確かさと複雑さを考えました。そして粋な終わり方。ポール・ダノのお芝居、>>続きを読む
とってもムーディー。
役者さんたちのお芝居、流れるようなカメラの動きや音楽、昭和63年の夜の銀座という街、その場で生きている人たちのやり取り。ちょっと癖のある感じふくめ、引き込まれてあっという間の94>>続きを読む
素晴らしかったです。内容はもちろん、音楽や映像も。人に紛れながら会話しているシーンとか、二人の電話などでの会話のトーンとか。上司のパトリシア・クラークソンの存在もよかった……