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サブカル的痛さを感じるおんたんの台詞が続いていたからこそ、過去の真実とのギャップが凄まじかった。楽しげな友人同士の日々の中でも拭えない不安の演出が巧みだった。映像のクオリティは言うこと無し。
作品全体>>続きを読む
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良くも悪くもニチアサ映画だった。
冒頭の平安京や陰陽師のしっかりした説明や、○○はなんだったのか?→あれは○○だ、という丁寧な会話は、ファンタジーや史実での陰陽師を1mmたりとも知らない観客や子供でも>>続きを読む
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お調子者に見える佐々木がやっていたことがスポーツではなく絵を描くことだったのが、心の繊細さの表現にも、スポーツと違い一人でもできることがそれだったという育ちの状況を表す表現にも思え、良い人物造形の仕方>>続きを読む
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タイトルと神木隆之介が出演しているということしか覚えていなかったため、桐島=神木隆之介ではなかったどころか桐島が出てこなかったことに驚いた。
冒頭で、同じ日の異なる生徒達を描くのに何度も「金曜日」と>>続きを読む
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あまり感情移入できたわけではないが、登場人物たちの感情の動きは君の名は。とすずめの戸締まりよりも理解して追いやすかった。他作品に比べて派手さは無いが、全体的なバランスは一番取れている作品だと感じた。形>>続きを読む
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冒頭で男の冴えない生活を短時間で描くのが上手かった。平凡に見える男やおじいさんが実は最強だったという流れは誰もが好きな展開だが、タトゥーの女を探しているシーンや自身の正体を話すシーン、父と共に戦うシー>>続きを読む
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外国人のテンプレ的日本文化への憧れの何割かはこの映画の影響なのだろうと感じる、クールなトンチキJAPANを十分に楽しめた。服部半蔵が寿司屋の大将で日本刀を作っていたり、女子高生がモーニングスターを振り>>続きを読む
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不思議な作りの作品だった。作品そのものが演劇という前提で始まるのは理解できるが、役者がこの作品を一度降りて苦悩する裏側を見せるという描き方が面白かった。爆笑とはいかずともゆるく楽しめるコメディ作品では>>続きを読む
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3時間という長さだったが、序盤を越えれば眠くなることなく観ることができた。
爆弾を思わせるような音響や、直接描かれずとも感じられる甚大な被害と後悔の表現が見事だった。
広島・長崎の被害の描写が少ないと>>続きを読む
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コリン演じるハリーの華麗なスパイアクションだと思っていたので、そこよりも少年の成長がメインだったことが意外だった。
このようなスパイ映画の落ち着いた上司は信頼できる人間だという先入観があったので、アー>>続きを読む
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同じアヒル同士でも会話が通じない2匹や、テレビがカラーになってから作品出演の声がかからないと言うモノクロのキャラなど、アニメーションと現実感のバランスが良かった。1998年の映画だそうだが、その時代に>>続きを読む
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OP映像がオシャレ。初めはどの時系列で誰が主人公なのか分かりにくかったが、映画のストーリーの本筋に入る前の学校の下りから面白かったのであまり気にはならなかった。
主人公がFBIを欺いて揶揄って逃げ回る>>続きを読む
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前作よりも派手な演出が増えた分、制作年代の問題もありCG感が全面に出てしまい、派手なアクションへの興奮よりも違和感に困惑する気持ちの方が強かった。クライマックスの屋上からのバトルはわりと良かった。
悪>>続きを読む
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ドキュメンタリー風の撮り方や国岡の自然な演技ややり取りが良かった。ただ、ドキュメンタリーとするには時々カメラワークやカメラ人数の辻褄が合わないようにも見えた。そう見えるだけで制作上では辻褄が合っている>>続きを読む
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教会による異端審問やそれによる大勢の死が教会のせいではなく悪魔によるものだったという真実や、教会による性的虐待の隠蔽の情報は、キリスト教の歴史を悪魔的所業であると糾弾するようにも、悪魔のせいであるとい>>続きを読む
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クオリティの高いファミリー映画。
原作やアニメを知らない人間にもわかりやすい説明があり、子供と一緒に来た大人も楽しめる作りになっていた。
子供が喜びそうな軽めの下ネタを交えつつ、話の内容もわかりやすか>>続きを読む
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若者のキャラクター像を理解させるためのやり取りと、ダウナーなキャラの解像度が高い。ストーリーを進める上でのベタなやりとりはチープさが拭いきれなかったが、後半は作品自体がそのようなやり取りが問題では無く>>続きを読む
くだらないが嫌いになれない。倫理観的にギリギリの部分を完全に不快にならない程度のギャグに留めるバランスは上手かった。ダラダラ観られる映画。
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台詞回しやカメラワークはとてもオシャレでカッコよかった。ハラハラするシーンの連続や、敵対していた者同士の和解なども面白く観ることができた。冒頭の弱い犯罪者から、より悪の道を行く人間たちを見せた後で、そ>>続きを読む
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脱獄をメインとした話だと思っていたが、約20年も刑務所にいてからの脱獄だとは思わなかった。刑務所にいる間も苦しいことだけでなく、楽しいことやこちらまで笑えるようなこともあり、飽きずに観ることができた。>>続きを読む
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登場人物それぞれの感覚は理解はできないが、売れた作品だったということはわかった。それぞれの微妙に異なる感覚からのすれ違いを描くことは上手かったが、モノローグはそこまで多くなくても良かったのではないかと>>続きを読む
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戦争開始のスピーチという喜ぶべきではないものに、王が吃音を克服した喜びが笑顔さえ含んで重ねられている奇妙な状況描写が素晴らしかった。戦争、特にヒトラーを扱う第二次世界大戦のストーリーは扱いが慎重になら>>続きを読む
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カッコいいが少し抜けたところもある女性たち、派手なアクション、トンチキ日本描写、エンディングでの没シーンetc…と、好きな要素が沢山あり面白かった。ストーリーは王道で、引っかかる点は特に無かったがハマ>>続きを読む
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境遇を可哀想にするためだけの悪意まみれで粗ばかりのお粗末な設定。わざとらしい台詞。その二つをもってしても中途半端に何がしたいのかわからないストーリー。酷評ばかり聞いてきたが、多少は楽しめる作品ではある>>続きを読む
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北欧映画の落ち着いた雰囲気は好きなのだが、コメディ映画には合わないと個人的には思った。そもそもこの作品がコメディドラマという作品区分にあることも個人的にはあまり納得できないのだが。
落ち着いた雰囲気>>続きを読む
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よしおが死んでいるという匂わせを冒頭でしてしまうのが良かった。仲間内だけでなく全員に見えている雰囲気というのも面白かった。
暴力的ではあるが人の怪我に関しては真剣になるような、虐められている人間以外に>>続きを読む
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ジムキャリーの表情筋は相変わらず柔らかすぎて見ていて面白い。奇妙な登場人物達や謎の集会など、飽きずに気楽に見られるコメディ映画だった。
セミナーのリーダー?講師?がインチキというわけではなく、「イエス>>続きを読む
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ユカのような中身も無く流され人を見下して生きる人間をはじめとして、どの登場人物も世界には山のようにいるんだろうという生々しさがあった。全員が幸せになれる方法があれば……と思うと同時に、全員が不幸になっ>>続きを読む
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内容はもちろんだが、アニメーション作品としてもクオリティが高く、飽きずに楽しむことができた。戦争を真正面から描くのではなく、あくまでも自分の体験のみにとどめる表現と、可愛らしいアニメーションの組み合わ>>続きを読む
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原作に多かったモノローグのほとんどを削除し、その分曲や映画部で心情を語らせるというやり方は、モノローグが多くなりがちな実写映画化の中では新鮮に感じた。原作が短編かつテンポが良い分、尺を伸ばす都合でやや>>続きを読む
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ヴィーガンを殺していくたびにどんどん人間性に変化が現れていくのが良かった。テンポも良く、グロ表現も淡々としたものだったのでストレスを感じずに観ることができた。ただ、いつバレてしまうのかというヒヤヒヤ感>>続きを読む
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バビロン、ララランドを観た上での鑑賞。
上記の作品でも胸を打った、チャゼルの描く、全てを失っても夢に固執し歴史に名を残そうとする狂気的な人間の原液を感じる作品だった。バビロンで、そのような生き様はチャ>>続きを読む
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構成だのストーリー展開だのに何か言う必要の無いお祭り映画。細かいところまでゲームやキャラクターへの愛が感じられた。とても楽しく鑑賞できた。映像や音楽の面から、やはり配信ではなく映画館で観たかった。
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ファイトクラブができる前後はそれほどのめり込んで観るようなものでもないかと思っていたが、タイラーの狂気性に少しずつ惹かれ、主人公とタイラーが同一人物だと分かってから急に映画のジャンルが変わり目が離せな>>続きを読む
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ホアキン・フェニックスの、小物さとカリスマ性、底の知れなさを同時に感じさせる演技が見事だった。ナポレオンの時代の混乱と悲惨さを華やかな音楽がカバーしており、戴冠式や戦争シーンの見せ方も上手かった。
ス>>続きを読む