YKさんの映画レビュー・感想・評価

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君を想い、バスに乗る(2021年製作の映画)

4.0

病に蝕められながらも、亡き妻の想いをずっと純粋に大切に背負って目的地まで向かう姿が愛に溢れていてすごくすごく美しかった。

所々で描かれる過去の描写も愛おしさや寂しさを感じられる人生の美しさがあって、
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ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

3.5

僕たちは大人になれなかったを観た時と少し似た感覚。

ふとした時にどんなことでも楽しかったなと思える人生を若いうちに過ごせたらそれで幸せなのかもしれないな。

歳をとっていくと、過去のことばかりに気を
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やがて海へと届く(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

終盤のすみれ視点のシーンを観ていて、すみれは自分に正直に生きたかったんだろうなと思った。
ビデオを撮る癖、真奈の家を離れる時に申し訳なさや辛さを隠したこと、最後に真奈と会った時にポーチを拾ってくれたこ
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四月の永い夢(2017年製作の映画)

3.5

人によって捉え方は色々あると思うけれど、年代物の家具や古い喫茶店、物語で登場するどれもが彼の死後時間が止まったかのような感じで、主人公が自分のために生きようとする意志が薄いことをうまく演出していたのが>>続きを読む

パンとバスと2度目のハツコイ(2017年製作の映画)

3.0

まったり休日に観る映画にはぴったり。

ずっと好きでいられる自信なんかないという気持ちの正体が相手を片想いしているわけではないから、というのがなんか刺さるなぁと思った。

相手のことが好きだったら好き
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アイネクライネナハトムジーク(2019年製作の映画)

3.5

「この人と出会えて良かった」といつか思えるようになるということは、出会えた時の衝撃だったり、触れ合う中で感じた喜びや感謝だったりが、自分自身が求めていたもの、大切にしたかったものなんだと素直に感じられ>>続きを読む

バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ(2021年製作の映画)

3.0

完全にゾンビ化してない人間が一番怖いと感じた映画。
ストーリーはちょっと無理矢理感あったけど、ゲームの世界観がベースなのは良かったかも。

mellow(2020年製作の映画)

4.0

好きという気持ちをまっすぐ伝えることは、本当に美しいことなんだと改めて感じることができた映画だった。
自分の気持ちを伝える時に花を添えることをこんなにも暖かく描かれているのを観て、思わず花を買いたくな
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静かな雨(2020年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

記憶が持たないことに気づいて、メモを残していたシーンに胸を打たれた。
こよみにずっと寄り添う行助のまっすぐな心がとても美しいなと思った。
自分のことを今以上に知ってもらったり、好きになってもらうことが
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街の上で(2019年製作の映画)

3.0

スローペースなのでゆっくりお酒を片手に観るのにちょうど良かった。
愛がなんだでも思ったけど、若葉竜也のちょっと自信なさげなキャラの演技が良い。

愛がなんだ(2018年製作の映画)

4.5

人から必要とされるとそこに存在意義を感じ、仕事も自分自身も犠牲にして自分を必要としてくれたその人のために何でもしてしまうことを恋でもなく愛でもないと描かれていたのが突き刺さった。
個人的には、それは恋
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まともじゃないのは君も一緒(2020年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

「普通」がテーマな映画。
相手に「普通」のコミュニケーションを求める女子高生と、オタク気質でズレた感じがする予備校講師の物語。
前半では予備校講師の頓珍漢な会話に焦点が当たっていたが、中盤から後半にか
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スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

【2回目:吹き替え版】
サムライミ版スパイダーマンを吹き替えで何十回も観てきた身として、あの声でもう一度今の”スパイダーマン”を観たいと思いおかわりした。
アメリカ映画というのもあってMCUは基本字幕
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ボクたちはみんな大人になれなかった(2021年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

過去の幸せだった思い出を断ち切れない主人公の物語。
恋をして、一緒に暮らして、結婚して、子どもを作って…という「普通」を求める主人公とそれを否定する自由奔放な恋人。
そんな恋人は自分の思い描いていた「
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マイ・プレシャス・リスト(2016年製作の映画)

3.0

こんなことしても無駄だと思うことも、やってみたら思いがけないことが起こる。
そんなよく聞くことわざのようなものを物語にした映画だった。
物語なので脚色されてはいるが、リストを作ってやってみて、そこで何
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舟を編む(2013年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

コミュニケーションが苦手な主人公が自分に任された仕事に真っ直ぐに向き合う物語。
他の人の気持ちがわからないと言う主人公に対して、下宿先の大家のおばさんが、「辞書を作ってるのなら言葉を使わないとダメだよ
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サイダーのように言葉が湧き上がる(2020年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

主人公二人よりも藤山老人に心惹かれてしまった作品。
若くして亡くなった妻の声が聴きたい、ただその一心で妻の声が録音されたレコードを探している藤山老人の生き方がとても美しいと感じた。
また、回想シーンで
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ジョゼと虎と魚たち(2003年製作の映画)

3.5

くるり大優勝の作品。
公開当時の世相を反映してなのか、障害者の持つ社会的な壁や、肉体関係的な恋に安らぎを求める若者の恋など、リアルに描かれていると感じた作品。
ストーリーの流れがゆっくりなだけに少しも
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ジョゼと虎と魚たち(2020年製作の映画)

4.5

障害者が抱く壁や若者の恋をリアルに描いていた実写版と違い、ストーリーとして夢を追うことの大切さや、他人から影響されて変わっていくことを描いていて、個人的には好きなタイプの作品。
アニメだからこそ描ける
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