アノコの涙は蜜の味さんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

燃えよ剣(2021年製作の映画)

2.5

土方歳三は最初から完成されていて、成長、心の機微が読み取り難く、入り込め無かった。
歴史上では1番好きな人物であるから、もちろん『燃えよ剣』は読んでいたし、流れもある程度は知っている。
重要なシーンを
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ドラゴンボール超 スーパーヒーロー(2022年製作の映画)

4.2


アメコミ作品や『シン』シリーズが、かつて子供だった大人たちに向けた作品だとしたら、これはとことん子供に向けた作品だった。

スーパーヒーロー映画としての芯は残しつつも、しっかりと『ドラゴンボール映画
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流浪の月(2022年製作の映画)

3.5



地元が舞台だったから観に行っけど、知っている景色よりもちゃんと中身に没入が出来た。

トラウマによって瓦解した生きる意味は、最悪な関係、形でまたはまっていく。
成長で解決するのではなく依存で解決す
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アメリカン・ビューティー(1999年製作の映画)

5.0

生死の境を彷徨った訳でもなければ、返せないほどの借金を抱えてもいない。
だけれども何でもない日常が続いていく事に絶望を覚え、諦念とも言える感情を抱いた所から始まる考えてもいなかった充実した日々。
物事
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Shall we ダンス?(1996年製作の映画)

5.0

普通のおじさんが美しくなる物語なんてこれの他には無い。
おじさんの気持ち悪さ、勘違い、痛さもちゃんと描き切った上で最終的に周りも巻き込んで幸せな結末を迎える。
何度見ても最高。

ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス(2022年製作の映画)

4.5

ヒーローは「目の前の一人を犠牲にしたら、その他大勢の人間が救われる」場面でも諦めることなく目の前の一人を救って、その他大勢も救う。
皮肉たっぷりで傲慢な所さえあるスティーブン・ストレンジが一番ヒーロー
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死刑にいたる病(2022年製作の映画)

4.0

殺人事件を題材にした推理モノの体だったけど、証拠や行動からロジカルに解くのでは無く、登場人物が抱えるクセや違和感、描写から答えと繋がるカタルシス。
考える隙間がとても多く、時間を忘れて没頭した。
然る
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

5.0

トップガン
「36年前の続編ってどうなの?」って言う懐疑的な姿勢で臨んだら、戦闘機の轟音、音楽、フォントに至るまでが完璧でのっけから強烈なしっぺ返し。
そのまま駆け抜けるぞと言うが如く流れてくるdan
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