betterさんの映画レビュー・感想・評価

better

better

  • List view
  • Grid view

夜明けのすべて(2024年製作の映画)

-

この作品は『良かったらどうぞ』で満ちている
お菓子や差し入れ、仕送りは勿論のこと 痛みやつらさも分かち合う
失いかけていた誰かとつながること、助け合うことを思い出させてくれた
"すべては移り変わるが確
>>続きを読む

異人たち(2023年製作の映画)

-

紛う方ない正真正銘のクィア映画
普段は俯瞰的に映画やドラマを捉えようと心掛けているが思わず自己投影しながら観てしまった
監督・主演共にゲイをカムアしているので、演出 演技 会話 全てがリアルで「エゴイ
>>続きを読む

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

-

最近「オッペンハイマー」や「ボーはおそれている」の様な複雑化した構成の作品ばかり観てたので久々にオーソドックスな物語で楽しかった
前作はIMAXで本作は小さいシアター(しかも自分1人)だったが十分、音
>>続きを読む

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

-

センシティブな題材を過去作で培った技巧でオールスタームービーとして成立させてるのが流石
過密な会話や音楽、適材適所の配役までハイコンテクスト
でもやっぱ自分は設定やアイデア先行のTENETとインセプシ
>>続きを読む

変な家(2024年製作の映画)

-

映画 小説 YouTube全て大ヒット、現代のメディアミックス大成功例
ホラー映画としての出来は悪くないし近年の中田秀夫&清水崇の体たらくと比べれば寧ろウェルメイドでよく出来てる
雨穴さんファンは「何
>>続きを読む

ボーはおそれている(2023年製作の映画)

-

アトロク2試写会にて。
過去2作以上に監督のコンプレックスをど直球に描いている印象
とにかくなんじゃこりゃの連続が3時間続くので目が離せない
中盤までシュールコントとして楽しくて以降、物語の全貌が明ら
>>続きを読む

法廷遊戯(2023年製作の映画)

-

それぞれのトラウマ 罪 思惑が複雑に絡み合う展開が面白かった
メインキャスト3人のアンサンブルと法律や司法、国家権力へのアンチテーゼがシリアスすぎずライトすぎずなバランスで良い
大森南朋と裁判員のおば
>>続きを読む

正欲(2023年製作の映画)

-

この世界を一人で生き抜いていくのはやっぱりしんどいし辛い、誰かにそばにいてほしいし繋がっていたい
大切なのはノーマルかアブノーマルかではなく他者を慮る気持ちであって否定することでも無理に肯定することで
>>続きを読む

エゴイスト(2023年製作の映画)

-

キャスト・監督の制作姿勢やインタビューの受け答えが好印象だったので観ました
出てくるゲイが龍太以外はステレオタイプばかりで正直冷めてしまった
自分が20代の田舎に住むクローゼットゲイだからそう感じるの
>>続きを読む

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

-

新海ファンになって6年…ついに完成披露に参加できて感無量
小説を読み大筋を理解した上で観たので映像と音に集中できた
「天気の子」が賛否割れるアウトローの物語だったのに対して本作はきっと多くの人が共感や
>>続きを読む