yozoさんの映画レビュー・感想・評価

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梅切らぬバカ(2021年製作の映画)

4.0

忠さん役の塚地武雅が上手い。母親の愛情が印象的な描き方だが、障がい者が地域で生活することの難しさが、何の解決策も出ないでストーリーが終わったことで表現されている。

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

1.0

監督の伝えたいことは理解できる。ストーリーがシンプルなので、筋を追うことに神経を注がず観られる。でも好きな映画ではなかった。

カラーパープル(2023年製作の映画)

5.0

大学の頃観た作品のリメイクでミュージカル仕立て。ハッピーエンド過ぎるかもしれないが、継父、夫から暴力や性虐待を受けるセリー。最愛の妹ネティからの手紙を握りつぶす夫。でも黒人女性だけど明るくて強く生きる>>続きを読む

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

吉田源三郎の「君たちはどう生きるのか」は、主人公眞人が感銘を受ける本として登場。ジブリ映画は現実とファンタジーが交差する作りだが、この作品は一つの虚構のストーリーが短く目まぐるしい。

大人は判ってくれない(1959年製作の映画)

3.5

まだあどけない12歳ドワネルの、人生の分岐点を描いたような作品。大人になると、あの時あちらに転がっていたら今頃、と考えることがある。でもその分岐点で、たまたま、社会の価値観からすると悪い方に進むための>>続きを読む

映画めんたいぴりり パンジーの花(2023年製作の映画)

3.0

めんたいぴりり、大好きな作品だけに、今回の映画はちょっと残念…。

生きる LIVING(2022年製作の映画)

4.0

黒沢明監督-志村喬主演の映画を下敷きに、カズオイシグロがビル・ナイ主演で製作。あたたかい映画。

フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

4.8

いい映画。スピルバーグの、こだわりが強く職人のような映画作りは、母から受け継いだ芸術家の遺伝子によるものなんだ。ユダヤ人に対する差別も当時は激烈で、スピルバーグの苦労は相当なものだったのだろう。

イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

多くの人に見て欲しい。そしてこんな映画にアカデミー作品賞を取って欲しい。
悲しい歴史と豊かな文化、そして美しい国であるアイルランド。その島が舞台となので、当然海や夕日の美しい景色に陶酔。本土(アイルラ
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ホイットニー・ヒューストン I WANNA DANCE WITH SOMEBODY(2022年製作の映画)

5.0

カーステレオでホイットニー・ヒューストンとボビー・ブラウンの曲を聞きまくり、映画館でボディ・ガードをリアルタイムで見た年代の者にとっては、味わい深い作品。ホイットニー・ヒューストンのGreatest >>続きを読む

チョコレートドーナツ(2012年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

今では信じられないLGBT差別。最後が悲しい。10年程前映画館で見た時はストーリーを追うことでいっぱいだった。今回は細部まで感じながら見ることができた。

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

3.0

きっと何か大事なテーマが理解できなくて、表面的なストーリーしか追えなくて、あまり面白くないと感じているんだろうなあ。

アナザー・カントリー(1983年製作の映画)

4.0

SNSもネットもないので限られた情報しか手に入らない。イギリスのパブリックスクールの寮となると、究極の閉鎖的環境である。すごい世界。
「モーリス」と同じように美しい映画。
「眺めのいい部屋」も見たいな
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ドライビング Miss デイジー(1989年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

いい映画。デイジーがアメリカ南部(ジョージア州)の50年代白人高齢者女性(デイジーはユダヤ人)をよく表していた。身なりに気を遣い、宗教心があり、自分(だけ)は黒人に偏見がないと言いながら、お腹の中では>>続きを読む

ジュラシック・ワールド/新たなる支配者(2021年製作の映画)

3.3

ジュラシックパークから29年。時が流れるのは早い。
ジュラシックパーク公開前の、映画館での予告が印象的だったのを覚えている。琥珀の中の蚊からクローンを作るという話を聞いてリアルだと思った。

トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.0

難しいことなんて全く考えずに楽しむことができるエンターテイメント映画。暴力もセックスも競争もなく、高齢者が若者に敬意を持って接遇される、優しい映画。

エルヴィス(2022年製作の映画)

3.8

ビートルズが解散や引退後もクールでおしゃれな存在で残り続けたのとは対照的に、エルヴィスは醜く老いていても昔の栄光を引きずって舞台に立ち続けるイタイおじさん、と思っていた。死因もドーナツの食べ過ぎなどと>>続きを読む

ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密(2022年製作の映画)

3.5

今回の暗い悪のイメージのグリンデルバルドにはジョニー・デップよりマッツ・ミケルセンの方が合っていた。ティナの出演があまりなくて残念。期待が大きかったので評価は少し辛めになった。

ベルファスト(2021年製作の映画)

4.9

突然自分の住む街で始まった激しい紛争と暴力。でも9才のバディの関心は、好きな女の子と映画やテレビ。イギリスに行くことになったとき、イギリス人がアイルランド英語を理解してくれるかという不安を祖父に吐露。>>続きを読む

イングリッシュ・ペイシェント(1996年製作の映画)

3.9

1996年公開時に観てから25年ぶり。愛と哀しみの果て(Outof Africa)と同様、圧巻の自然と結ばれない純愛が描かれていた。レイフ・ファインズの姿にハリポタのヴォルデモートが重なった。
コリン
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ナイル殺人事件(2022年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

1978年の作品が大好きで何十回も観た者としてはどうしても辛い評価となります…。
犯人たちの悲哀がラストで描かれていず、ただのお金を目的とした殺人事件となってしまっていますね。
犯人とそのトリックには
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ウエスト・サイド・ストーリー(2021年製作の映画)

4.0

前作に思い入れがあっただけに、変に変えられていたら嫌だなあと思っていたけど、ほぼ前作通りでホッとした。
リタ・モレノ(前作のアニタ)がアニタと話す場面があり、それはいい演出。
シュランク警部たちが普通
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

3.0

村上春樹氏の小説をそのまま見ているようだった。村上春樹氏の小説は、セックスを軸足としてそこからピボットのように人生が織り成されていく。その真価を理解できない私には、この映画も難解だった。最後の、人生は>>続きを読む

コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

5.0

素晴らしい映画だった。PG12の意味も納得。通訳とは、言葉を逐語訳することではない。内容を理解して伝えることだ。だから手話通訳するルビーは、両親の性生活も子供の頃から分かっていないといけない。障がい者>>続きを読む

ダンサー・イン・ザ・ダーク(2000年製作の映画)

5.0

20年程前、評判の映画だったのでDVDで観たが、理不尽な辛さに襲われる主人公セルマ(ビョーク)と全体的に暗い流れのストーリーが好きになれなかった。
今回デジタルリマスター版を映画館で観て、これは大画面
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リスペクト(2021年製作の映画)

4.0

アレサ・フランクリンの生涯を描いた作品。父親、夫の暴力による支配から出て自分の人生を大切に生き、そして同じように理不尽な苦しみを受けている人たちのために歌ったアレサ・フランクリン。
ジェニファーハドソ
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ユージュアル・サスペクツ(1995年製作の映画)

3.5

「結末を人に言わないで」と、昔映画館の前に看板が出してあったことを思い出す。
あらすじも覚えていなかったが、意外な人が犯人だったことは記憶していた。
改めて見ると、そんなに意外な人でもなかったなあ。

TOVE/トーベ(2020年製作の映画)

4.0

北欧特有の曇り空を基調とした寂しく美しい背景の中で、狂おしい愛欲に正直に生きるトーベが、ムーミントロールの物語を紡ぎ出す様がとても魅力的だった。子供の頃見た初代ムーミンは、スナフキンの孤独、モラン(女>>続きを読む

MINAMATAーミナマター(2020年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ジョニーデップの演技が上手すぎて最初から最後までユージン本人にしか見えなかった。水俣の海、村、住民たちの姿がきちんと描かれていて、外国人から見た日本になっていなくて素晴らしかった。アイリーンを演じたミ>>続きを読む

2001年宇宙の旅(1968年製作の映画)

3.0

何度見ても分からない笑。ネットの解説も「なるほど」と思わせるものは一つもないから、理解できなくていいのかな。ただ2021年の今見ておもうのは、宇宙ステーションでのテレビ電話や声認証など驚くものでなくな>>続きを読む

クルエラ(2021年製作の映画)

4.0

映画紹介に「コメディ映画」とあるのが不思議。ディズニー映画だが子供向けの内容とは思えない。エマ・ストーンもよかったが、エマ・トンプソンはさすがだなあ。プラダを着た悪魔のメリル・ストリープっぽかった。イ>>続きを読む

イージー★ライダー(1969年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

面白かった。1968年アメリカ、既成の価値観から自由になるためにヒッピーが生まれた時代。ピーターフォンダ演じるキャプテンアメリカもデニス・ホッパー演じるビリーも人間的に好い人だ。しかし社会の構成員とし>>続きを読む

市民ケーン(1941年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

なぜこれが名作?と理解できず批評家の方の手を借りて納得。当時では珍しい脚本、そして撮影方法が評価されてのことだと分かると、何か裏の意味があるのではなどと勘ぐらなくてよくなった。ROSE BUDがソリに>>続きを読む

ブータン 山の教室(2019年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

ストーリーも映像も歌も素晴らしい作品だった。ウゲンが、ルナナ村に戻らず当初の考え通りオーストラリアに渡り、夢がかなって幸せなはずなのに、充実した人生とは何かを知ってしまった後だからこそ違和感を覚える姿>>続きを読む

北北西に進路を取れ(1959年製作の映画)

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ポーター役をしたケーリー・グラント、最初彼だとは気がつかなかった。年だなあと。有名な作品だけど面白くはなかった。ラシュモア山の大統領の岩、本当に降りることできるのかなあ。

ノッティングヒルの恋人(1999年製作の映画)

5.0

「一番好きな映画は?」と聞かれるといつも悩んでしまう。でも改めてこの映画を観て、これからは「ノッティングヒルの恋人」と答えようと思った。何度観ても素晴らしい。ジュリア・ロバーツのハスキーボイスとかわい>>続きを読む

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