カーティシーさんの映画レビュー・感想・評価

カーティシー

カーティシー

28DAYS(デイズ)(2000年製作の映画)

3.8

ジャンキー達が暮らすリハビリ施設の28日間を描いた作品。何気にキャストが豪華。

テーマは重いけど、内容は割とライト。何なら大人の学校みたいで楽しそうだなぁ〜とまで感じてしまう。
と思いきや、要所で依
>>続きを読む

レザボア・ドッグス(1992年製作の映画)

-

ワンシチュエーション会話劇。
人物毎の時系列を追うごとに明らかになる真相に引き込まれていく。

シャレの効いた無駄話、ポップなBGMなんかはさすがのセンス!
そしてなにより、細ネクタイ黒スーツ姿の悪人
>>続きを読む

ナイト・オン・ザ・プラネット(1991年製作の映画)

4.2

リバイバル上映。
タクシー内の会話をメインとした夜の一期一会を切り取った全5話のオムニバス作品。毎回これといったオチはないけど余韻が素晴らしい。

「せっかく観るのなら良くも悪くも記憶に残る物語を」が
>>続きを読む

グラン・トリノ(2008年製作の映画)

3.8

おじさん改心系のヒューマンドラマ。
ギャングのしがらみにやるせない気持ちになるがラストがとても良い。

年齢や人種を超えた友情、頑固オヤジの心情の変化。ありがちな題材ではあるけどやはりグッときちゃうよ
>>続きを読む

グッドフェローズ(1990年製作の映画)

-

実話を基にしたマフィア映画。人間の欲は恐ろしい…と思わせる作品。
物語は主人公視点の語りで進みテンポ良し◎

序盤のクラブでの流れるようなマフィア一味の紹介がカッコ良すぎてシビれた!!!
(早すぎて全
>>続きを読む

ひらいて(2021年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

モテJK愛ちゃんが、クラスの大人しい男子(彼女持ち)を自分のものにするために、手段を選ばず近づいていく話。

山田杏奈の制服姿がとんでもない破壊力!
こんな子に好意を寄せられたら誰でも惚れてまうやろ!
>>続きを読む

ザ・ダート: モトリー・クルー自伝(2019年製作の映画)

-

伝説的なバンドの自伝映画。

終始クスリに女。全編ヨレヨレで滅茶苦茶。
これこそロックスター!な内容で、美談なんて1ミリも無くて良かった!笑

まだ活動しているのか調べてみたら今だに現役でビックリ。何
>>続きを読む

マーゴット・ウェディング(2007年製作の映画)

3.8

情緒不安定な姉に振り回される息子とその親族達による一癖ある愛憎劇。

姉が性悪過ぎてイラる。あと登場人物の関係性がわかりにくい。(そのせいで3回も見直した)
けど、変わり者達の淡々とした不毛なやりとり
>>続きを読む

恋は雨上がりのように(2018年製作の映画)

3.8

バイト先の冴えないファミレス店長に恋してしまう女子高生の話。

おじさんの妄想か?と思うような設定だけど、物語は『歳の差の恋愛』ではなく『橘さん自身が抱える問題』に焦点が当てられてるのでいやらしさは全
>>続きを読む

アメリカン・ビューティー(1999年製作の映画)

-

どこにでもありそうな家庭の日常に潜む欲求や不満が絡み合う物語。
登場人物は皆、様々な感情や問題を抱えて悩んでいるけど、現実でも似たような境遇の人もいるんじゃないかと思った。

前半はブラックジョーク強
>>続きを読む

孤狼の血 LEVEL2(2021年製作の映画)

3.8

ガミさんがいないのは悲しいけど、代わりに鈴木亮平演じる極悪ヤクザ上林が登場!
バイオレンスなアクションで強烈な存在感!親指を突き立てる仕草が怖すぎる。

ラストの狼は考察を読むと色々な捉え方があり面白
>>続きを読む

シャイニング(1980年製作の映画)

-

煌びやかなホテル。フロアを駆け回る三輪車。双子の女の子。血の海。
幻想的で広大なセット、思わず目を惹かれるカットがキューブリック作品らしい。

そしてあの有名な扉シーンは一見の価値あり!見つかった側の
>>続きを読む

死霊館(2013年製作の映画)

4.0

悪魔祓い×ジャンプスケア。王道かつ古典的な純度100%ホラー。

ウォーレン夫妻は実在しているというのが驚き。
『霊視ができる妻』『科学的調査と悪魔祓い担当の夫』といったアプローチの棲み分けができてい
>>続きを読む

フランシス・ハ(2012年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

27歳ダンサー志望の不器用な女性フランシスが、夢と現実の狭間で生きていく映画。

親友ソフィーのように結婚し夫の転勤先へ付いていく事を選んだ『堅実』な生き方。
経済的にもゆとりがあり、各々の夢を追うレ
>>続きを読む

オーバー・フェンス(2016年製作の映画)

4.0

『メンヘラホステス蒼井優×バツイチ中年無職のオダジョー』って組み合わせの時点でもう最高でしたねハイ…。

2人の危うい関係性や職業訓練校のイヤ〜な人間関係などのネガをすべて吹き飛ばしてくれるような爽や
>>続きを読む

オールド(2021年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

ホラーなので多少のツッコミどころは目を瞑れるけど、腫瘍除去で腹の中に手突っ込んだ時は感染病すら起きないのに、錆びたナイフで軽く切り付けられて死ぬのは流石に???だった。笑

『時が加速するビーチ』とい
>>続きを読む

メタモルフォーゼの縁側(2022年製作の映画)

4.0

女子高生と老婦人がBL漫画をキッカケに仲良くなる話。

コミュ力あるヤツに自分のテリトリーの話をされてる時の嫉妬、わかりみが深い…。自分の方が絶対詳しいし!このミーハーが!!ってあえて交わらない事も昔
>>続きを読む

ラブ&ポップ(1998年製作の映画)

-

舞台は90年代渋谷。当時のJKと援交事情が題材。監督は庵野(新人)

カメラワークが変態。映像の荒さが余計生々しい。援交おじ達も強烈なキャラ揃いで中々キツい。笑

全編にわたり陰気臭さがあるが、その中
>>続きを読む

ボクたちはみんな大人になれなかった(2021年製作の映画)

-

時系列遡り系。森山未來の現代〜過去の演じ分けが光る。時代とともに変わる心情と過去の恋愛事情がエモい。

運命の女(2002年製作の映画)

-

序盤は妻の不倫がダラダラ続くが、浮気相手の家に夫が乗り込んでから一変してサスペンスに。

「なんか飲むか?」って言われて強い酒出てくる洋画あるある展開、ほんと憧れる。笑

劇場(2020年製作の映画)

3.8

主演2人が素晴らしい!
山崎賢人のジメジメしたクズ男役が中々ハマってた。普段見ないみすぼらしいルックスも意外に似合う。
松岡茉優も少し頭の弱そうな天真爛漫娘を演じるのが上手い。男は絶対好きなやつ。そん
>>続きを読む

ヴィジット(2015年製作の映画)

-

ホームビデオ系POVスリラー。
幼い姉弟の視点で物語は進んでいく。不穏感はありつつも、姉弟のゆるいやりとりにクスッとしてしまう。笑

祖父母の得体の知れない不気味さは正体が発覚するまでがピーク。どんで
>>続きを読む

さよなら、私のロンリー(2020年製作の映画)

3.8

両親に愛情を注がれず、犯罪者として育て上げられた娘が主人公。
題材はちょい胸糞だけど、それを感じさせないコメディ感強めのシュールな演出が面白かった!

ラストの売値もある種のハッピーエンドなのかなぁと
>>続きを読む

サムワン・グレート ~輝く人に~(2019年製作の映画)

-

アメリカ特有の良い意味で軽いノリ全開のガールズムービー。時間も90分程なので気軽にサクッと視聴。
パーティ行くならまずドラッグを仕入れよう!って展開が好き。笑

まだ若さもあるけど、気持ちは大人になり
>>続きを読む

先生、私の隣に座っていただけませんか?(2021年製作の映画)

-

漫画家という職業をフル活用した不倫の復讐劇。

予想外の詰められ方にあたふたする柄本佑がダサくて愛おしい笑 ダメ男感強めの見た目も最高!オチとタイトルの意味もひねりが効いてて良かった。

NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

-

序盤ホラー。終盤はSFもの。
アレの形がハッキリと見えるようになってからの展開がアツい!!カメラマンのおっちゃんが渋くて好き。

考察読んでメッセージ性が強い作品だったんだなと理解できたけど、視聴中は
>>続きを読む

パンチドランク・ラブ(2002年製作の映画)

4.2

マジメだけど情緒不安定なバリーと、姉の同僚リナとの突如始まる恋。それだけで物語としては充分なはずなのに『テレクラ詐欺グループとの闘い』が同時進行なのが面白い。笑

初恋に詐欺グループとの闘い。
バリー
>>続きを読む

ヴェノム(2018年製作の映画)

3.8

ヴェノムが愛らしい。
倫理観はゼロだけど、エディの境遇や性格に共感して変わる心情、元恋人との恋愛に口を出す様子など憎みきれないキャラだった。笑

ビーツ、ライムズ・アンド・ライフ ア・トライブ・コールド・クエストの旅(2011年製作の映画)

4.0

ATCQと出会った頃は既に解散後。
初めて聴いたアルバムは中古で売られていた2nd。ジャジーなトラックに乗るキレキレなラップにめっちゃくらった。

ただ、顔と名前が一致するメンバーは恥ずかしながらQテ
>>続きを読む

勝手にふるえてろ(2017年製作の映画)

3.8

松岡茉優が好きになる映画。拗らせオタク女子役が違和感なさすぎ。
この頃の前髪の生え際好きだったな〜よくわかんないうねり方が可愛い。

私の男(2013年製作の映画)

3.8

二階堂ふみの花の成長とともに変化する表現力が素晴らしい!
濡れ場や氷海にダイブなど体を張った演技も印象的。これで撮影当時は18歳だというのだからビックリ。

ツッコミどころ満載な展開と倫理観はおいとい
>>続きを読む

岬の兄妹(2018年製作の映画)

-

兄妹の実在してそうな風貌と演技力が強烈。内容はかなりしんどい。けどちょっと笑えるシュールさもあるので何とか見れた。

ジョーカー(2019年製作の映画)

-

環境が彼をジョーカーに仕立て上げてしまったんだなと。
彼の起こした事件がきっかけで暴徒化する群衆など、格差社会に虐げられた人達や社会的弱者の怒りや哀しみに満ち溢れた作品。

今作のジョーカーもとっても
>>続きを読む

mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

4.0

90sとスケボーのカルチャーを落とし込んだ青春映画。服装や音楽、若者達がスケボーをしている姿が最高にカッコ良い👍

『悪い道への憧れ、大人や世のルールへの反抗』
『自分自身は楽しんでいるから、大人達に
>>続きを読む

LAMB/ラム(2021年製作の映画)

-

北欧民話風ホラー。
アイスランドの広大な牧場風景は圧倒的で美しい。そんな景観の中、物語は静かにゆっくりではあるが、確実に『報いの時』に向かって進んでいく。

『羊から産まれたなにか』であるアダちゃんは
>>続きを読む

哭声 コクソン(2016年製作の映画)

4.0

この手の「真相は観る人に委ねます」系はモヤモヤするので苦手。
だけど、この映画はあえてヒントや矛盾点を無数に散りばめる事により、色々な想像ができる点が面白い!考察を読み漁る事で2度楽しめる。

まあと
>>続きを読む

>|