Ucoさんの映画レビュー・感想・評価

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ジョゼと虎と魚たち(2020年製作の映画)

4.0

「まぶしくて」というドラマで共演済の
ハンジミンとナムジュヒョク

揺れる表情 交わす目線
重なる声色 絶妙な距離感 纏う空気
そのどれもが寂しくて 温かかった
絶対に この2人にしか
行けない場所だ
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82年生まれ、キム・ジヨン(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

子供を産み育てる立派な仕事を担っているはずなのに、社会から孤立し閉塞感に苛まれ自分を追い込んでしまうこの世界にいるたくさんの『キム・ジヨン』を想う。

これは決して同じような境遇の女性の共感を呼ぶ物語
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.3

恐ろしくて 滑稽で
絶望的で もどかしい

富裕層も貧困層も
皆どこか満たされていない不穏な空気
線では区切れない
体に染み付いて取れない匂い
やりきれないもどかしさが
鑑賞後もずっと重くのしかかって
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エクストリーム・ジョブ(2018年製作の映画)

4.0

とにかく最初から最後まで
面白過ぎて笑いっ放し…
どんなに深刻な場面でも
必ず笑えるポイントがあって
シリアスとコミカルの
表裏一体のバランスが見事
痛快なアクションに
1秒たりとも飽きない台詞回し
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新感染 ファイナル・エクスプレス(2016年製作の映画)

3.7

ゾンビ映画得意ではないけど
そこに描かれる人間模様が心に響く
非現実なゾンビの悲惨な姿と
現実にある人と人との絆や繋がり
冷たさと温かさのコントラスト
息つく間もないスピードで進むストーリーと釜山へ
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ビューティー・インサイド(2015年製作の映画)

4.5

現実にはあり得ない設定なのに
ファンタジーにならない演出と
役者陣のこまやかな演技。
外見とか性別とか様々なものを超えて
丁寧に愛が描かれていて
心が温かくなった。
何よりヒョジュちゃんの美しさに溜息
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サマリア(2004年製作の映画)

3.8

キム・キドク監督作品、初鑑賞。
交わらない思いがどこまでも切なくて痛い。
ただの援助交際の話とは言い切れない絶望と救いが混じり合ってる。

監視者たち(2013年製作の映画)

3.3

手に汗握るスリリングな映画。特殊な世界の特殊な仕事だからついてくのに必死になる。
だけどこれだけは言いたい。
子豚ちゃんがマジで天使。

優しい嘘(2014年製作の映画)

3.4

家族だからこそ言えない秘密。
なんにせよ、未来ある若者の死は辛い。

傷だらけのふたり/恋に落ちた男(2014年製作の映画)

4.0

涙の海。
ファン・ジョンミンの演技力に腰を抜がしながら鑑賞。
王道万歳。愛が詰まってる。
사랑해,씨발が尾を引く名台詞。

セシボン(2015年製作の映画)

4.5

過去から現在への時の流れが切なくてもどかしくてリアリティに溢れてる。
誰もが皆美しい瞬間を胸に生きているのだと思う。
セシボンという実際に存在したグループを取り上げてるところが憎い。
1970年代の韓
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ヘウォンの恋愛日記(2013年製作の映画)

3.5

華やかさも盛り上がりもない淡々とした空気感で綴られていくこれぞホン・サンス監督作品。ヘウォンがとにかくかわいい。とことんリアリティを追求してる様な独特のカメラワーク。

今日の恋愛(2014年製作の映画)

3.0

超王道のほっこり系ラブコメ。後味が良くてサラリと見れる。弘大や梨泰院でのシーン多し。

世界で一番いとしい君へ(2014年製作の映画)

3.5

若くして親になった男女がその子供の病気と向き合って命を全うしていく描写がただ美しい。ストーリー展開に特別なものはないけど、子を持つ親にとっては何でもない日常やささやかな会話のやり取りにいちいち胸を打た>>続きを読む

海街diary(2015年製作の映画)

4.0

広瀬すずちゃんの凜とした美しさに何度も息を飲む。何なんだあの子は。
というか姉妹間の空気、鎌倉という街の空気、映画全体を包み込む空気の全てが美しくて柔らかくて温かい。
特別なことの無い日常のさりげない
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ただ君だけ(2011年製作の映画)

4.2

わりと正統派なラブストーリーだけど2人が惹かれ合っていく繊細な心情が手に取るようにわかる作品。淡くて儚くて美しくて手にすると壊れてしまいそうな感じ。やや激しめのシーンとのコントラスト効果もうまい。話の>>続きを読む

アンティーク 〜西洋骨董洋菓子店〜(2008年製作の映画)

3.0

いろいろ詰め込んじゃった感は否めないけど同性愛の描写はスッと入ってきて違和感なし。おそらくキム・ジェウクの表現力。洋菓子がどれも美しい。お腹空く。

チョコレートドーナツ(2012年製作の映画)

4.0

法律とは何か。正義とは何か。人間の非力さに絶望する。
マルコの笑顔が脳裏に焼き付いている。

自由が丘で(2014年製作の映画)

3.5

とりとめのない会話、淡々と進む時間軸の中でふと考えさせる。上手くも下手でもない英語力と北村の韓屋に映える加瀬亮の魅力満載。

サニー 永遠の仲間たち(2011年製作の映画)

4.0

ある一定の期間だとしても光り輝くような時間があったという経験はその後どんな人生を送ろうとかけがえのない宝物になると思う。最後にみんなで踊るシーンで胸が騒ぐ。

怪しい彼女(2014年製作の映画)

3.7

非現実なのに日常的な演出がなんとも憎い。最後の息子と母のシーンの台詞が印象的。歌も素敵。

息もできない(2008年製作の映画)

3.9

主演・脚本・監督のヤン・イクチュンそのものの様な、彼の命が吹き込まれた作品。バイオレンスなシーンは目を背けたくなるけどそういう場所で生きていくという決意が潔くも思える。

建築学概論(2012年製作の映画)

3.7

初恋のもどかしさに胸を掴まれる。叶わないものほど鮮明に美しく胸に残るかんじ。
スジちゃんの可愛さも去ることながらハン・ガインの美しさに震えた。

国際市場で逢いましょう(2014年製作の映画)

4.5

ただ生きることが難しかった時代のやるせない思いや希望を繋いでいきたいと思わせる作品。戦争や歴史のシリアスな一面とは裏腹に温かい主人公の人柄や韓国独特のユーモアに心を持っていかれる。釜山の訛りも心地良い>>続きを読む