ゆい太郎さんの映画レビュー・感想・評価

ゆい太郎

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一人息子(1936年製作の映画)

3.5

 小津安二郎監督初のトーキー映画。観れる小津安二郎監督作を古い順で観ているが、やっと音声入った映画まできた。緩やかな家族内物語と思ってたし、貧乏でも頑張った!系の話と決めつけていたので(題名からして)>>続きを読む

東京の宿(1935年製作の映画)

3.4

 安定の超ローアングル撮影がバランス良く撮れてて観やすい。ただ今までの小津安二郎監督作品の中で1番貧乏な設定の作だったのでは無いだろうか。自分も働けるだけで丸儲けな気持ちを忘れないでおこうと思った映画>>続きを読む

浮草物語(1934年製作の映画)

3.8

 坂本武と八雲恵美子の猫背が秀逸。完全に気の抜けた見事なまでの座り姿。地下手を這いつくばるような超ローアングルの画角に入る為に無理矢理に曲げた背骨の様。冒頭の配役紹介で、冨坊は青木富夫さんなのに、「冨>>続きを読む

母を恋はずや(1934年製作の映画)

3.3

 やっと感じる事ができた、超ローアングル撮影。古いのから観れる順に観てるが、ドキュメンタリーで観た小津安二郎監督の超ローアングル撮影がイマイチ解らなかった。これかな?と思っても自信が無かったが、本作は>>続きを読む

回路(2000年製作の映画)

3.0

 主演の加藤がテンション高いか低いかの演技で笑いました。逆に武田真治さんは演技すると怪しさが増すので、登場シーンなんか真っ黒に見えて焼いてるのかと思ったです。とはいえ本作は音が良かったです。音にこだわ>>続きを読む

非常線の女(1933年製作の映画)

3.2

 田中絹代さんが悪女になってて似合わなかった。

出来ごころ(1933年製作の映画)

3.8

 小津安二郎監督の作品に強キャラが誕生した感じ満載の映画。

東京の女(1933年製作の映画)

3.7

 その時代の節操加減が問題なんだろうけど、「堕ちる」とかなんなんでしょうね。お金が無いのに背伸びした生活をしなければならない風習も良く無いし、風俗(?)が嫌な事だったら、美人なんだし金持ち旦那さん見つ>>続きを読む

ラブポリス ニート達の挽歌(2011年製作の映画)

3.3

 監督が上手なのか、今まで観てきたBSよしもとの中ではダントツで1番観やすかった。空気が違う感じ。プロって感じ。

青春の夢いまいづこ(1932年製作の映画)

3.6

 笠さんのウジウジした役が堂に入ってますね。お見事です。というかコレは難しい問題で、後半の人情メロドラマ的修羅場にはハラハラさせられました。というか殴り過ぎ。ラストは小津安二郎監督得意の電車が出てきま>>続きを読む

大人の見る繪本 生れてはみたけれど 4Kデジタル修復版(1932年製作の映画)

3.8

 友情と家族愛でした。当時はアレが普通だったのか、子供が悪ガキ過ぎて笑いました。しかし本作で気になったのはソコでは無く列車でした。都電なのか、私は知らない1両列車が走ってるのですが、これがまた良く映る>>続きを読む

東京の合唱(コーラス)(1931年製作の映画)

3.7

 笠さんが若いのに老人役やってるのってコレかな?そんなに変な風には見えなかったけど。貫禄あったし。とはいえ当時の子供が既に老害思考で笑いました。八雲さんも役とはいえ、会社辞めたらお金がいうてメソメソ。>>続きを読む

耳かきランデブー(2017年製作の映画)

3.0

 いつも疲れた時に観てしまうBSよしもとの短編映画。連続して凄い映画を観ると興奮疲れするし、凄い監督は凄い所を探してしまうので気が張る。その点BSよしもとは、良い意味で半分観なくても良いくらいの気持ち>>続きを読む

淑女と髭(1931年製作の映画)

3.8

 剣道を冒涜してるかの如くのルール無視っぷり。剣先持って胴て。

落第はしたけれど(1930年製作の映画)

3.5

 学生服で煙草を吸う違和感。変な歩き方。太宰治さんみたいな笠さん。パンを岡持ちで配達。パンの影絵。

その夜の妻(1930年製作の映画)

3.3

 カメラワークを試してた感ありで、ズームイン・アウト多めの前半。サスペンスドラマチックになる後半は、沢田研二ばりのメイクと帽子のかぶり方が印象的。もちろん岡田時彦さんの方が元祖というか大先輩。八雲恵美>>続きを読む

朗かに歩め(1930年製作の映画)

3.7

 コメディ要素も強く、そんな事せんわレベルの暗号ダンスは面白かった。後半からシリアスにドラマになっていくが、悪い方の女性の嫉妬が凄かった。凄いメイクだし服も悪そうだった。毛の長い猫撫でながら、細いパイ>>続きを読む

大学は出たけれど(1929年製作の映画)

3.8

 「サンデー毎日」上手い事言いますね。てっきり奥さん怒られるのかと思いきや、反省してる旦那さん素敵。

学生ロマンス 若き日(1929年製作の映画)

3.5

 笠智衆さんが若い。カサさんかと思ったらリュウさんだったんですね。知識不足でごめんなさい。これから出来るだけ多くの小津安二郎監督の作品を観ます。勉強さして下さい。

百万粒の涙(2015年製作の映画)

3.6

 登山的な何かで死んじゃった娘の幽霊が、認知症の父親の所に現れて、娘が思い出を楽しみつつ、なんとか慰安所に導き消えた話に無理矢理そう思ったら個人的に納得した。雨で始まり雨で終わってるし。雨が涙って?

突貫小僧(1929年製作の映画)

3.2

 親分が円形脱毛症だったんで、昔は多かったのかな?とか思ってたら的になってた。

東京画(1985年製作の映画)

3.3

 こんなん小津安二郎監督のファンになるでしょ的ドキュメンタリー映画。自分とて何一つ小津安二郎監督の作品を観てないので噂程度しか認識してないが、変に役作りしてる役者を何度もリテイクさせ癖の無い棒人間のよ>>続きを読む

さらば、わが愛/覇王別姫 4K(1993年製作の映画)

4.0

 自称特撮映画マニアの知人にお勧めされた映画。3時間位の長編映画は没頭できるので結構好きなのだが、本作は他と比べ間延びが少なく、かなり見応えがあった。最初の指6本の小豆が妖艶でいて、更に演技が上手で画>>続きを読む

TUBE チューブ 死の脱出(2020年製作の映画)

3.0

 どう考えても宇宙船に拉致られた感あるじゃないすか。そういう話と思ってました。

めまい(1958年製作の映画)

4.2

 めまいショットを堪能。かなり前に観たのでうっすら内容を覚えていたが、かなり印象的な首だけサイケに落ちるシーンには驚いた。ジョンかジミーか解らないのが既にめまいします。内容の濃い映画でした。

スペアキー(2022年製作の映画)

3.7

 Myfff2024 おもちゃのオルゴール音がジブリで日本愛を感じた。他人の家に入るという設定はそれだけでヒヤヒヤするので上手いな思いました。15歳と恋愛しちゃいそうなのもヒヤヒヤするし、パーティー?>>続きを読む

バレリーナ(2023年製作の映画)

3.0

 サイケデリックで色彩が綺麗。1カットづつ丁寧に綺麗だった。韓国の携帯はUSB刺されるのは衝撃的。ラスト生まれ変わった感してて良かった。綺麗な、ひたすら綺麗な映画でした。

モンスターがパジャマパーティを襲う(1965年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

 ゴリラが出できた時は阪元裕吾監督を思い出したが、ストーリーが進むにつれ重要人物と知る。理には叶っている脚本だが、設定が悪くリズムが悪い。例えば銅鑼を叩くゴリラだが、演技が下手過ぎて昔の漫画みたいに痺>>続きを読む

のら犬(2023年製作の映画)

4.4

 フランス映画には珍しく良い感じのラストでした。ラミレスのウエストポーチが気になって真似したいと思った。Myfff2024。乙でした。

悪魔の美しさ(1950年製作の映画)

3.6

 黒い煙が良かった。ミシェル・シモンさんの三白眼の悪魔顔が観ていて気持ち良かった。暫く真似すると思う。

光のノスタルジア(2010年製作の映画)

4.0

 なんて鮮明に綺麗な映像で、静かに力のある映画にしてるんだろうと思った。そのデカい望遠鏡で行方不明の遺骨を探したい、と言ってた女性が印象的。良い映画でした。

ウミスズめし(2013年製作の映画)

3.0

 とろサーモンの久保田さんが出ているので鑑賞。性根が腐ってる現実より、役の方が良い人格て笑える。BSよしもと短編映画シリーズは、疲れた時に脳筋ゼロで観てるとじんわり来るモノがあった気がした。気のせいか>>続きを読む

トランスポーター(2002年製作の映画)

4.7

 最近ブレていたので基本に戻る為に再鑑賞したが、そもそもこういう映画に出会う為に日々あらゆる角度から詮索し、自分にとって心揺さぶられる名作を探し続けている。論文にしても良いくらいの脚本と、少し厨二病入>>続きを読む

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