ユウサクさんの映画レビュー・感想・評価

ユウサク

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異人たち(2023年製作の映画)

4.7

2024/04/23 2回目

下記のように1回目が全然集中できない環境だったので満を持しての再チャレンジ。やっぱり撮影が素晴らしい。特にケタミン摂取から”Death Of A Party”が終わるま
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テルマ(2017年製作の映画)

3.2

敬虔なキリスト教信者の家族の元に生まれたレズビアンの葛藤と両親との対立を「魔女」というレッテルの歴史と絡めて簡潔かつ的確なメタファーで描く。父が、母が、テルマが、アンニャがどういう顛末を辿るのか、よく>>続きを読む

戦争と女の顔(2019年製作の映画)

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撮影の色々なところで役者に「体当たり」を強いるようなニュアンスを感じてしまい、作品の主張と矛盾している気がしてしまった。性暴力描写のアラートは必須。子役の撮影にも最大限の配慮がなされたと信じたい。
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復讐 THE REVENGE 消えない傷痕(1997年製作の映画)

3.0

冒頭から流れまくる珍妙な劇伴が邪魔。安テクノ。あんなのならかかってない方がマシなのになんで無理やりつけるんだろう。ラスト辺りの展開も雑にしか感じられず。目つぶって運転すな!のところは面白かった。車周り>>続きを読む

復讐 THE REVENGE 運命の訪問者(1997年製作の映画)

3.3

Vシネだから短いしちゃんと怖いしフィルムの質感も良いんだけど、やっぱり女性(主に妻)の描写だけ気になる。これはCUREとかでも一緒。いくらなんでも冷蔵庫過ぎる。

蜘蛛の瞳/修羅の狼 蜘蛛の瞳(1998年製作の映画)

3.7

「蛇の道」より好きかも。露悪がない。カラッとした無間地獄。いつまでも落ちていく。中盤一回だけホラーするところは怖過ぎた。車から大杉漣が話しかけてくるシーンは面白過ぎた。阿部サダヲとか出てたんだ。

蛇の道(1998年製作の映画)

3.3

リメイク版の前に見れて良かった。ジャケットは香川照之(こいつが出てなけりゃな)の後ろで引きずっている死体袋が蛇の体に見えるようにしてあるよね、たぶん。蜘蛛の瞳の方も揉み合う二人が蜘蛛みたいに見える。>>続きを読む

異人たちとの夏(1988年製作の映画)

3.0

「異人たち」は去年見たけど公開されたらまた見に行こうと思うくらいには好きだったので大林宣彦版を予習。「HOUSE」の監督らしくお化け屋敷的なホラーに近く、余りにヘイ版と違うので驚く。40男をヨシヨシす>>続きを読む

COMET コメット(2014年製作の映画)

1.5

男の言動がいちいちキモ過ぎるしそういう男の妄想を具現化したような都合の良い女性像(マニックではないしピクシーでもないけどドリームではある)がこれまた気持ち悪く、全然話に乗れなかった。そしてそのキモさを>>続きを読む

ボーイ・ミーツ・ガール(1983年製作の映画)

3.5

これで三部作全部見た。そういや暗転ぶつ切りをやる人だったなと思い出す。「走る」というアクションの撮り方が好き。単なる横移動でもなくスピード感がある。タップも。いきなり川に突き落とすところとかも。ただ危>>続きを読む

プレイタイム(1967年製作の映画)

3.3

オープニングかっこいい。U-NEXTで配信されてるのは4Kレストア版と言われてもそのまま信じるくらい綺麗なマスターだった。レストアクレジットは出てたけど4Kの文字が出てたかは忘れた。
20年以上前に渋
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フリーランス(2015年製作の映画)

2.7

対等ではない状態から始まる恋心の発生には乗れない。実際U-NEXTの見どころ欄に「恋をして舞い上がったことがある男性なら共感必至」などと書かれてしまっているように(U-NEXTのこういうところの文章は>>続きを読む

パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

3.4

冒頭のアレが全てなのではなかろうか。もしそうなら、ありふれた物語をなぞることにも、メタ的な言及にも意味が生まれてくる。

グロリア 永遠の青春(2018年製作の映画)

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セバスティアン・レリオによるセルフリメイク。オリジナルを先に見てたのであまりにストーリーが全部同じすぎて、リメイクの意味がわからなかった。本当に制作国だけ変えてスター入れて、みたいな……。それなのに大>>続きを読む

波止場(1954年製作の映画)

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妙に窮屈なビスタで不思議に思いYouTubeで調べたらクライテリオンのお勉強動画が出てきてわかりやすかった。スタンダードからビスタへの過渡期の産物。
U-NEXTでは1.85:1ではなく1.78:1で
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美と殺戮のすべて(2022年製作の映画)

4.1

200席くらいある大きめのスクリーンで見た。グラシネ池袋のスケジュール見る限り素材は4Kではないらしいけど一部の映像はとても高精細に見えた。4Kプロジェクターに変わったらしいスクリーン2で見たのも関係>>続きを読む

エロティック・ハウス/愛奴(1972年製作の映画)

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香港初のレズビアン映画と言われている作品。性暴力を受けた女性のリベンジものでもあった。
ポルノ的な消費の側面はやや強いし娼館の主と娼婦の不均衡な関係だし「愛憎渦巻く」みたいなニュアンスなので良い表象で
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バッド・エデュケーション(2019年製作の映画)

3.2

「サラブレッド」「見えざる手のある風景」のコリー・フィンリー。まだ3作しかないのか。

ルック良いし、ジェラルディン・ヴィスワナサン出てて(「ハラ」の次がこれか)嬉しいし、大仰な音楽の使い方も良かった
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ザ・スクエア 思いやりの聖域(2017年製作の映画)

1.2

こんなもんで何か言ってる気になるのヤバいと思う。テリー・ノタリーのシーンはチンパンジーの所業として描いてるNOPEと、人の所業として描く本作では話が変わってくる。女性を押し倒し始めた辺りで冷めた。ここ>>続きを読む

ヴィタリナ(2019年製作の映画)

4.8

上映があるの知らなくてBlu-ray注文済みだった。映画館で見ても良かったかもしれないけど、ここまで徹底的に黒を、しかもわずかなグレインも許さないようなレベルで使う人なら、夜に部屋を真っ暗にしてデジタ>>続きを読む

ジェーンズ -中絶の権利-(2022年製作の映画)

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「コール・ジェーン」で描かれた「ジェーン」たちのドキュメンタリー。妊娠週数や年齢、支払える金額を記載したカードや施術器具など実際に使われたものが出てくる。当時シカゴは「欧州外ではもっとも敬虔なカトリッ>>続きを読む

コロッサル・ユース(2006年製作の映画)

3.5

「ペドロ・コスタ 映画が震える瞬間」
http://outsideintokyo.jp/j/interview/pedrocosta/

↑鑑賞後に読んで理解が深まった記事。主演ヴェントゥーラの「これ
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トンマーゾ(1967年製作の映画)

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これを含め子どもを撮ってるやつは危なっかしくて見てられなかった。ホモソを皮肉ってるようにも感じられた。

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