YunaMさんの映画レビュー・感想・評価

YunaM

YunaM

映画(427)
ドラマ(0)
アニメ(0)

MEN 同じ顔の男たち(2022年製作の映画)

-

夫の衝撃的な死によって傷ついた心を癒すため郊外の田舎町で過ごすことにした女性。彼女を取り巻く不可解な出来事を描いたホラー。しっかり恐怖は感じたものの、理解が及ばす…まだまだ勉強不足を感じました…まずは>>続きを読む

ザ・メニュー(2022年製作の映画)

-

超一流と名高いレストラン。選ばれしお客たちが今宵もレストランを訪れるが、メニューが進むにつれどんどんと様子が変わっていく…こういうコンセプト好きです、わくわくする。後半に行くにつれちょっと雑さと失速し>>続きを読む

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

-

何もうまくいかない中国人の中年女性がある日突然マルチバース世界の救世主として戦うことになり…素晴らしいエンターテインメントを観ました。カオスの中にも揺るがないストーリーの強さ。映画館で観るべき作品。👀

PLAN 75(2022年製作の映画)

-

75歳以上の高齢者は自由に死を選ぶことができる制度ができた架空の日本に生きる人々を描く作品。コンセプトからシチュエーションスリラー的なものを勝手にイメージしていたのだけれど、人の心の機微と現代日本の問>>続きを読む

花様年華(2000年製作の映画)

-

あるアパートに同時に引っ越してきたお隣さんとなる男女が織りなす大人の恋の物語。ウォン・カーウァイ監督作品。どこを切り取っても美しい映像、色彩、挿入曲のタイミングと哀愁、目と耳が喜ぶ芸術そのものでした。>>続きを読む

ボーンズ アンド オール(2022年製作の映画)

-

食人衝動のある孤独な少女が母親に会うためアメリカを旅する。道中次々と同族に出会い、その中の1人の青年に惹かれていく…やはりティモシー・シャラメは良い。笑 内容としては先の読める展開で個人的に期待高かっ>>続きを読む

バビロン(2021年製作の映画)

-

ハリウッド黎明期のスター、映画界を夢見る青年、無名の女優…彼らの栄枯盛衰を描く。映画館で観るべき作品。多少荒いプロットもテンポの良さとそのスケールで飲み込んでしまう。感じるのは映画への愛。ラストシーン>>続きを読む

ノー・シャーク(2022年製作の映画)

-

サメに食べられたいという強い願望を持つ主人公がさまざまなビーチを訪れ、ひたすらサメを待つ物語。本を読んでいるような、たたみかける心の声。映像に動きはほぼないのに、彼女の思考に惹かれ、見入ってしまう不思>>続きを読む

対峙(2021年製作の映画)

-

アメリカの高校で起きた銃乱射事件。犯人と被害者の両親が教会で話し合う。フィクションだけれども実際に起こったかのような現実感。ただただ一室で4人が話す様子を描く。静かに進む物語の中に目が離せない緊張感。>>続きを読む

ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

-

湿地の娘と呼ばれ、孤独に生きる女性がある不審死の容疑者として裁判にかけられるところから始まる。同名小説が原作の映画。自然が映える、映像が美しい。お話としては要素を盛り込みすぎてどっちつかず、説得力に欠>>続きを読む

イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

-

小さな島で変わらない日々を幸せに主人公。ある日親友に突然無視をされるようになり…物語はいたって静かで単調、その中で人間関係や生き方、価値観などいろいろと考えさせられる重厚な作品でした。そしてバリー・コ>>続きを読む

返校 言葉が消えた日(2019年製作の映画)

-

独裁状況下にあり、言論統制が厳しかった時代を舞台にした台湾のホラーゲームを実写化した作品。うん、確かに映画というよりはゲームだなと思ってしまった。せっかくの題材なので、よりストーリーやメッセージを際立>>続きを読む

RAW〜少女のめざめ〜(2016年製作の映画)

-

神童と呼ばれ、満を持して医学部に進学したベジタリアンの主人公。入学早々先輩から厳しい歓迎を受け、徐々に彼女に異変が起きる…おお、マッドでグロテスク… なのに不思議と話に引き込まれるのが癖になる。ただ、>>続きを読む

SHE SAID/シー・セッド その名を暴け(2022年製作の映画)

-

ハリウッドの性暴力をニューヨーク・タイムズが取材し、記事にするまでの軌跡をたどったノンフィクション。本国のオリジナルポスターに一目惚れ。日本版のポスター…!ですが、内容は大変観応えあり。ひとつひとつ無>>続きを読む

雨月物語(1953年製作の映画)

-

同名書籍が原案の、自身の欲望に目がくらんだ男たちとその家族を描いた作品。言わずと知れた名作。白黒の表現に、頭の中の想像も加わってより立体的に物語が浮かび上がります。また、描かれる女性の美しくしなやかな>>続きを読む

英雄の証明(2021年製作の映画)

-

借金を返せず囚人となった男性。ある日婚約者が偶然金貨を拾い、示談金にすることを計画する。誰もがメディア、SNSの情報を鵜呑みにし、自分本位に動き、保身に走る。今の社会を鋭く切り取った作品。その中で、フ>>続きを読む

わたしは最悪。(2021年製作の映画)

-

学問、芸術、多分野の才能を持つ主人公。しかしどこか人生に物足りなさを感じ、地に足がつかない。そんな中ある男性と出会うものの…30代の女性のリアルが痛々しいほど突き刺さる。けれども音楽と軽快なカメラワー>>続きを読む

ユンヒへ(2019年製作の映画)

-

日本と韓国、幼なじみの女性2人は想いながらも離れそれぞれの国で暮らしていた。娘の計画もあり、韓国から日本へ旅行に訪れる。2人が再会するシーンは目と表情でなんとも言えない感動を生み出していました。控えめ>>続きを読む

RUN/ラン(2020年製作の映画)

-

ハンディキャップを抱え、車椅子で生活をする娘と娘を支え暮らす母。ある日娘が異変に気づき、母を疑い始める。実際に私生活でも車椅子を使っているヒロインのキーラ・アレンの演技が光ります。作品としてはまずまず>>続きを読む

ナイト・オン・ザ・プラネット(1991年製作の映画)

-

5人のタクシー運転手とその乗客が織りなす物語を集めたオムニバス作品。ひとつひとつのエピソードが完成されており、飽きることなくあっという間の2時間。くすっと笑える場面もありつつ、登場人物のふとしたセリフ>>続きを読む

由宇子の天秤(2020年製作の映画)

-

ドキュメンタリーのディレクターをする傍ら父親の経営する学習塾を手伝う主人公。タフな取材を進める中、学習塾の生徒からある事実を告げられる。すべてのシーンで正解のない選択を迫られる緊迫感。主演の瀧内公美さ>>続きを読む

ある男(2022年製作の映画)

-

穏やかで幸せな生活を送っていた家族。夫の事故死をきっかけに別人を名乗っていたことが判明する。2時間の中に詰め込まれたシーンにひとつも無駄なところがない、素晴らしい作品。刑務所での映像はもはやホラー。ラ>>続きを読む

ザ・バニシング-消失-(1988年製作の映画)

-

バカンスに向かうカップル。途中のガソリンスタンドで彼女がいなくなってしまう。3年の月日を経て、ついに犯人と対峙する。ところどころに散りばめられている異常な描写が怖い。そして観ている側もどんどんと犯人の>>続きを読む

COME & GO カム・アンド・ゴー(2020年製作の映画)

-

大阪で起こったある事件を中心に、その地に生きる、あるいは訪れる日本人、外国人の交流を描く群像劇。始終穏やかに描かれてはいるものの、日本人も含め国籍問わず日本で生きることの大変さや深刻な問題を鋭く捉える>>続きを読む

ボイリング・ポイント/沸騰(2021年製作の映画)

-

人気の高級レストランの最も多忙なクリスマスの1日を、90分ノーカット、ワンショットで描いた作品。ノーカットってすごい…ぎりぎりの厨房の緊迫感が画面のこちら側にもそのまま伝わってきます。フィクションだけ>>続きを読む

グリーン・ナイト(2021年製作の映画)

-

1300年代イングランドで書かれたとされる物語をベースに映像化した作品。
遊び呆けている王族の息子がある約束を果たすために旅に出るお話。音、映像、不思議で美しい世界観を堪能できます。ただ、私には解釈少
>>続きを読む

ライフ・イズ・ビューティフル(1997年製作の映画)

-

運命的な恋に落ち、結婚した愛する妻、幼い息子との幸せな日々がある日突然ナチスによって奪われる。主人公の吐く明るく、コミカルで、そしてどこまでも優しい嘘に涙が止まらなくなる。観た後に勇気と強さをもらえる>>続きを読む

世界にひとつのプレイブック(2012年製作の映画)

-

妻の浮気により精神不安定になってしまった主人公が夫を亡くし自暴自棄になってしまった女性との触れ合いを通し成長する様子を描く。観た後に前向きになれる、元気をもらえる映画でした。個人的には原題のSILVE>>続きを読む

ドント・ウォーリー・ダーリン(2022年製作の映画)

-

快適な家、車、美しい街、完璧な世界で日々主人公。徐々にその完璧さに違和感をおぼえ始める。こういう設定好きだ。後半焦っている感じがしてもったいなかった。ミッドサマーよろしくフローレンス・ピューの絶望の演>>続きを読む

ギター弾きの恋(1999年製作の映画)

-

架空の天才ギタリストの半生をドキュメンタリー風の構成で描いた作品。作中で演奏される、数々のギターが際立つジャズが心地良い。やっぱりウディ・アレンの映画はすくっと笑える皮肉さがあって、それでもどこか爽や>>続きを読む

ビリーバーズ(2022年製作の映画)

-

カルト宗教の信者である男性2人と女性1人が無人の孤島で奇妙な共同生活を送るところから物語が始まる。人間の欲望と狂信がもたらすカオス。城定監督ならではの情事のシーンがますます狂気を色濃くします。過激描写>>続きを読む

恋はデジャ・ブ(1993年製作の映画)

-

売れっ子で天狗になっている天気予報官が、毎年恒例の取材で田舎町を訪れる。朝起きると昨日と同じ1日が繰り返されるストーリー。ラブストーリーもありつつ、生き方を考えさせられる、充実したタイムリープ作品でし>>続きを読む

こちらあみ子(2022年製作の映画)

-

人とはちょっと違う感性を持つ小学生の女の子が主人公。家族、学校での友だち、彼女を取り巻く環境を描く。音と視線。素晴らしかったです。個人的には、ともすると重く悲しくなってしまう内容をあくまでも主人公の目>>続きを読む

クレイマー、クレイマー(1979年製作の映画)

-

幼い息子を残し突如家を出ていった妻、妻との親権争いや、慣れない家事育児を通して育まれる2人の絆を描く。名作と呼ばれる作品にはやはりそれだけの価値があるなと思いました。テーマとは裏腹に、鑑賞中もその後も>>続きを読む

アフター・ヤン(2021年製作の映画)

-

近未来が舞台、夫婦と娘のもとに暮らすアンドロイドがある日突然動かなくなってしまうところから物語が始まる。オープニングが最高。必見です。始終静かで優しく、あたたかい感情に包まれます。家族とは、人種とは、>>続きを読む

20世紀のキミ(2022年製作の映画)

-

1990年代の韓国、主人公の女子高生と大親友、その大親友の片想いの男性とその友達が織りなす友情と恋愛を描いた青春恋愛作品。個人的には後半主人公が突然泣き出すシーンにぐっときました。一切の曇りないど直球>>続きを読む

>|