ぞしまさんの映画レビュー・感想・評価

ぞしま

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冬の旅(1985年製作の映画)

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最高だった、『円環性みたいなものがチラつくまえは特にそう思ったかな。群像劇みないにしちゃいかんと思うたな。
以下は最高であった理由たちなのだが、
『やさしい女』みたいだな、とか、なんども「チワワちゃん
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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

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やはりテナーだよな、と思いながら。(好きとか嫌いではなく)
あとこの編成は、やましたようすけトリオの影響なのか、とか。

ぶっといテナーが聴きたい、と思うが、でも実際には聴かない、私の現在地。

「す
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マリア・ブラウンの結婚(1978年製作の映画)

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最高、映画館で観たかった。

やはりこの顔の撮り方…一体どゆこと?と思いながら。

夫の死を聞き米兵に歩み寄るのあの陰翳が、ひたすら好み。
カラヴァッジョの絵みたいな黒い男女のまぐわい、倒れるマリア、
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花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

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いろいろな方の感想を興味深く拝見していた。そのほとんどどれもに共感らしきものを覚えたので、物語のある普遍性が個(として)の見方を迫ってくるような側面があるのだろう。

最近とみに思うが、時は流れる、ね
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フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(2021年製作の映画)

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情報過多だがそれがどうにもペラペラに思えて、フォローする気が失せてしまった。劇場で見たらもっとハマれたのかな。

男はつらいよ 寅次郎紅の花(1995年製作の映画)

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ひょんな形で何気なく観てしまった。
悔やむとかではないが、勿体ないという気持ちも少し。

満男がおじさんを嬉しそうに発見したときの顔。

寅さんがリリーと一緒に帰ったときの気持ちを簡単に説明できない。
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男はつらいよ 拝啓 車寅次郎様(1994年製作の映画)

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名作と思う。
舞台は琵琶湖のほとり。劇中歌も史的でよい。

祭りで。↓のくだりで笑ってしまった
付き合っている人いるの?
いると思う、それともいないと思う?
(忍び寄る、いつの間にいる寅さん)
いたっ
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怪物(2023年製作の映画)

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残りあとわすがで、時間切れだったが、推理仕立てで引き込まれながら観ていた。
離陸が近づきヘッドホンのコードごとフライトアテンダントさんにぶち抜かれた、アーメン。

サイレントラブ(2024年製作の映画)

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映画館で。
むちゃくちゃ、抑制が全く感じられない。イベントを詰め込んだだけと感じられて、それを隠しもしない、興ざめ。

こんにちは、母さん(2023年製作の映画)

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飛行機で

大泉さんがやはり面白い
予定調和的コメディというと失礼になってしまうのだろうか。
足袋の採寸のシーン、水色の着物が印象深い。エンドロールは花火と共に。

瞳をとじて(2023年製作の映画)

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どこかで見た言い回しがすりこまれてるのかもしれないのだが、確かに、映画の魔法が宿っていると信じられるような作品だったように思う。
そういう意味で、冒頭に一番感動しワクワクし観ていた。なんかタブッキの『
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ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

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実家で。
背中が3つ続くショット、ほうけてしまいながら観ていた。この映画は背中の映画ではないかと思うてる矢先に。

言葉がふさわしいのか分からないが、あらゆるシーンに人間を信じるという気概を感じられた
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男はつらいよ 寅次郎物語(1987年製作の映画)

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ストーリーとしてはだいぶひどい気がするが、満男のナイーブさが淡く光ってるように見えた。
早く、早く、あの四ツ谷赤坂麹町、ちゃらちゃら流れる御茶ノ水、が聞きたいよーと身体がうずく。

男はつらいよ 寅次郎の告白(1991年製作の映画)

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約一年ぶりに男はつらいよシリーズ観た。
感慨深い。
満男が鳥取砂丘を転がるときはスローモーション。急行で手をつなぐ二人。
鳥取弁てあんな感じなのかしら?
吉田日出子、昔飲んでいた人と面影が似てる。話し
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赤い砂漠(1964年製作の映画)

4.0

病or神経症的に拡大された意識、感官。
どこまでが夢(幻想と言うた方がよいか)でどこまでが現実なのか、よく分からないような世界では、終始機械音や電子音鳴っていて、居心地が悪く、うまく入り込むことがずっ
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オルメイヤーの阿房宮(2011年製作の映画)

5.0

すさまじい作品。
コンラッドが原作なのか、そして2012年作なのか。

美しいなと観てはいるが、あんまりこの話好きじゃないかもの方が若干強かったのだけど、後半からエンディングにかけて一気に引き込まれて
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私、君、彼、彼女(1974年製作の映画)

4.2

なんとゆったりした長回し、と観ているのだけど出立や別れはさっとしている。

砂糖食べてるシーン、何度も繰り返されるスプーンの動き…素晴らしいなと思った。

ドライバーとの性描写、笑えるような笑えないよ
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マルクスは待ってくれる(2021年製作の映画)

4.5

イタリア映画祭にて。
すごく良かったと思うけどなぁ。

双子の弟の死を見つめるマルコ。
実際の兄、姉、弟の恋人の妹
自作がかぶさってくる
弟からの手紙、自分も映画で何かできないか
返事を出したか出して
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アメリカ・ラティーナ(2021年製作の映画)

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画面が常に美しく野心的なカメラワークもあって、すごい(才能だ)なと思う。

一分の隙もなく物語が進行されるが、自分には説明過多に思われ、終始セットされる不穏さも同様に過剰に感じられた。例えばあのパイの
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セリーヌとジュリーは舟でゆく(1974年製作の映画)

5.0

ずーっとふざけてて最高だった。
冒頭の追いかけっこ、素晴らしい。
ラストの方で船が横切るときジーンとしてしまう。

光りの墓(2015年製作の映画)

4.5

関係性を意図的に(意図的?)に入れ替えてみてみえてくるもの。

足を愛撫するところは感動的なのだけど、やけに生々しい。

エンディングに向かう音楽、相変わらず素晴らしい。
解放だなっていつも思う。

オリーブの林をぬけて(1994年製作の映画)

4.0

3部作で一番好きだったかも。

エンディングは全てのフラれ男が観てほしいと思うたりしたのだが、これはなんだ。情けないうフラれ方。

毎回のようにキアロスタミって鷹揚だなと思って観ている。あんまり自分に
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