OSHOさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

アントニオ猪木をさがして(2023年製作の映画)

3.5

映画としてみたら、ぶっちゃけ全然ダメ。
この映画は、
「アントニオ猪木関係者へのインタビュー」
「アントニオ猪木の過去の試合のVTR」
「ドラマパート」
の3つに分けられるけど、
まず、ドラマパートは
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博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか(1964年製作の映画)

3.8

奇才、スタンリー・キューブリック監督作品の1つで、代表作の1つだけど、この作品も評価しづらいな。
好きだけど、好きじゃない映画。

第二次世界大戦後、米ソの冷戦下の核戦争の話し。
ロシアに原爆を落とす
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赤ひげ(1965年製作の映画)

4.6

黒澤明監督の代表作のひとつ。
はじめて観たけど名作でした。

江戸時代、
長崎で西洋の医学を学び、将来は幕府の医者になろうというエリートの若い医者(加山雄三)が、
通うことなったのは初老の赤ひげ先生(
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男はつらいよ 望郷篇(1970年製作の映画)

3.6

山田洋次監督は、実は5作目のこの『望郷編』で「男はつらいよ」シリーズを終わりにしようとしていた。

そこで、映画版のベースになっているフジテレビ版で妹のさくらを演じた長山藍子さんがマドンナ。さくらの旦
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ハッピー・デス・デイ 2U(2019年製作の映画)

4.1

『ハッピー・デス・デイ』の2部作、本当におかしい。1作目のときも書いたけど、タイトルとポスターの感じだと、ただのB級ホラー映画にしか思えないけど、本当は全然違う。
この2作目に至っては、B級ホラーとい
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short cut(2011年製作の映画)

3.7

三谷幸喜脚本でワンカット。
山道でのアクションシーンもあって、撮影時のトラブルも起きやすい。
つまり、三谷幸喜脚本の圧倒的な量の台詞を2時間分暗記しているうえに、アドリブ力も試されているわけで、それだ
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TIME/タイム(2011年製作の映画)

3.5

アンドリュー・ニコル監督の発想は好き。
『ダカタ』も『トゥルーマンショー(脚本だけ)』も『シモーヌ』も発想が好きだった。
この映画の金=時間=命というの発想も好き。

医学が発達した未来、遺伝子操作で
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イノセンツ(2021年製作の映画)

3.3

ずっとヒリヒリするような、不調和音を感じるような映画は嫌ではないけど、猫を殺したり、子供に犯罪行為をさせる映画は私は不快だった。

・団地に引っ越してきた主人公の少女
・重度の自閉症の主人公の姉
・重
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EO イーオー(2022年製作の映画)

3.1

ロバを通じて見た人間の愚かさ、滑稽さ。
ストーリーは全然違うけど、夏目漱石の「吾輩は猫である」の映像版とも言える。

玄人好みの映画って感じかな。
こういう映画を酷評したら「お前は映画がわかってない素
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ビリーバーズ(2022年製作の映画)

2.8

新興宗教の修行中という設定は悪くないけど、エロ的な要素も含めて、私はまったくリアリティーを感じなかった。

北村優衣さんは裸での熱演だし、磯村勇斗さんも、宇野祥平さんも演技は良かったけど…

城定秀夫
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薬の神じゃない!(2018年製作の映画)

3.9

中国で流行ったらしい中国映画。

白血病って薬で治る病気だったのか…
それすら知らなかった。
それと中国の保険医療はどうなっていたんだと思わせる映画でした。

白血病の治療薬は4万元(約80万円)。
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1秒先の彼(2023年製作の映画)

3.7

台湾の映画『1秒先の彼女』の日本リメイク、男女入れ替えバージョン。
台湾版同様、観たあと不思議な爽快感のある映画でした。

男女を入れ替えているだけで、ストーリーはほぼ一緒。
台湾版同様、リアルじゃな
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男はつらいよ 柴又より愛をこめて(1985年製作の映画)

3.6

1985年制作「男はつらいよ」シリーズ36作目
マドンナは栗原小巻さん。栗原小巻さんは4作目に続いて2作目のマドンナ。

タコ社長(太宰久雄)の娘朱美(美保純)が家出。伊豆下田にいることがわかり、寅さ
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HOUSE ハウス(1977年製作の映画)

4.2

超サイケデリックな映画。

狂っているという意味では、『時計じかけのオレンジ』や『ロッキー・ホラー・ショー』以上かもしれない。
風景が嘘っぽいのは『バービー』を彷彿させるし、
これが大林宣彦監督の変態
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ラ・ジュテ(1962年製作の映画)

3.5

何を見せられた?

白黒写真をパワーポイント風に映し出す。それにナレーションが入るだけ。
動画的要素は無い。

1962年にこの映画がつくられたのは、きっと凄いこと。

舞台は第三次世界大戦後のフラン
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さびしんぼう(1985年製作の映画)

3.7

大林宣彦監督の尾道3部作、3作品目。

青春エロコメディ要素が強い。
言い方を変えると大林宣彦要素が強い。
大林宣彦監督のスタッフをしていた人の話しを聴いたことあるけど、大林組は大林宣彦監督の独走をど
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椿三十郎(1962年製作の映画)

4.1

エンタメ映画として普通に面白かった。

正義感はある、血気盛ん、だけど、ちょっと間抜けな9人の若い侍たち。そこにやってきた凄腕の浪人(椿三十郎)がひょんなことからアドバイスすることになり、正義感のある
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セブンティーン・アゲイン(2009年製作の映画)

3.4

2009年のアメリカ映画。
1989年は、高校バスケのエースで学校のヒーロー、将来も嘱望されていたのに、
2009年、37歳のさえないおやじになっていた。出世もできず、子どもたちからはバカにされ、妻か
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トラック野郎 度胸一番星(1977年製作の映画)

3.0

八代亜紀さんが亡くなったニュースをきいて、心がざわついて、八代亜紀さん出演の映画を観てみる。

デコトラを走らせる「トラック野郎」シリーズって全10作もあったのですね。私は初トラック野郎。

菅原文太
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ミスター・ベースボール(1992年製作の映画)

2.9

過去に観た映画を全部アップしたつもりだけど、まだまだ残ってるし、いまだにちょこちょこ思い出しますね。
この映画はたしか当時、レンタルビデオで鑑賞。

アメリカでうまくいかなかったメジャーリーダーが日本
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さよなら銀河鉄道999 -アンドロメダ終着駅-(1981年製作の映画)

3.7

昔、テレビで観た記憶があったけど、ほぼ忘れていた。

松本零士さんの哲学というか、松本零士の男のダンディズム、男のロマンそのものの映像化なんだろうと思った。

前作では、永遠の命を持つ機械人間をつくる
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男はつらいよ フーテンの寅(1970年製作の映画)

3.5

『男はつらいよ』シリーズ。全50作中3作目。
唯一の森崎東監督作品。

監督が違うからかどうかはわからないけど、私のなかでは「男はつらいよ」で一番でせつない気持ちになった。

一言でいえば、今作は寅さ
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特別編 響け!ユーフォニアム アンサンブルコンテスト(2023年製作の映画)

4.0

京都アニメーション事件で、中断されていた『響け!ユーフォニアム』が帰ってきました。
事件のこととか思うとネガティブになってしまうけど、とにかく戻ってきて嬉しい。

中断する前の前作のラストで、部長にな
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ガンバとカワウソの冒険(1991年製作の映画)

3.6

「ガンバの冒険」に続編があるとは知らなかった。

白イタチのノロイを倒し、忠太たちを救ったガンバたちは、街に戻り、元の生活をしていた。
たまたま港町で忠太以外の6匹が揃い、そこでシジンの恋人が南の島で
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王と鳥(1980年製作の映画)

3.7

1980年制作のフランスアニメ。
高畑勲、宮崎駿他、世界中のアニメ界に多大な影響を与えていると言われている作品。

落とし穴などカラクリの多い城は『ルパン三世 カリオストロの城』、
城を守るために巨大
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バタアシ金魚(1990年製作の映画)

2.8

1991年当時、自宅近くにあった小さなレンタルビデオ屋さん。いつもこの『バタアシ金魚』だけは貸出中だった。そのレンタルビデオ屋さんもそのあとすぐに潰れてしまったけど、私にとっては30年以上ぶりのリベン>>続きを読む

リバー、流れないでよ(2023年製作の映画)

4.6

最初から最後まで、ずっと面白かった。
とある温泉旅館で、13時56分20秒から13時58分20秒を何度も何度も繰り返す物語。

少なくともこの温泉旅館にいる人たちの心と記憶はリセットされない。時間は繰
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キャプテンEO(1986年製作の映画)

3.6

ディズニーランドのマイケル・ジャクソン主演のアトラクション『キャプテンEO』
このアトラクションが映画にあたるのか私はわからないけど、Filmarksに項目があったので、一応レビューを書いておきます。
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THE WITCH/魔女 —増殖—(2022年製作の映画)

3.4

THE WITCHのシリーズ2作目。

前作では、こんなに可愛い女の子が本当に怪物級に強いのか、半分、信じられず最後まで観ていた。
でも、今作では、また可愛い女の子がでてきたけど、また怪物級に強いんだ
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波紋(2023年製作の映画)

3.5

新興宗教にハマってしまう人、それなりにたくさんいる。新興宗教にハマった主婦を主人公にした映画、はじめてかも。

新興宗教にハマる人もたくさんいるし、設定もリアルかもだけど観てて楽しくならない映画は苦手
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科捜研の女 -劇場版-(2021年製作の映画)

2.8

「科捜研の女」はじめて観た。
Wikipediaによれば、テレビ朝日で1999年から連続ドラマとして始まっていたのですね。25年間、私はよく一度も見なかったものだと思う。

科捜研は科学捜査研究所のこ
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淪落の人/みじめな人(2018年製作の映画)

4.3

家族、夢、愛の映画。
ストーリー展開はほぼ読めてしまうくらい本当にベタなんだけど、感動してしまった。
家で一人で観てたら号泣してたかも…

香港人の初老の男。
細かい性格で妻とは離婚、
事故で胸から下
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ヒックとドラゴン 聖地への冒険(2019年製作の映画)

3.7

『ヒックとドラゴン』シリーズ3作目、
1→2→3とステップアップする感じが良い。
通して観ると壮大な大河ドラマを観ている感じ。

1作目から映像が綺麗だけど、2、3とさらに映像が素晴らしくなっていく感
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17歳の瞳に映る世界(2020年製作の映画)

3.8

愛想が悪くて友達の少ない17歳。ある日、妊娠していることがわかってしまう。

2022年のフランス映画の『あのこと』も10 代の中絶について扱っているけど、
『あのこと』は舞台が1960年代でフランス
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.4

友達がいない方が、家族がいない方が幸せというデータを見たことがある。
お金をあまり持たない方が幸せという話しも聞いたことある。
仕事はちゃんとやった方が幸せだし、この映画の主人公の役所広司は究極の幸せ
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広がる、せかい(2022年製作の映画)

3.4

3週間にかけて、過去に観たけどまだFilmarksにアップしていなかった約450本の映画を一気にアップしました。この映画で最後です。

内気で友達もいない少女。
趣味は一人で絵を描くこと。

高校生に
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