tsura

映画 すみっコぐらし ツギハギ工場のふしぎなコのtsuraのレビュー・感想・評価

3.5
子供を連れて公開初日から足を運んできた。

いわゆる子供向けの作品だが、侮ること勿れ。
クライマックスは温かい涙が頬を伝うだろうから。

物語はしろくまが未だ北の国に住んでいた時から大事にしていたくまのぬいぐるみが今の住まいに届いた事から始まる。

あろうことか、破れ繕った跡に付けたボタンが道中で外れてしまった事から、ボタンを探す最中におもちゃの工場を見つける。
そこにいたくま工場長の誘いを受けておもちゃづくりを始めたすみっコたち。

しかし次第にこの工場に隠されたある真実を知った事からすみっコたちはある真実と対峙することになる…

かなり緩いながらもそれとは別に緩急は程良く、無駄を削いだストーリーの展開は旧作よりも素晴らしく見ていて飽きなかった。
それどころかすみっコ達の心の切なさや優しさまで描写しており、大人もちゃんと見れる素敵な作品に仕上がっていたと思う。

想いを繋ぐこと、心を込めて向き合うこと。そんな普遍的な優しさ、大切さが子供達に伝わってほしいと願わずにいられない作品であった
tsura

tsura