渡る事を捨てた渡り鳥のカモが一大決心を決めて家族と未曾有の大冒険へ！🦆
冒険心を擽り、家族愛と勇気を持つ大切さを感じさせるシンプルなメッセージ性。
それでいて鑑賞後の爽快感！
心に秘めたダイナミズ>>続きを読む
淡々と且つ抽象的な表現のまま、年月の揺らぎや変化を追い続けて帰納法的に帰結に結び付けるところまではアジア映画らしい佇まいがそこにはあった。
その中でこれまた欧米には少しイメージし辛い？"縁"や"前世">>続きを読む
★★★★★
歴史的大傑作
映像化不可能と言われてきた「デューン」の飽くなき挑戦、そしてそれを実現させた一級のアーティスト達の本気を見た。
芸術も突き詰めれば万人に刺さる最高水準のエンタメになる事が見>>続きを読む
男性のクリシェには聴き飽きた。
女性が女性である所以。
大胆、辛辣、魅惑的だけど挑発的。
なのに狂おしい程に愛おしく切ない。
まさに骨の髄まで、物語の奥底まで堪能、心酔。
本当に楽しかった、大満足の>>続きを読む
遂に観ました。
いや、もう大興奮、大号泣でした。
私の映画館デビューは
「ゴジラvsキングギドラ」
初めて観た時の事を身体は覚えてくれていた。だって伊福部昭のゴジラのテーマ曲の音楽が流れた途端、大粒>>続きを読む
年末ラスト見に行ってきた。
カウリスマキ作品との出会いは「過去のない男」で、あの作品を見た当時その表現方法の可能性についてハリウッドに傾倒していた我が身にはかなりの衝撃を喰らった事は鮮明に覚えている>>続きを読む
食べること。それは生きること。
映画の大半を調理と食事で紡ぎながら、その料理によって強い絆で結ばれたドダンとウージェニーを通して食の美、人生の旨味と苦味。エスプリを堪能。
至高の一作であった。>>続きを読む
なんて素敵な作品だろう
映画の中では極寒の観てるだけで肌を刺す感覚を覚える猛吹雪と、ときめく事すら忘れさせる寝台列車が舞台なのに、寒い日の一筋の陽光が仄かな温もりで心身を包み込んでくれる様に遣り切れ>>続きを読む
シチリアを舞台に若きニーノとジャンニのひとときの逢瀬。
夜を彩る筈の花火が、この映画の中では何処までも物悲しく切ない。
あまりに生きづらく本当の自分を隠さないと生きていけない私達のこの辛さ。
色モノ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
マエストロ：その音楽と愛と
レナードバーンスタインとフェリシア・モンテアレグレの生涯を通じての愛の変遷を描いたブラッドリー・クーパー入魂の一作
興味深い2人の関係。
前半部で、ニューヨーク・フィ>>続きを読む
フィンチャー版ネオ・ノワール、ニヒリズムで語られるプロフェッショナルの話。
暗殺の失敗から自らの流儀を心で反復しつつ愚直に(時に武骨に)仕事？復讐？するヒットマンの姿を追いかけた本作。
憧れてしまう>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
bittersweet
この形容詞が好きだ。
そしてこの言葉で表現できる感情も含めて。
廃校が決まったある高校の"最後の卒業式"を通して少女達の心の機微を追った群像劇。
あのときの微睡みも、言葉に>>続きを読む
子供を連れて公開初日から足を運んできた。
いわゆる子供向けの作品だが、侮ること勿れ。
クライマックスは温かい涙が頬を伝うだろうから。
物語はしろくまが未だ北の国に住んでいた時から大事にしていたくま>>続きを読む
ユダヤ人の大量虐殺に大きく関与したアドルフ・アイヒマンの処刑を巡り、市井のに焦点を当て歴史の瞬間を捉えたジェイク・パルトロウ監督の一作。
今再びイスラエルとパレスチナ（ハマス）の激しい応酬により戦争>>続きを読む
これは2023年の年間ベスト候補！
孤高の存在が及ぼす影響を描いた並外れた作品。
冒頭の講演で語られる彼女の言葉、熱。
ここの遣り取りから彼女の勢い、音楽、芸術作品との対峙を垣間見る事が出来る上に>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
スコセッシが放った206分はアメリカの黒歴史、隆盛の裏で流れた血の数々、先住民族の土地を土足で蹂躙する人（この作品で言う白人)の醜さ、人間の果てぬ強欲のまさに雪隠詰め。
それを全く飽きさせない巨匠の>>続きを読む
日本人監督の受賞やストライキの影響等、色んなニュースで話題となった先日のヴェネチア国際映画祭で脚本賞を受賞した話題作。
正直、パブロ・ラライン監督のベストでは無いけど今の世情を考えて放り込んでいる事>>続きを読む
このような作品を映画館で拝めるのはそれは本当に貴重だし、矢張り家で見るのとでは訳が違う。
だが、そうは言っても久々の映画館なのに睡魔と幾ら戦ったことか…😭
ただしこれがまた不思議なものでつまらない>>続きを読む
2023年度ベスト候補になる作品がいよいよ届きました。
鑑賞後、こんなにも心が潤い洗われたのはいつぶりだろう！
悲しみや赦しの涙ではなく、前向きになれる背中を押してくれる綺麗な涙…
この「ダンサ>>続きを読む
彼の作品には子供の頃に味わった感覚を蘇らせてくれる。
おもちゃの箱を開ける時のワクワク感、興奮と感動が詰まっている。
本作では往年のSF映画へのオマージュと舞台演劇への愛を示しつつ、物書きの言葉に潜>>続きを読む
もしかしたら見る者を選ぶかもしれない。
冒頭からかなり強引に持ち込む主人公と若い黒人男性との歳の差カップルの恋愛、セクハラ、人種差別、暗い影や過去を持つ者達の群像劇を2時間淡々と描く。
沢山のテーマ>>続きを読む
まさか泣くと思わなかった😭
今年最高の一本かも！
２つの世界、男女を二項対立させる事で不平等やマスキュリズム等の問題を可視化。
ある種、本来あるべきフェミニズムによって浮き彫りにするバービーの世界観、>>続きを読む
揶揄い。「付き合っているの？」という無理解な言葉が惹起する仲良しのレオとレミの間を引き裂く2人の心緒。
激流を降る様に後半は痛みが作品を覆い尽くし、その繊細に綴られた少年達の物語は私の体の、秘める心>>続きを読む
ディズニー映画史残る低空飛行興行スタートからの大逆転で損失補填して黒字計上した素晴らしい作品。
それは豊かなストーリーテリングが観客の求める声と合致し、結びついたと考えるべきで、つまりこの作品は多様>>続きを読む
男性同性愛を禁じる刑法175条によって繰り返し投獄されるハンスの異なる時間軸を基に自由、愛とはを描く一作
精神的･肉体的自由のそれぞれの違い、自身を顧みる後半の描写にLGBTQの解釈を越えた愛の普遍>>続きを読む
紺碧のカフタンと人生を紡ぐ。
モロッコの伝統衣装の仕立て屋を舞台に夫婦に訪れる受難を通して描かれる深い愛。
物語は襲の色目の様に繊細。
妻ミナの愛は深いが反面、寡黙なハリムが秘める苦悩は強く胸を>>続きを読む
時折、時間が過ぎてやがて心に引っ掛かったまま熟成して栄養になる様な作品がある。
今作は驚くくらいに距離感に重きを置いており、作品のテンポはシャルロット・ゲンズブールの母親つまり、ジェーン・バーキンと>>続きを読む
最高。
目眩くアクション、落ちないテンション、怒涛のストーリー展開、最上のマルチバース具現化、切なく淡い恋物語、ポリコレの正しい見解、アニメーション映像の限界への飽くなき挑戦。
前作を超える複雑>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
怪物を先日鑑賞してから未だ逡巡している。
確かに出色の出来で精緻な坂本裕二の脚本、是枝監督の力強い演出には舌を巻いた。
しかしクィアパルムの受賞で否応無しに耳目を集めたジェンダーの視点、セクシュア>>続きを読む
金熊賞受賞したばかりの最新作が早くも日本上陸。
セーヌ川のほとりのデイケアセンター「アダマン号」で連綿と続く人々の日々を寄り添う様に捉えたドキュメンタリー。
まだまだこういった問題は（病や障害な>>続きを読む
土砂降りの雨。
駅で立ち尽くす僕の前に、女性が傘を持って迎えに来た。
先日、試写会にて一足先に鑑賞してきました。
周りの年齢層幅広く親子（中学、高校生）やシニアの方々、会社帰りぽいOL、サラリ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
広大な大海原に投げ飛ばされた気分、とでも言えばいいだろうか。
久々に沢山の事を考え、思い馳せ、顧みて、意味を考察し。そうやって点と点を結び余白を埋めていく様な作品であった。
11歳のソフィと31歳>>続きを読む
実に等身大で心地良くて、監督の思う理想的な家族の在り方がこの作品に込められている気がします。
「午前4時にパリの夜は明ける」
タイトルも良い。何が良いって、誰かに語り掛けるかの様なその距離感で観客>>続きを読む
まさに極上の物語。
この熱い2人の友情の畢生の物語が心に沁みない筈がない。
丁寧で静謐でそれでいてダイナミックなこの作品の原作はイタリア文学最高峰のストレーガ賞を受賞し世界でベストセラーを巻き起こした>>続きを読む
終始楽しかった。
こんなに面白くてホロリとさせる、愉快痛快。そしてアカデミー賞7部門受賞！
今のところ受賞に文句無し！
ダニエルズの創造した世界を愛さずにいられない複雑怪奇で時空すら超越のコンテキス>>続きを読む
これは号泣ものだったが、まさか近くの席で鑑賞されていた方が嗚咽まじりの大号泣😭
逆に引いてしまって感動が薄まる事態に陥った、と言う悲しい話。
一児の父親として、それも作中のマイケルと子供が同年齢で>>続きを読む
