動乱の上海を舞台に没落ロシア貴族と盲目の元米駐在員の閉じた世界での美学。箱庭的で混沌のバランスを保つオレの店で、全てがいまにも崩れそうなところがまた、儚くてお上品な世界。クリストファー・ドイルのカメ…
>>続きを読む戦中上海ものの映画の雰囲気ってたまらんなぁ。植民地時代における国際的な緊張の中心地ってな具合で混沌の極み風だけれども、例えば『太陽の帝国』的な大変な動乱って感じでもない。しかしながら、元外交官と元貴…
>>続きを読むロシア革命で上海に亡命してる人たちもいたなんて知らなかった。でも、たしかにロシアは東西に広いから革命当時の居住地では中国方面に逃げるのは自然だよねと納得。
ストーリーは可もなく不可もなく。特別映像…
上海租界のキャバレーを舞台にした恋愛もの。
平和な狭い世界(上海租界)と不穏な世界情勢(日中開戦直前)の対比やら、ロシアの没落貴族やら設定が面白かった。これらはカズオイシグロの脚本のおかげなのかテー…
日中戦争直前、1936-37の上海租界。それぞれ大事な人を失った過去を持つロシアの伯爵夫人とアメリカの元外交官の恋愛。カズオ・イシグロのオリジナル脚本とのことで興味を持ったのだが、難解さは一切なく、…
>>続きを読むノーベル賞を取ったときから、カズオイシグロの小説か映画を読んで/観てみたいと思っていたのだが、ようやく遂に実現。カズオイシグロ作品初鑑賞。
いかにも小説的な映画で、情緒的で、きれいな作品だった。ただ…